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1781 最近では爆雷投射型の対潜ロケットなどの装備は、沿岸用小型艦でも新型艦ではほぼ皆無になっているようです。
昔は誘導魚雷の苦手とする浅海域ではまだまだ有効と聞いていたのですが、最近の短魚雷などは既に非誘導の対潜ロケットを駆逐するほどにオールマイティな性能を獲得してしまっているのでしょうか?
桜坂

  1. たぶん、対潜ロケット等の類は有効射程の関係で対潜攻撃武装としては既に無理があるのではないでしょうか。
    潜水艦がほぼ確実に誘導魚雷や対艦ミサイルを備えるようになった事と、対潜護衛艦艇の数量の減少は、一隻の対潜護衛艦艇が受け持ち制圧すべき面積を大幅に拡大しました。よって極めて短い射程しか持たない対潜ロケットは(それが有効射程内では対潜魚雷よりも場合によっては有力でも)役立つ装備では無くなってしまったのだと考えます。
    既に西側艦艇の搭載する短魚雷発射管には対魚雷用弾頭が装備されているという話もありますし、そうではなくても極めて小型軽量なので、最期の予備として備えるのはそれなりに意味がありますが、例えばボフォースのロケットランチャーやウェポンアルファのような装備は射界良好な場所を要求しますし重量も結構あります。そこまでのリソースを支払う価値は無いのでしょう。
    また東側艦艇ではRBUがまだ多数装備されていますが、これも主眼は対魚雷迎撃用といわれています。

    ああ、勿論、短魚雷の性能向上も凄まじいレベルで進んでいる事は疑う余地は無いのですが、恐らくそれ以前の問題なのだと考えます。
    SUDO

  2. SUDO様、回答ありがとうございます。
    そうですね。兵器としての世代交代のことばかり頭にあって、交戦環境の変化の方には考えがいたっておりませんでした。潜水艦は基本的に息を潜めて隠れるか逃げまわるだけと…
    追いつめる為の数の確保が難しいなら、対潜艦艇に対する潜水艦の反撃(それで例え位置を暴露しても相手が単艦なら先に葬れば)も確かに現実的ですね。短魚雷ですら対魚雷用のCIWS的ラストディッチな兵器になってきているのですね。
    しかし、これなら昔ウワサにあった潜水艦水中発射の対空ミサイルも現実性があるのかしらん? 瞬間的に位置を暴露しても戦場に単機だけのヘリもしくは対潜機の場合、落せば残る対潜艦の反撃手段は無きに等しい?
    最近の技術革新と冷戦崩壊後沿海域に移ったと言われる潜水艦戦の様相がまるで想像出来ない桜坂でした(^^;
    桜坂

  3. >追いつめる為の数の確保が難しいなら、対潜艦艇に対する潜水艦の反撃(それで例え位置を暴露しても相手が単艦なら先に葬れば)も確かに現実的ですね。

    最近は逆に対潜艦艇が他の戦力とネットワークを組んでいる可能性がありえるので、単艦だからとなめてかかると逆に命取りになる可能性もあります。

    戦闘情報を各艦(戦力単位でも良いや)同士擬似リアルタイムで共有する為に、発見されたら手近な船を沈めても一番近くにいる艦艇の攻撃を受けたり、再探知されたりする恐れが非常に高くなる訳です。

    いやほんと、技術の進歩は付いて行くのが難しいですよ。

    ooi


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