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151 戦車砲や榴弾砲にマズルブレーキをつけるとどんな効果があるのでしょうか。

  1. 発射ガスの一部を横または斜め後方に逃がすことで反動を低減し、後座長を短縮できるため、設計上、砲塔のレイアウトが楽になるはずです。
    短所としては、マズルブラストで周囲の土砂を巻き上げるため、射撃直後の視界を一時失うそうです。
    また、随伴歩兵が砲口の横にいると、小銃のフラッシュハイダは騒々しいだけで済みますが、下手するとなぎ倒されるかもしれないですね。
    ここで質問です。現代の戦車砲からマズルブレーキがすたれて久しいですが、皆さん後座長の問題をどうクリアしてるんでしょうか。
    M60がM60A1になったたとき、砲耳を前進させて砲塔を前後に延長したとありますが、同様の手法でしょうか。
    逆に流弾砲では巨大なマズルブレーキが付く傾向にありますが、牽引式だと駐退復座機を小型化でき、自重の軽量化につながると聞きますが、自走式だと、やはり高迎角で射撃するため、尾栓部が床と干渉するからなんでしょうか。

    #pragma

  2. > 逆に流弾砲...
    流弾ではなく榴弾でした。失礼しました。
    ATOKの馬鹿あああ!

    #pragma

  3. 戦車砲のマズルブレーキがなくなったのは、APDSあるいはAPFSDSを使うようになったせいです。マズルブレーキがあると、送弾筒(サボ)が砲口を出た瞬間に飛散できなくて、たいへん危険です。6ポンド対戦車砲も後期型ではマズルブレーキを外してますが、同じ理由です。
    後座長は駐退器の改良で解決してますが、それでも砲塔バスルがでかいのは、通信機や砲弾の収容はもちろん、高初速砲の後座長の確保という面もあるのではないでしょうか。
    自走榴弾砲は、その通りだと思います。
    まなかじ

  4. 不具合としては、第一にマズルブレーキを装着すると、発射時の爆風が埃を舞い上げすぎ照準が困難になる事なのではないでしょうか。低車高の独駆逐戦車は同時期の同型の砲を搭載した戦車と異なりマズルブレーキを外しています。
    BUN

  5. みなさん回答ありがとうございます。ところでWW2のドイツ戦車はマズルブレーキをつけているものが多く、連合軍の戦車でマズルブレーキをつけているものは少ないと思うのですが何故なんでしょうか?
    N

  6. 後期のドイツ戦車の備砲は、威力が大きいからでしょう。
    高初速で大重量の砲弾を撃ち出すので、反動も大きくなります。

    駆逐戦車に関しては、やはり戦闘室の広さによっているのでは?
    三号・四号突撃砲、突撃榴弾砲42、ヤクトパンターはマズルブレーキ装備です。
    四駆の場合、75ミリのL48より、L70の方が後座長が短いということはありませんか? L70はパンターF型のシュマールトルムにも改造なしで装備できたと思ったのですが…。
    ただ、ヘッツァーのL48未装備というのはBUN説によっている?
    ヘッツァーはとくに低姿勢ですしね…。

    それにしても、低姿勢で大きい砲口ブラストを出すのが不利ということになると、75ミリPAK40、十字砲架の88ミリPAK43あたりは運用上に不便を来たさなかったのでしょうか?
    露出地面に布陣するときは、砲口下に何か工事をするとか…。

    まなかじ

  7.  IV号駆逐戦車に於いては計画当初からマズルブレーキ無しの75mmL70を装備できるよう戦闘室の大きさもそれにあわせて設計されていたと思います。またパンターD,A,G型に於いてはマズルブレーキで反動の70%を吸収させるため、マズルブレーキ無しでは反動が大きすぎ、その為マズルブレーキ無しの射撃は禁止されていたようです。(G型までの許容値は12t?)F型では砲塔前面面積を縮小するためそれまでの砲架を再設計し駐退機を強化した結果、許容できる後座力は18tまでとなりマズルブレーキ無しでも実用に耐える目処が立ったため試作1号砲以外のKwk-44/1砲ではマズルブレーキは外されたはずです。(テスト用砲架に固定された試験用のKwk-44砲には付いていないようですし)
    Ketzer

  8. みなさん回答ありがとうございます。なるほど、マズルブレーキひとつとっても奥が深いですね。

    N

  9. 大戦中の連合軍戦車のマズルブレーキ
    米軍ではM4シャーマンの一部(M4A3E8など改修型76ミリ砲を搭載しているもの)、駆逐戦車のM18、M26パーシング(45年1月制式化だが)。英軍では75ミリ砲搭載のチャーチル7型、クロムウェル、17ポンド砲搭載のチャレンジャー、シャーマン・ファイアフライなど。ソ連軍ではJS2、3(122ミリ砲)、JSU152など。
    確かにドイツ軍ほど多くの車種に取りつけられていたわけではなさそう。また、ソ連は85ミリ砲の戦車(T34−85、KV85)でマズルブレーキ付はないようだが。
    アリエフ

  10. やっぱり、あれは付けなくてすむなら付けたくない物なのでは?

    また、第二次大戦や朝鮮戦争での映像を見ると
    発砲と同時に車体が反動で動くんですよね
    車体重量が十分にあれば、それほどの問題はないと思うのですが
    駐退機を強化して後座量を減らした場合
    車体にかかるストレスが問題になったのでは?

    砲架にかかる反動そのものを減らすことが出来れば
    射撃精度にも利益が有るのでは無いかと想像するのですが

    SUDO

  11. >APFSDS弾を用いる砲には使用しない云々

    はっきり言って正確ではありません。大筋では正解ではありますが。米陸軍で計画されてい
    た(キャンセルになりましたが)軽戦車にはマズルブレーキがきちんと存在しています。

    Armour onlineでも参照してください。題名は「さよならAGS」です。

    東屋文左衛門

  12. 「>APFSDS弾を用いる砲には使用しない云々」
    「>」の記号は引用の記号です。ネットでは常識なので気をつけてください。正確にはだれもこの通りの発言は誰もしていません。常識を疑われるし、相手の発言内容を自分勝手に曲解しての発言となりやすいので、注意が必要です。


    たぬき

  13. >戦車砲のマズルブレーキがなくなったのは、APDSあるいはAPFSDSを使うようになったせいです。

    ここでこのような文がありますが読みました?
    「>」が引用だから云々こそ本質とちゃうぜ?
    痛いとこつかれたから言いつくろってるようにしか見えないな。

    それは秘密です。


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