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2437 ちょっと変な質問をします。最近、艦船の模型を作っていて気付いたのですが、第2次大戦中の戦闘艦と現代の戦闘艦では艦尾の形状が違います。第2次大戦中の戦闘艦は丸っこい艦尾ですが、現代の戦闘艦は左右の舷に対し直角(平ら)です。なぜこのように変化したのでしょう?
マーフィー

  1.  角型の船尾はトランサム・スターンと言います。
     第二次大戦中というかそれ以前から、艦尾に大きな作業甲板を設けたり、特殊な設備を設置する艦艇では用いられていました。
     艦船の建造では船尾の建造が一つの隘路でもあり、工作を容易にする為に角型船尾を採用するようになったのが大量導入のきっかけの一つです。
     また実験等で、従来の曲型船尾よりも場合によっては推進効率等が優れる事があり、艦尾の甲板面積を大きく取れるといった利点もあるので、現代の戦闘艦で一般的に用いられるようになりました。
    SUDO

  2. 作りやすいからです。
    以前は直角に切り落とした形状の船尾(トランサム・スターン)は特に速度性能発揮、つまりスクリュー効率の有効利用の面で不利であると考えられていたのですが、第二次大戦中に米英日で量産された戦時急造型の艦船に多数が実用された結果、実際の損失は思ったほどではなく、わずかの工夫でこれまでの無茶苦茶に凝った形状のクルーザー・スターンに対しても大差ない性能が出せることが多くのデータとともに立証されたこともあります。
    まなかじ

  3. またかぶっちゃった(を
    まなかじ

  4. ありがとうございました。あの形状の艦尾はトランサム・スターンというんですね。私はてっきり戦後のデザインだと思っていました。私的意見ですが個人的にはトランサム・スターンの艦尾が好きです。
    マーフィー

  5.  写真等からでは分かりにくいかと思いますが、舷側と直角と言うよりも、船底がほぼ水平に近い状態で艦尾まで延び、そこから鋭角と呼ぶべき状態で立ち上がっていることに注目して下さい。実艦に乗ると良く分かるのですが、平らな船底が海面を押さえ込み、艦尾での逆流が起こりません。船側でも同様な効果はありますが、船底ほど顕著ではありません。体験航海等で乗艦する機会があったら、是非艦尾に行って波の様子を見て下さい(くれぐれも落ちないように)。艦尾喫水の分だけ海面が下がり、そのまま後ろに伸びて何mか先まで行くと、船底で押さえ込まれた圧力から開放されて大きく盛り上がります。旧海軍の高速艦に見られるような逆流がないので、推進抵抗は減少しているものと考えて良いでしょう。

    鉄人68号


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