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1852 全体的な評価として日本潜水艦は優秀と聞きますが水上速力が速くて航続力が長い程度で水中速力は速くない、潜水限度は浅い、騒音はうるさくてソナーに引っかかりやすいとそんなに優れているような印象はありません。
水上速力と航続力以外で優れている(もしくは独特の部分)があったら教えてください。
架空戦記ファン

  1.  自動懸吊装置・重油漏洩防止装置・偵察機搭載の実用化・酸素魚雷・伊400級。このあたりが定番でしょうか?
    井中かえる

  2. 無気泡発射管とかも良好な部類だと思うな。
    備砲が比較的大きく多い(第二次大戦時ので言うなら顕著に大火力)>優れてるとは言わないが(^^;;

    SUDO

  3. 後、強いてあげるとしたら大型故の高い安定性ですかね。
    甲標的や回天を搭載して長距離遠洋まで進出した能力は高いものでしょう。
    烈風天駆

  4. 日本艦が、潜水艦の機能として最も優れていた点は、先にも回答されている「自動懸張装置」でしょう。推進器を停止して無音のまま一定水深にホバリングする機能、潜水艦なら当然と言われるかもしれませんが、当時それをできたのは世界で唯一、日本艦だけでした。
    WWII当時の潜水艦は、どの国の艦も必要に応じて潜水できる「可潜艦」というべきものであり、水上速力が速いことは敵艦隊や船団を追跡し、有利な雷撃位置を占めるには重要なことでした。
    また、隠密性を生かして敵泊地などを偵察できる航空機搭載能力も、当時としては日本だけが実戦運用していたもので、非常に画期的でした。
    この「自動懸張装置」「水上高速性」「航空機搭載」の3点は、高性能の95式酸素魚雷の搭載とともに、日本潜水艦が世界に誇る特筆すべき性能だったと思います。
    ただし、アメリカは性能を平凡にすることでガトー級の大量建造を行い、司令部の優れた指揮・情報収集力や高性能のレーダー・ソナーの開発装備により、潜水艦自体の平凡な性能を補い、また日本側の対潜兵器が稚拙だったこともあって、大きな戦果を上げたのです。
    対して日本は、潜水艦の個艦性能は優れていたものの、大型高性能のために建造に手間がかかり、活動を指揮・支援する軍上層部の情報収集能力は低く、レーダー・ソナーでも遅れ、ジリ貧の中で一隻一隻制圧されていくという悲惨な最後をたどりました。
    日本潜水艦の最大の欠点を上げるとすれば、艦の種類が多く大型高性能のため大量建造できなかったことと、電波・水測兵器が立ち遅れていたこと、そして何より敵艦隊への襲撃にこだわり、形勢が悪くなると隠密輸送などに逐次投入してすり減らすなど、あまりにも誤った司令部の作戦指揮に尽きると思います。
    つね

  5. 漢字間違えました。
    「自動懸張装置」(誤)→「自動懸吊装置」(正)
    つね

  6. 水中速力速くて潜水深度深の深いガトー級はそう平凡とは思いませんが…

    架空戦記ファン

  7. 95式酸素魚雷の性能は評価が分かれるところなんだろうか・・・・?
    ここぞという時の酸素のたんす預金としては優れてるかもしれんが(笑)
    北方不敗

  8. >水中速力が速く、潜水深度の深いガトー級
    このページの別館(?)である「真実一路」の「帝国海軍潜水艦伝習所」の記事にやその他の資料によれば、ガトー級の水中速力は8.7ノット(資料によっては10ノット)、安全深度は91m(SS-285バラオ以降は120m)です。
    (1942年計画では、ガトー級の改型で深度を180mにまで増したテンチ級が登場しますが、大戦への参加は昭和19年以降で、参加隻数も10隻と少数なので、評価からは除外。)

    確かに日本の海大型各艦は水中速力8〜8.2ノット、安全深度80m程度で、大戦に備えて建造された新型の甲・乙・丙型では、水中速力8.0ノット、安全深度は100mと、確かに上回っているように見えます。

    しかし、先の「潜水艦伝習所」の記事によれば、水中航続距離はガトー級は2ノットで48カイリと、先の甲・乙・丙型の3ノットで96カイリに対して約半分以下、海大型でも5ノットで5マイル程度ですので、潜水行動能力に関してガトー級がイ号潜に比較して優秀だったとは言えないのではないでしょうか?
    まぁ、イ号潜も水中行動能力そのものについては、他国の潜水艦と比較して特に優秀だったわけではなく、まぁこちらも「平凡」といったところだと思います。
    つね

  9. またまた記載ミス。
    5ノットで5マイル(誤)→5ノットで50カイリ(正)
    つね

  10. 複雑高価な複動機関を採用してまで水上速力を速くしたのは米艦隊の艦隊基準速力を上回るため、やたらと航続力が長いのは主力艦隊のはるか前方に進出して偵察追聶するため、最大潜航深度は決して浅くはなく、大型艦としては優秀な部類(大きい方が耐圧性能には不利)であり、騒音を減らす工夫があまりされていないのは敵の大艦隊の至近で行動する予定なので背景の水中騒音が大きく、それにまぎれこめるであろうとの判断によります。
    つまり、日本潜水艦、とくに巡潜や海大型は、太平洋を圧し渡ってくるはずの強大な米艦隊に喰いつくことを唯一の目的とし、それに対して最大限に適応したので、ああいう艦型でああいう性能になっているわけです。

    そういうわけなので、本来考えられていた場面と違う状況で性能を云々されても困るよ、というのが伊号の本音でしょう(笑
    あまりに想定に対してよく適応してしまったので、他の使い方への応用を許す余裕がなくなってしまっているのではないかと思われます。
    とくに20ノットを超えることを強く求められていた水上速力は、日本潜水艦、ことに海大型の応用力を乏しいものにした最大の原因だったと思います。
    この大出力機関が建造のボトルネックであり、騒音を大きくする元凶でもあったわけですから。
    まなかじ

  11. ↑8 「潜水艦伝習所」の記事ではああなってますが、実際のSS212/285/417級の水中行動能力は
    艦内冷房・空調を完全に効かせた場合で2kts@48時間、即ち96浬です。

     なお、安全潜航深度はSS212級で300ft、SS285/417級で400ft、SS475以降で450ftですが、
    最大潜航深度は1943年当時でSS212級が550ft、SS285級は600ft、ポンプ性能が改善された
    1944年以降ではSS285/SS417級で800ft、SS475以降で900ftに達しており、日本潜水艦と比較して、
    決して平凡な潜航性能だとは言えないでしょう。
    大塚好古

  12. 水中高速潜は、
    「優れている」と呼ぶに相応しいのではないでしょうか?
    無頼庵

  13. 71号艦などは圧倒的に「優れている」と思います。
    tackow

  14. ああ、それを言うなら、甲標的とか蛟龍なんかも性能は優れてると思います
    SUDO

  15. SUDOさん、おっしゃる通りの論法ですね。
    で、それを受けての僕の意見ですが
    日本の潜水艦をガトー級やUボートと比較するには、
    目的の違う伊号や潜高とではなく、呂号各型と比較するのが
    明快ではないでしょうか?


    無頼庵

  16. >71号艦って何ですか?名前からして試作艦の類でしょうか?

    架空戦記ファン

  17. >16.
    >71号艦
    マル3計画で1隻だけ建造された試作型高速潜水艦です。
    勝井

  18. >15
     でもね、呂号各艦も伊号と基本的な目的は同じなんですよ。
     可能な限り高速で敵艦隊の前方に進出して潜水して待ち伏せて雷撃ってのが基本的なところで
     そして米国のガトー級も同様だったんです。
     あろうことか決戦であるマリアナで大鳳と翔鶴食われてるんですよ・・・。
     レイテでも栗田艦隊の旗艦がいきなり沈んでます。
     ガトー級と伊号は十分に比較対象になります。
    SUDO

  19. SUDOさん。了解しました。
    無頼庵

  20. GATO級が平凡だと言うのはドイツ人と日本人(堀元美氏以来)以外にはなく、それも性能の数値比較だけを根拠にしているように思われます。実績を加味すれば、最も潜水艦戦に適応した潜水艦(システム)にして潜水艦戦争の覇者というのが公平な評価ではないでしょうか。質問者の言う日本潜水艦で優れている(もしくは独特の部分)の回答は、私は福井静夫氏の言う「エンジニアリングとオペレーショナルの優位よりもさらに高く、おそらく世界に冠絶し、絶後といわずとも空前であったのは、潜水艦乗員の至誠、すなわち軍紀と士気に加うるにその熱烈なる殉国の精神であった。」−日本潜水艦物語、であると思います。
    大塚好古氏シンパ


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