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2325 昭和十一年に改定された帝国国防方針で述べられている潜水戦隊用の旗艦とは、大淀のような巡洋艦でことしょうか、それとも大鯨のような潜水母艦のことでしょうか。
ご教示お願いします。
中村

  1. 昭和11年の帝国国防指針では、7個潜水戦隊を整備し、それぞれに旗艦として6000トン級の軽巡を配備する計画であったことから、ここで言う潜水戦隊用旗艦とは潜水母艦ではなく、軽巡洋艦であったと言えます。
     ただし当初、この軽巡は老朽化した5500トン型の代替として水雷戦隊旗艦用軽巡(後の「阿賀野」級)と同一形式とする方針でしたが、長大な航続力を持つ巡洋潜水艦(甲・乙・丙型)の建造に伴い、潜水戦隊が敵主力艦隊を迎撃する作戦海域が、ミッドウェー海域まで前進したことにより、昭和13年に方針が変更され、高速水偵による長距離偵察能力を有し、通信指揮設備を完備した艦として計画されるに至りました。もちろん、この計画に沿って建造されたのが「大淀」です。
    つね

  2. ご教示ありがとうございました。
    中村


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