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2056 先日、私が入手した特潜機関資料の中に、特潜用ではない”8.5立ディーゼル機関”の内火術教科書があったのですが、この機関がどの小型艇に使われたものかご存じの方教えてください。正式名を豫燃焼室式直立単動4サイクル無気噴油ディーゼル機関と書かれています。
ちなみに要目は以下のとおりです。
シリンダー数6、総排気容量8.55立、馬力70〜100
GO

  1. お答えになっていませんが、関連情報として・・・。
    スペックからすると、戦後も三菱ふそう(笑)のトラックT335などに用いられていた、6DB1型エンジンの前身だと思われます。ボア110、ストローク150の8.55リットル。馬力は1970年ごろで165PS/2300rpmですが、戦後の伸び代ということで。
    ノレツヲハイ

  2. ノレツヲハイさん、ありがとうございました。
    このエンジンの正体が判明しました。”いすずDA60型ディーゼルエンジン”でした。つまり特潜海龍のエンジンです。
    GO

  3. そうでしたか、手元に古い資料がなくて残念ながらDA60を確認できませんでした。
    想像ですが、たぶん三菱も同エンジンの量産に参加し、それを戦後のトラックに利用したものと思われます。6DB1という型番からも確率は高いと思います。
    陸軍の統制型も長いこと使われていましたし。憶測で申し訳ありません。
    ノレツヲハイ

  4. ゴミ。
    6DBの元は,手元の資料を読む限りではDB0に辿り着きます。
    (50年の時点で100ps>DB0)
    で,51年にパワーアップ版のDB5が登場し(130ps),54年には更にDB7が登場しています。
    で,58年には155psのDB31となり,同時にターボ付き185psのDB34も登場しています。
    59年にはDB31は165psに,DB34も220psへとアップしています。
    で,64年にクランクシャフト・クランクケースの形状見直しが行われ,それぞれ6DB,6DBTへと名称が変更されています。
     …あぁ,長かった。
    で,本家いすゞですが,戦後暫くは大型の車に手を出さなかったために,DA40系で事足りています。しかし,50年発売の大型リアエンジンバスBC系では,DA40系では出力が足らないという事で,120ps級エンジンとしてDA60系の生産再開を検討しています。
    しかし,DA60の生産のためにはラインをイチから構築せねばならず,コストが膨大になる――との事から,結局いすゞ自身はDA60系を放棄しています(この時は結局DA40系のシリンダーを使ってL6からV8へと設計変更したDA80型を生産する事に)。
     で,三菱DB0がいすゞDA60と同じ系統なのかはよく知らないのですが,もし同じ系統ならば,開発したいすゞが放棄して三菱がずっと使用という,いまいちよく分からない事態に(で,ありそうなのがやだ)。
    以上,ゴミで御座いました。
    ドザちん

  5. ドサちんさん
    書き込みありがとうございます。
    いすずDA60型エンジンは、たしか統制100型として量産されていましたから、三菱が作っていてもおかしくありません。
    GO

  6. >>5
    統制型(100式)は120×160なのでチョト違うと思われますが・・・
    統制型は日野が長いこと使ってました。(型番失念)
    ノレツヲハイ

  7. >日野の統制型
    統制一〇〇式は,日野が戦後生産したトラクタに使用されていたと思います。
    46年のT10トラクタに搭載されたDB53が,統制一〇〇式に相当すると思われます。
    T10トラクタはトレーラトラック用で,47年に発売されたトレーラバス用のT11ではエンジンがDA54(48年には更にDA55に進化)に換装されているようです。
    …このDA54って,DB53の系列なのでしょうか…?

    追加ゴミ。
    なお,日野のヂーゼルは50年に新開発のDS系に移り,統制型からは早々に手を引いていたと思います。
    統制型を長い間引き摺ったのは,DA40の発展形を使用したいすゞだと思います。
    ドザちん


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