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1784 初めて投稿させて頂きます。本サイトでは、「いい所なし」とされている第二次大戦時のドイツ海軍の艦艇ですが、他の国々と比べて、優れている点というのは全く無かったのでしょうか?
今までROMしていたのですが、ドイツの船達があまりにも可哀想になってきたもので...。
DAI

  1. 魚雷艇(Sボート)はおそろしく良い出来だったと思います。
    リュールセン社が開発した長さ幅比の大きい金属製丸底艇体は、現在でも沿岸用軍用高速艇の標準のひとつとなっています。
    また、魚雷艇用高速ディーゼル機関は信頼性が高く、英国のガソリン機関に比べて文句無く高性能といえるものでした。

    また、機動掃海艇(Rボート)はフォイトシュナイダー型スクリューを採用し、機雷原に入り込んでの掃海作業や対潜戦闘での微妙な前後進や操舵がしやすく、威力絶大でした。

    Uボートに関してはいうまでもないでしょう。

    そして、実際数からいっても戦果からいってもドイツ海軍の『主力』を担ったのはこれら3つの「ボート」であり、ドイツ海軍が大戦中に使った真に主要な艦艇は性能に劣る点はなく、むしろ優れていたと言ってもいいでしょう。

    空軍やイタリア軍の戦果ももちろんありますが、日本軍の戦果を差っ引いて、英海軍の戦艦2隻、巡洋戦艦1隻、正規空母4隻、軽巡20隻、駆逐艦120隻近く、護衛艦艇50隻近く、潜水艦70隻近くの多くを撃沈し、そのうえ数百万トンの商船のほとんどを撃沈している海軍の兵器が、まるで駄目だったはずはありません。
    まなかじ

  2.  実は、良いところも悪いところも表裏一体なんです。
     ドイツの艦艇の多くは最新のハイテクを積極的に導入していました。
     小型艦のようにそれが顕著な影響を齎す場合は概ね良好な結果を齎しますが、大型艦の場合は個々の要素が齎す影響は小さく、経験不足なところが足を引っ張ってしまってたんですね。
     恐らく戦争が無かったら、次の世代のドイツ大型艦は、かなりの改善が為された実用性のある艦になったでしょう。
     実はドイツの軽艦艇(ボート)も再軍備宣言前後の古い世代のは決してよい出来とは言いがたく、第二第三世代のボートが戦争で活躍していました(軽艦艇は代替わりが早い)
     それから考えると、ドイツ海軍は再軍備から日が浅く、充分な経験が無かった事がマイナスだったのでしょうね。

    SUDO

  3. 回答、ありがとうございます。UボートとSボートは知っていましたが、Rボートというのは、初耳です。また、自分でも調べてみます。
    DAI


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