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最近の戦車にはM2のような12.7㎜機銃が多く着いていますがあれをつけるよりジッパーのような小型の弾丸で1200発/分ぐらい打ちまくる機関銃のほうがいいと思うんですが何故なんでしょう? 紅葉饅頭 |
- それは地上目標への射撃を考えた場合に合理的という意味ですか?
BUN
- ジッパーって何?(;^_^A
わしゃあ『戦車等の車載機関銃=敵兵掃射&自衛用』と割り切って考えてるので。
原設計1917年という長い歴史を持つブローニングM2ですが、未だに西側各国で使われている理由は、1/12.7mm弾の高い貫徹力&低進弾道性 2/後継兵器が登場していない、の2点が大きいようです。
ブラック・タロン
- 戦車の12.7ミリM2は歩兵掃射と対空迎撃も兼ねているからこれ位の口径は必要なのではないですか?軽装甲車(日本のではナイ)位なら軽く撃破できるし。(そういや、12.7ミリの破壊力ってどんなものだろう?)
たしか陸自74式改のM2はチェーンガンに改造されているんでしたっけ?
ガンヘッド
- >12.7mmX99の破壊力:(武器Ans.Qネタだな(^^;)
貫通力くらいしか手元に資料がないんですが、厚さ10mmのT1防弾鋼板を距離500mからミリタリー・ボール(FMJ)で貫通するそうです(.30-06だと徹甲弾でないと貫通しない)。徹甲弾なら距離100mから厚さ20mmの防弾鋼板を貫通できるとのこと。
ブラック・タロン
- すいませんジッパーってナチスドイツのMG-42のことです。
発射音からヒトラーの電気鋸って呼ばれてそれがえーごだとそーなるみたいです。
紅葉饅頭
- 砲塔の上の機銃のことを言っているのでしたら、あれは本来対空機銃として装備されたからでしょう。ジッパー?聞いたことがありません。
BUN
- プライベート・ライアンの小説にはそうかいてあったんですが・・・
紅葉饅頭
- >4.MG42 をジッパー(ZIPPER?)と呼ぶという話は私も聞いたことがありませんが、一部ではそういう渾名も使われていたのでしょう。こういう場所ではなるべく多くの人に通じる呼称を使ったほうがいいですよ。
ささき
- MG42 と ZIPPER で検索をかけてみたところ、連合軍の兵士達がMG42のことをその発射音から
”Hitler's Zipper” と呼んでいたという話は何件か拾えました。
ですが電気鋸云々という話は確認できませんでした。
米英の兵士が言ってるんですから Zipper = 電気鋸 ってことはないでしょう。
ZipperはやっぱりZipper(チャック、ファスナー、etc)の意味のようです。
PT
- すいません以後気をつけます
紅葉饅頭
- 対空用という事は分かりましたがそんな物一挺や二挺つんで音速で飛んでる物体に当たるんでしょうか?かえってやり過ごさないと逆に気づかれて消される恐怖を味わう事になると思うんですが?
ひねくれ紅葉饅頭
- もうちょっと調べてみたところ、MG42は ”Hitler's Buzz Saw” とも呼ばれていたようです。
こちらが電気鋸ではないでしょうか?
PT
- 手元の戦車マガジン別冊を見てみると、ドイツ(レオパルト2)は7.92mmx1or2、日本(74式・90式)は12.7mmx1、アメリカ(M1)・韓国(88戦車)は12.7mmx1+ 7.7mmx1、ロシア(T-72など)は12.7mmx1、イギリス(チャレンジャー)は7.62mmx1。
そのほかフランスでは7.62mmx1、イスラエルが7.62mmx2(M2 12.7mmを砲塔上面に搭載した写真がありましたが主砲同軸と思います)
というのが主力戦車の砲塔上面の武装のようです。
7.7mmクラスと12.7mmクラスの機銃でどちらがいいかというのは「よくわかんない」ような気がしてきました。
たけぽん?
- >対空用という事は分かりましたがそんな物一挺や二挺つんで音速で飛んでる物体に当たるんでしょうか?
MG42 が現役だった頃はタイフーンやサンダーボルトやシュツルモビクなどのレシプロ戦闘爆撃機が相手でしたが…。
無いよりましの気休め、曳光弾を派手にばらまいて突っ込んでくる敵機を威嚇し照準線を狂わせる位の効果を狙ったものだと思います。
>かえってやり過ごさないと逆に気づかれて消される恐怖を味わう事になると思うんですが?
戦車が飛行機に喧嘩を売ってもまず勝ち目はないので、気づかれない限りはやり過ごすのが鉄則です。
対空戦闘を行うのはイザ発見された場合、黙って殺られるよりも撃ち返したほうが少しは生き残る確率が高いからでしょう。
ささき
- 音速のままで攻撃してくる航空機は無いと思いますが・・・(^^)
AB
- 心配しなくてもドイツ軍の戦車には、
「ジッパー」の末裔、MGー3が装備
されているはずですよ。
但し弾丸は、7.92mmでなくて7.62mm
NATO弾に変わっていますけどね。
たしか、スイス軍の戦車にも
MG-42の7.5mmスイス版が装備
されていたはずです。
どなたかカキコされていたように
米日露などは口径50をターレット
上に搭載してるし、仏英独の
ような西ヨーロッパ諸国の多くは
口径30クラスのMGを搭載
しています。
結局、その国の装備、地理、慣習などによって
搭載武器がちがうんであって
「最近の戦車」だから
口径50という訳ではないという
ことですね。
RM
- 以上はレオパルド2やM1A2のような
現代戦車の話です。
補足すれば、超音速での対地攻撃
というのは考えにくいですね。
Fー22は超音速での対地攻撃
を狙ってる(記憶カキコ)ら
しいですが。
と言っても飛行機相手には
ターレット上のMGは気休め
にしかすぎないでしょう。
しかし、ヘリ相手には、イランイラク戦争
において、ヘリからの対戦車ミサイル
の照準をそらすのに口径50
の射撃は役にたったそうです。
又、ベトナム戦争や中東戦争では
主砲よりもターレット上のMG
の方が歩兵の制圧には役にたった
そうです。
私見ですがターレット上にある程度、
高迎角を射撃できるMGを装備すれば
山岳戦や市街戦で、高所の敵を
射撃するのに有利であると思われます。
RM
- 補足の補足
米軍のM1A2は口径50と口径30のMGを
合わせて2丁ターレット上につんでます。
これは多数のMGで敵歩兵(とくに
RPGー7のような対戦兵器)を制圧する
というイスラエル軍のまねらしいです。
RM
- 砲塔上の機関銃については、江畑健介氏が「無いよりマシより遙かにマシ」と
評しておられますが、実際その通りではないでしょうか?
撃墜する、というのは余程の僥倖が伴わなければ不可能ですが、身の危険を感
じさせるでけでも大きな効果であると思います。
tackow
- 補足の補足
米軍のM1A2は口径50と口径30のMGを
合わせて2丁ターレット上につんでます。
これは多数のMGで敵歩兵(とくに
RPGー7のような対戦兵器)を制圧する
というイスラエル軍のまねらしいです。
RM
- そういえば、メルカバは車長と装填手のキューポラ以外にももう一丁機銃つんでましたな(.50くらいの?)。あれって、あの辺にもう一個ハッチがあったりするんでしょうか。
まさか、車長があそこまで這っていって撃つわきゃないでしょうけど。
居眠り将軍