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102 国内の橋梁や高速道路は、90式の重量に耐えられないと聞き及んでいますが、もし90式がその上を通ると、倒壊してしまうのでしょうか?

  1. 耐えられるものもあるし耐えられないものもあります。耐えられない橋や道路なら倒壊する危険があります。(N)


  2. タイガー戦車だってまともな橋なら補強して渡ったのだから現代日本の主要橋梁はまずは大丈夫でしょう。


  3. ただ日本の場合は細かい河川が多いです、そこにチョコチョコとかかっている橋が50tの過重に耐えられるかがちょっと心配。(高速道路は大丈夫では?と思ってます、民生用の重量物運搬用トレーラーでは50tを越えるモノが少なくないですから、ただし重量より接地圧の問題なので道路の底が抜けたりして^^;)


  4. ↑小さい河川だったら潜水渡河すればいいのか?(90式出来るよね?、出来なかったけ?)


  5. 実は何年か前に主要道路(国道とか)の橋梁は補強されています。ただし、戦車対策ではなく大型貨物車の交通量が増えたからってのが理由だそうですが(^^;)(Key)


  6. 話はちょっとそれるかもしれませんが、74式、90式は日本の小さい河川を渡れるんでしょうか。日本の河川ってだいたい河床から岸までの高さがそれなりにありますし、しかも護岸工事をやってる川が多いから結構急斜面になっちゃってますよね。そうゆう所や堤防の部分を戦車が登


  7. 続き)登る事ができるんでしょうか?


  8. ↑以前、戦車系の雑誌で、同様の指摘が有り、結果的に、国内で運用する限りに於いては渡河機能を与えても無意味との意見が載ってました/SUDO


  9. それと、重量問題ですが、ダンプの過積載状態の重量が40-50t有ることを考えると、幹線道路の橋は十分に耐えられると思います、どっちかっていうと、履帯でほじくり返す舗装の方が後々困るんでは(笑)/SUDO


  10. 国道だと20tから25t、これに余裕幅や地震時を考慮すると50tは余裕でクリアします。現に70tオーバーの特殊車両も希に走っていますので。なので橋梁上に戦車を敷き詰めたり密集集団に100km/hで通過されなければまあ平気。高速道路は更に強いですが、市町村の小規模橋は耐えられないものも多いかと。実際に橋を折ったダンプって新聞に載っていたりしますので。


  11. 昔NHK特集かNHKスペシャルかクローズアップ現代かでやってましたが


  12. 昔NHK特集かNHKスペシャルかクローズアップ現代かでやってましたが、耐用年数が大幅に減るそうです。どこかの大学の工学部で撮ったらしい実験映像付きでやってました。


  13. 一般的なトラックの場合は接地圧が戦車より低いはずです。 ですから接地圧はほとんど問題では有りません。 無積載の軽トラックでさえ戦車より接地圧が高いので。 まあキャタピラの形にもよるけど。


  14. 履帯ってそんなに道路に悪いのですか?ということは接地圧でなくて硬さの問題? でもそれなら傘をつえがわりに使う方がさらに接地圧の高さも加わって悪いと思うけど。 やっぱり振動の問題? 持ってるどの本にも、履帯自体の悪影響のことは書いてないです。重量の道路への悪影響は書いているけど。(ジュンコウ)


  15. ↑実際に路上移動用にゴムパッド付きの履帯というのが使用されていますから、悪影響はあるんじゃないでしょうか?


  16. ↑↑ブルトーザーが舗装道路をガタガタと走った跡を見れば理解出来るでしょう。それで下の方も書いている通り、舗装道路用のゴムパットが用意されています。(でなきゃゴムタイヤと違って金属製の履帯では路面を痛めます)


  17. 本題の橋にしてみれば強度は接地圧というか軸重で計算します、これが分散されている戦車は通過する分には同じ重量の過積載ダンプよりは優しいかも。橋の上に居座ったら同じですが。履帯については、今は禁止されているスパイクタイヤでかなり道路は傷んでいたのですから、戦車に金属履帯そのままで走られると道路(特に柔らかいアスファルト)にとっては悲惨です。土木車両も都市用のものは同じ理由で金属履帯を使っていない物が多いのです。


  18. 個人的な経験ですが、バブル期に工事現場の警備員やってたんですよ、ビル工事の現場で、50トン級の「金属」キャタピラのクレーンを出し入れするときに木の板を道路に引いて、その上を走らせてました、でもって運転をミスったのか、ちょっとはみ出たら・・・いやあ、戦車が何台も、そのまま走ったら大変だなぁと実感した次第/SUDO


  19. 履帯が道路に悪影響を及ぼすといっても、すり減るだけですから、割れたりしない分よいはずです。


  20. いや、今時分の暑い季節だとすり減らないで凹んだりします。いわゆる「轍掘れ(わだちぼれ)」ってやつで、バイク乗りには恐怖の対象。さらに金属キャタピラが熱で柔らかくなったアスファルトをかき出すので通過速度にもよりますが一瞬で砂利道になる可能性がありますよ。平常時にそんな事したら即座に「天下の悪者・自衛隊」です。


  21. コンクリートではどうでしょう?


  22. コンクリートは基本的にすり減るだけですが、剥離やクラックが発生するとそこからボロボロと剥がれ出すので(引っ張り強度全然無いですから)やはり金属キャタピラは宜しくないです。もっともそうならないように橋梁は路面をアスファルトで覆っているわけですから、普通はコンクリートが出る前にアスファルトを敷き直します。


  23. (補足)で、コンクリートむき出しの橋は、そもそもそういう「困ったちゃん」やら「重量物」の通過は考慮していないはずです。大規模橋でコンクリートむき出しというのは少なくとも私の知る範囲では存在しませんです。


  24. 郊外で2〜3kmくらいのコンクリートむき出しの道路がありました。橋ではないですが、全4車線なので、大型トレイラーがよく走ります。ということは、橋でないところではコンクリートむき出しのところもなかなか有るのでしょうね。(ジュンコウ)


  25. コンクリートはひびができたりするので壊れやすいですが、アスファルトならはがれても全体に伝染しないので戦時中ならかえってアスファルトが安全なのでしょうか?アスファルト敷きのコンクリート橋なら戦時輸送は大丈夫?でも全アスファルトの橋って有るのですか?(無さそう)(ジュンコウ)


  26. 全アスファルト橋は強度の点で無理がありますからありえません。橋梁以外のコンクリート部は重量に耐える意味ではコンクリートの方が長持ちするので使われています。下の話と矛盾しているようですが橋と違って壊れても落ちないのでアスファルトじゃ心許ない状況なら最終的なコストが安くなるだろうという所にはコンクリートが使われているようです。路面を見るとクラックを補修した後が大量に見つかるので管理は大変そうですが。(切れそうだから続く)


  27. (続いた)戦時に戦車の通過を考慮して橋を改良するなら上側に滑り止め付きの鉄板を敷いて下側からは鉄骨か何かで補強するのが無難かも。木材敷きでもいいですが木材自身の耐久力に難有りです。一般部分は「戦時だから我慢しとき」つって放ったらかし(笑) でも一番いいのは「戦車はキャリアーに積んで道路を走らせない」でしょうかね。


  28. (補足)下の話は戦車に問答無用の速度で通過されることが前提です。よほど炎天下でもない限り戦車に徐行して貰えば、アスファルトがちょっと凹んでキャタピラの跡が残る程度で済むとは思います。


  29. なるほど、アスファルトはコンクリートの劣化を防ぐための皮みたいな物なのですね。戦車が通るとそれがはがれてコンクリートむき出しになって後続車両にひびを付けられてしまうのですね。ところで、やっぱり一般自動車でもひびが入るからアスファルトをかぶせているのだから、履帯なら大変ですね。


  30. ↑↑接地圧を考えると変に思えますが、接地圧は履帯の凹面のことも計算に入れてるから平らなところでは凸面しかあたらずに、高圧がかかると考えれば、納得できます。


  31. まとめれば、・履帯の突出部が当たる・金属である・コンクリートはひびが入りやすい・アスファルトは柔らかい・・・・ということが舗装道路を戦車が走りにくい理由なのですね。もし履帯が平らな接地部だったら、ほとんど影響はないのでしょうか?泥道では滑るけど。(ジュンコウ)


  32. たしかにキャタピラが真っ平らならほとんど影響は出ないはずです。ブルドーザーなどで真っ平らなものもありますがアスファルトの上でも少々擦り傷が付くだけ程度だった記憶がありますので。でも戦車で真っ平らなキャタピラだと石鹸水でスタックさせられそう(for"マスターキートン"ね(笑))なんでちょっとイヤかも。


  33. 実際に米軍は潤滑剤を開発しました。非殺傷兵器つまりノン・リーサルウェポン計画です。この計画で作られた兵器は、湾岸戦争後期に使われたそうです。個人的には、ゴミ袋を何枚か敷いたら石鹸水の何倍も滑りそうだと思ってますが、火炎放射で燃えてしまうから(ゲリラの奇襲後の離脱なら使える)、今のところ液体が最も有効でしょう。(ジュンコウ)


  34. (補足)キャタピラに付いている滑り止めが道路にはよろしくないということで。重量の問題は普通車が走っても轍掘れはできますし、30tの過積載ダンプ1台は乗用車1万台分とかどこかで言われていたので戦車の威力は推して知るべしです。「滑り止めが無ければ」接地面積が広い分同じ重量のダンプよりマシだとは思いますが。


  35. あ、↑は2段下の補足です。


  36. また補足)下の話はおとなしく移動している場合の一般論で、姿勢変化で過重が偏った場合は柔らかいタイヤのダンプより固い金属キャタピラの戦車の破壊力の方が上になる可能性が高いです。あと戦車の動きは急発進・急停車なのでこれの繰り返しもかなり痛そうですし、針地旋回なんかされた日には・・・(家に帰ってくる間に思い至ったので念のため補足します)


  37. 超信地旋回ならなおさらですね。(出井氏の本には「信地」ってあったけど、「針地」っても言うの?)(ジュンコウ)



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