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2336 本来は、もっと自分で調べてから質問すべきかもしれませんが・・・。

現在の多くの軍艦にはCIWSが装備されていますが、
近い将来、短SAMがとって代わるとか。

水上艦艇にとって最後の盾としてCIWSって必要な気もします。
それだけ、短SAMの信頼性が向上する、って考えていいんで
しょうか?

お教え頂ければ幸いです。
ダイ

  1. ファランクス、ゴールキーパー等の機銃ベースのCIWSがRAM、ESSMといったミサイルベースのCIWSに取って代わられつつある主因はミサイルの性能向上もさることながら、機銃ベースのCIWSの性能不足にあるようです。よく指摘される問題点として、(1)短射程、(2)近代的ASMに対する撃墜確率の低さ- 機銃弾より早い超音速ASMや、亜音速でも回避機動をとる目標にはクローズドループスポテッテングはの効果が激減する。90年代にはこのASMの回避機動を念頭に置いた機銃ベースのCIWSやそれ用の信管が開発されましたが、採用されてませんね。
    トトカルチョ

  2. その認識は間違ってるよ。推測でモノを言わないこと。

    とって替わられつつあるなんてことはありません。より先行しての防御が必要になったため、ミサイル系による防護「も」必要になっただけです。CIWSが最後の盾であることはもう暫く替わらないでしょう。なお、phalanxで問題になっているもので最大なのはリロードの遅さと携行弾数の少なさ。つまりは継戦性です。
    sorya

  3. >3
    RAMのMk49ランチャーがマウントをMk15ファランクスと共通にしているのは、
    将来的にRAMの信頼度が向上した時点で全面的に置換を考慮しているからではないかとも思えます。
    実際、CVN68ニミッツはRAMしか搭載していませんし、その他のRAM搭載艦もCIWSを減らしてRAMを積んでいるようです(つまりマウントの数自体は変わっていない)。
    角度によってはRAMでしか撃てない、CIWSでしか撃てないという事態もありえそうな配置に思えます。
    ファランクスの信頼度(心情的なもの含む)と装弾数の少なさについては同感であります。しかし将来的にRAMとファランクスを共存させるつもりなら、一つのマウントにCIWSとRAMランチャ両方を装えたシステムを開発する必要があるようにも思えますが、今のところ聞いたことはありませんし、実際マウントの強度が足りるとも思えません。

    個人的な推測では、いまのところはRAMがCIWSに取って代わることができるのかを検討している、過渡期というか手探り状態なんじゃないかと思います。専ら現場の心情的な面で。
    Revi

  4. 今あらためて米軍現用艦の兵装を確認したのですが、
    各種揚陸艦艇にはRAMとCIWSを2基ずつ計4基搭載しているのが多いようですね。
    オースチン級(1965〜)がCIWS2基に対しホイットベイアイランド級(1985〜)やハッパーフェリー級(1995〜)だとCIWS2基+RAM2基です。よって上記「CIWSを減らしてRAM」という点は訂正します。すいません。

    しかし、それでも計画艦の中にはRAM2基のみ搭載としたものもありますし、現有艦艇でCIWSのマウントが2基しかない艦についてはどうするのかという疑問も未だ残ります。
    Revi

  5. あくまでも計画であることに注目。去年発表された海軍によるRAMの評価では、良い条件で2、実用域1という目標同時能力を晒してしまいました。今の状態が続く限り、RAMのみの搭載というのはありえないと思って良いよ。下手すればCal.50との混載になるね。

    >CIWSマウントが2しかないお釜
    ESSMが。
    sorya

  6.  取って代わられつつあるどころか、未だどれも取って替わるほどの所まで来て
    居ないというのが実情では無いでしょうか、それとミサイルタイプのCIWSは
    砲タイプCIWSの射程距離をカバーする方向で開発され始めた点にも注目する
    べきでしょう。
     ESSMはまともに実戦配備されていない事、またRAM自体は未だ実験段階
    な事にも注目して下さい、確かにRAMの方はある程度配備が進んでは居るんで
    すが、どの装備にも何らかのバックアップが存在する事も忘れちゃいけません。

     例えば、米艦にはシースパローや25mm機関砲等、ドイツでは3インチ砲や
    27mm機関砲等がありますし、ESSMも配備されれば有効でしょう。

     心情的な面かどうかはともかく、過渡期であるという意見には賛成です、まあ
    RAMもここまで来るにはずいぶんかかりましたし、ESSMは実用化未だって
    な感じです、今軽々しく判断を下せないのだろうと言うのはあるでしょうね。
     それに、特にファランクスCIWSは搭載がかなり簡単な後付け型のシステム
    である点には注意して下さい、例えばアーレイバーク級フライト2AはCIWS
    の搭載を取り止めてはいますが後日装備出来るだけのスペースを有していますし
    RAMが駄目ならファランクスCIWSにとっ替える事も難しい事じゃないです。
    ooi

  7. 一時期、海自のRAM装備(DEでしたかね)が取りざたされましたが
    sorya氏の話だと、装備は当面なさそうですね…

    すすむ

  8. 今のままならば装備されんでしょう。というか、海の場合phalanxの精度や火力に対してそれなりの満足度を持っていますし。それにしても継戦性に関してだけは同じ感想をもっていますが。因みに、RAMだけになるのは、飛翔中の5インチ砲弾に直撃できるだけの精度と、同時目標対処能力を0.1度以下の視野角度で制御可能になった頃かもしれません。

    >面白ネタ(?)
    CIWSつながりで面白いネタ。というかトピックス。現在、中国ではCIWS用の面白い弾頭を開発中です。その名も粒子型SFF。ライナーの替わりに硬鋼製ボールが平面状にびっしり2段に渡って詰まっている代物です。弾頭が爆ぜて暫くの間は低L/DのSFF弾のような形状で飛翔し、その後空気効力によって、そのボールがバラけるという弾種です。多分に低速HE弾の欠点をカバーしようとしているのでしょう。ただし、というか面白いことに中国においては(政治機構からか)学・軍の乖離が非常に激しく、学側で提案されたものはそうそう装備にフィードバックされません。
    sorya

  9. 20mm程度の弾丸では、LO-LO-LOの超音速ミサイルには当たりにくいし当てたとしても運動エネルギーの惰性で食らってしまうのでゴールキーパーは30mmになったと聞いたのですが、そのへんどうなんでしょうか?
    そういう報告があったにもかかわらず、RAMはどこまで本気なのか分からないくらいのんびりやってるし、かといってファランクスの後継が出てくる様子もないのは「個艦防衛などこんなもんでいだろ、俺たちにミサイルぶっ放す奴なんていねーよ。実際使うことなんて無いんだからそれより派手な新兵器開発しようぜー! ガハハハ!」という慢心があるのではないでしょうか?

    どうも

  10. >9
    >「個艦防衛などこんなもんでいだろ、俺たちにミサイルぶっ放す奴なんていねーよ。実際使うことなんて無いんだからそれより派手な新兵器開発しようぜー! ガハハハ!」という慢心があるのではないでしょうか?

     まあ、そうですね、シェアの過半数を占有したメーカーにはそういう慢心がよ
    く見うけられますね、中々面白いものです、閑話休題。

     で、ぐだぐだ言う前にまずは過去ログを読みましょう。

    http://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000927.html
    http://www.warbirds.jp/ansq/41/D2001475.html

     で、ゴールキーパーのメーカーであるシグナールやGE、40mmCIWSを
    開発しているボフォースの言い分に従えば大口径のCIWSが有利であると言う
    話になるのですが、メーカーが自社の製品に有利なPRをするのはむしろ当たり
    前なんで、その話を鵜呑みにする事は出来ないでしょう、上の過去ログにもあり
    ますがここの検索にCIWSで検索かけるだけでもずいぶんいろんな記述が出て
    きますんで、よくお読みになった方が宜しいかと思います。
    ooi


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