QQCCMMVVGGTT
245 戦前のソ連が戦車と対戦車兵器を異常に重視したのはなぜでしょうか?まさか、内乱期の戦訓ではないでしょう?
5904

  1. 戦車と対戦車兵器重視なら、ドイツも同様だったと思いますが。ロシア革命後、ソ連軍は軍の近代化に努め、27年にカザンに戦車学校を設立しトハチェフスキー元帥を中心に縦深戦術による機甲部隊育成が進められるわけですが、同様な戦術思想はドイツのグデーリアンやイギリスのフラーも提唱しています。その後、トハチェフスキーがスターリンにより粛清され、機甲部隊の整備は一時頓挫してしまうわけだが。
    平原の多いヨーロッパ・ロシア地域は大軍による侵入が容易で防衛持久には不向きであり、人口密度の高い中国と違い人民の海に敵軍を引きずりこんで消耗させてしまう戦略も取りにくい。先手必勝型の縦深戦術を志向するのは当然だったのではないでしょうか。
    なお、ソ連軍は伝統的に砲兵による火力を非常に重視しています。また、ドイツに比べ空軍がそれほど目立った、特色ある活躍をしていない(それでもIL−2の活躍は大きい)ように見えるから、かえって戦車や機甲部隊等の活躍が目立ってしまうのだろうか。確かにこの国は陸軍のウェイトが大きい国だけど。
    アリエフ


Back