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375 戦車の一部に大砲にライフルが施されていないのがあるそうです。命中率は下がりますが砲身の交換が少なくなり、初速が速くなって威力が増すようです。
このような形式の大砲は直撃を狙う戦車より、多数の砲弾を一定間隔の間に落下させて命中を狙う野戦重砲や戦艦の主砲に向いているように思います。第二次大戦中にこのような大砲はあったのでしょうか?
ロックマン

  1. MBT の一部が…というより、一部のライフル砲搭載MBTを除いて…のほうが正確だと。
    ついでにいうと、戦艦みたいなMBT に比べて超がつきそうな大口径砲の場合、ライフリング付の砲のほうが強度上軽くつきます。(ライフリングも強度の一部)
    sorya

  2. 始めまして。浅はかな知識ですが正しいと思われる分で。

    大砲では、基本的に実用化された物はないのでは。

    対装甲用の砲身からライフリングが無くなったのは弾丸の発展に原因があると思われます。

    装甲貫徹力を上げるために、大口径、長砲身化して行きましたが戦闘車両を無力化するのに装甲を貫通させるためには 弾 自体を細くする工夫もされて行きました。
    その結果 AP(徹鋼弾)→APDS(離脱弾筒付き徹鋼弾)→APFSDS(翼安定式離脱弾筒付き徹鋼弾) と進んでいきました。APDSまでは、弾丸の回転で姿勢を安定させていましたが、APFSDSは弾芯部が一段と細くなったためにF(Fin 羽)で姿勢を安定させるようになりました。砲から出ると弾筒が脱落して弾芯部だけになるので空気抵抗も減り、終末速度も落ちにくくなります。尚、貫通力を増す為に弾芯部は比重の重たい金属が使用されています。
    こうなると回転させるためのライフリングは不要となるために滑空砲が採用される様になりました。

    うろ覚えですが、今のMBTでライフル砲を採用してるのは、チャレンジャー ぐらいかも。
    それでも、砲弾にスリーブをはめてAPFSDSの使用も可能なはず・・・。

    野砲等は基本的に大量の炸薬を投射するのが目的なので太い弾の回転で弾道を安定させているようです。なお、実験段階?ですが砲弾に可動フィンを付けて誘導する物もあったような?(迫撃砲であったような・・・)

    ティン

  3. 野砲は遠距離射撃を任務としているんで翼つきのAPFSDSのような
    弾では風による着弾ずれが大きくなり使いにくいのではと思ってるんですが
    あってるんでしょうか?
    また滑腔砲はライフル砲より命中率で不利なんでしょうか?横風には弱いよう
    に思いますが・・・。
    taka

  4. 古い資料(?)ですが、航空ファン別冊「第二次大戦のドイツ 列車砲写真集」
    のP19写真解説とP90に“28cm列車砲K5(E)のライフルを削って31cmに
    拡大した滑腔砲身を用いるK5Glatt(グラット)が大戦末期に実戦投入された”
    ことが書かれています。弾丸はペーネミュンデ研究所が開発した細長いフィン付の
    特殊弾丸(31cm Sprgr 4861)とのこと。

    KI-100

  5. KI-100さん、修正ありがとうございます。

    そうか〜、列車砲であったんですね。
    勉強になりました。

    ティン


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