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1811 1/700WLシリーズ「天城」を着工すべく道具、塗料やらを準備している者で、彼女に史実に沿った迷彩塗装を施そうと考えております。艦体はグリーン系の濃淡で塗り分けるのは勿論なのですが、高角砲や機銃らも同様に迷彩用塗料で塗られていたのでしょうか?箱絵を見る限り各火器は同じグリーン系で塗られているように見えます。
なお、もし他の艦で迷彩の境目が火器の位置にかかった場合、兵装も塗り分けが必要なのでしょうか?そうだとしたら、各火器のどの位置(例えば、砲身が艦首向きであるとか、首尾線上に対して垂直であるとか)で塗り分けるのでしょうか?
素人モデラー

  1. 天城個艦の迷彩状況はよくわからないのですが、一般論として母艦の迷彩は基本的に航海学校が作成した迷彩パターンを応用しているので塗色は舷側の塗り分け指定と構造物の指定、マスト等の指定という形になっているはずです。ですから舷側のパターンの延長線上にあるからといってそれに影響されて塗り分けられる訳ではない、ということになると思います。また、迷彩パターンは水線部、艦橋、マスト等に指定がありますからキット指定のものよりももう数色、色数が多いのではないかとも思います。
    BUN

  2. 天城が生きている時の写真は「丸エキストラ戦史と旅2”航空母艦武隊”」に掲載されています。これを見る限り、他の空母同様に舷外に船形を描いた迷彩です。
    GO

  3. 天城といえば、終戦後撮された大破着底した時のカラー写真が公表されてますよね。
    その写真を見ていると、対空砲台は(以下のあやふやな点を除き)単色のようです。

    また艦橋右舷にある高射装置台?と探照灯台?の手すり部分に黄色く塗られた(サビか?)ような部分が見られるのですが、意味は知りません。(対空砲台の手すり部分にも塗られているようにも見えるし、塗られてないようにも見えます)

    源五郎

  4. モデルアート5月号臨時増刊「軍艦の塗装」より情報提供します。
    高角砲はシールド部分のみ周りの構造物と同色です。
    機銃も同様にシールド部分のみです。
    境目が火器の位置に掛かった場合ですが、国によってだいぶ違いがあるようですね。
    ドイツ海軍の場合は本当に小型の砲塔でもキッチリと塗り分けられていますし、日本海軍の場合はおおむね重巡の主砲塔以上の大きさの場合塗り分けがされたようです。
    (「妙高」の最終時の2番砲塔は境界線で塗り分けられていますが、軽巡「多摩」の1番砲塔は境界線でもおかまいなしに単色です。)
    位置については首尾線上に対して垂直の状態で、ということで良いと思います。
    あとは件の本がどれだけ信用に足りる資料か?という部分に掛かってきます。


    きん

  5. ↑補足です。
    高角砲のシールド部分というのは砲側照準所楯と電動機室の外板のことです。
    砲身と駐退発条筒以外の部分と言った方が良かったかもしれません。
    機銃のシールド部分というのも戦時中に取り付けられた射手腰掛前面の防弾板のことです。
    紛らわしくてごめんなさい。
    きん

  6. 皆様、貴重なアドバイスをありがとうございます。早速参考にさせて頂き、起工します。ありがとうございました。
    素人モデラー


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