QQCCMMVVGGTT
1859  妙高型巡洋艦の第二次改装後の魚雷兵装は 93式魚雷 24本となっています
 4連装発射管が4基で16本 1番、2番連管に次発装填装置がついて これで8本、計24本
 となればよろしいのでしょうが 更に予備魚雷格納框と称する場所に 8本の魚雷が収められているようです
 しかし これを含めると 魚雷が32本になってしまいます
 魚雷が24本ということは この予備魚雷格納框の魚雷は定数に含まれないのでしょうか
セミララ

  1. はて、次発装填装置というのは予備魚雷格納框の魚雷を引っ張り出して装填するものだと理解していましたが
    まなかじ

  2. 1.で回答のあるとおりです。
     次発装填装置とは、予備魚雷格納所にある予備魚雷を機力(駆逐艦では発射艦の旋回動力を切り替えて使用したらしい)によって魚雷発射管に装填する機構のことを言い、資料によっては予備魚雷格納所も含めてそう呼んでいるものもあります。
     日本海軍の次発装填装置は、魚雷の再装填を20〜30秒で完了したとこのことであり、初弾の発射から定位置への旋回、再装填、発射位置への旋回まで、約1分30秒から2分ほどで行えたそうです。
     ちなみに米海軍の雷装は、基本的に発射管に装填した魚雷のみで、戦場での再装填をしない「1発射管1魚雷」方式で、日本でも15門の発射管を持つ駆逐艦「島風」や、重雷装艦の「北上」「大井」が、この予備魚雷をもたない方式です。
    つね

  3.  御回答ありがとうございます
     どうも言葉が間違っていたようで 伝えたい内容が伝わらなかったようです
     妙高型の図を見ると 1・2番連管の前方に次発装填装置付の魚雷格納框があって 1・2番連管に急速次発装填が可能となっております
     一方 4つの連管の中央部(左右に対しても前後に対しても中央)付近に魚雷の格納框があるのです
     前後2つの格納框に4本ずつ 計8本の魚雷が収められているようです
     図にするとこんな感じ



     ┌────┐           ┌────┐┌────┐
     │4番連管│           │2番連管││    │←次発装填装置付の魚雷格納框
     └────┘           └────┘└────┘



              ┌─────┐ ┌─────┐┌─┐
              │魚雷格納框│ │魚雷格納框││ │←煙路
              └─────┘ └─────┘└─┘



     ┌────┐           ┌────┐┌────┐
     │3番連管│           │1番連管││    │←次発装填装置付の魚雷格納框
     └────┘           └────┘└────┘

          後部←        →前部
    セミララ

  4. 格納框ではなくて格納筐かな
    セミララ

  5.  改装後の妙高型の場合、合戦の都度、次発装填装置に魚雷を持っていくのでは?とすれば、チューブ内に16本、格納庫に8本の計24本でつじつまは合いますが。
     ちなみに格納庫は16mm厚のDSで作られてたみたいですね。
    tackow

  6. 丸スペシャル 『軍艦メカ2 日本の重巡』によれば、セミララさんの言われる「次発装填装置付の魚雷格納筐」は、次発魚雷調整台となっており、シールドも付いておりません。(もちろん、外板によって風雨からは守られていますが。)本来の予備魚雷は中央の「魚雷格納筐」に格納されているようです。
    スペース的には応急的には32本搭載出来たと思いますが、搭載魚雷の定数には含まれないと考えられます。妙高型ではありませんが、最終改装後の摩耶では、次発装填装置があったにもかかわらず、発射管内の16本しか魚雷を搭載していなかったようですので、妙高型の場合も32本搭載することはなかったのではないでしょうか。(あったとしても緒戦の頃では?)
    ワレアオバ

  7.  御回答ありがとうございました
     う〜〜ん なんか納得です

     >妙高型ではありませんが、最終改装後の摩耶では、次発装填装置があったにもかかわらず、発射管内の16本しか魚雷を搭載していなかったようですので

     摩耶って 改装で次発装填装置を搭載したんですか? 私はてっきり搭載されなかったとばかり....
     あと 気になるのは 捷号作戦当時 最上や利根の戦闘詳報等からは 魚雷を16本搭載の感じを受けることです
     3連装発射管4基の巡洋艦がなぜ16本 と 疑問に思うことがあります
    セミララ

  8. >摩耶って 改装で次発装填装置を搭載したんですか? 
    う〜ん、書いたあとに気が付いたのですが、丸には『搭載した』って書いてないんですよね。下記のように書かれていてそれを私が搭載していると思ってしまった・・と言うの本当です。セミララさん、すみません。

    前記 日本の重巡 158頁より抜粋。
    『摩耶は、昭和十九年の兵装強化のおりに、発射管は九二式四連装一型に換装され、四基一六門になったが、搭載魚雷は戦局を反映して九三式一六本だけで、次発装填装置は不用だったようである。』

    これが、次発装填装置を元々搭載していなくて不用なのか、文字通りに搭載はしていたが用いず、という事なのか・・悩みができてしまいましたね。搭載したという資料お持ちの方、ぜひお教えください。

    あと、摩耶の発射管についてですが、当初89式連装4基で、のちに発射管を改造して93式を搭載したのではないかと思われますが、確証はないそうです。そして、最終改装で4連装を搭載しました。

    ワレアオバ

  9.  改装後の摩耶は、確証は無いものの、予備魚雷と次発装填装置は搭載していなかったという説が主流ですね。
    tackow

  10. >9
    そうでしたか。ご回答ありがとうございました。
    ワレアオバ


Back