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208 各国地上軍・警察で使われているベストやサスペンダーシステムについて伺いたいのですが、
1、アウターポケットである、
2、収納品と体との間にはクッション材がない、
物が大半であるように思います。
やぶ漕ぎした際に引っかかりやすい、あわてて伏せた際に硬いものに体重が乗ってしまって負傷する、といった問題は生じないのでしょうか。市販のフライベスト等にあれこれ詰め込んで野山を歩くと上記トラブルが起きるのですが。縫製コストが上がる、着ていて暑い、といったマイナスも予測はできますが、外地と裏地の2重、間にポケットで表面に出るのはフラップやファスナーのみ、(肩あて以外にも)クッションつき、といったものは使用されていないのでしょうか。
はたの

  1. インナーポケットの軍服としては、ほかならぬ旧日本陸軍のものがそうです。
    兵にはひどく評判が悪く、米英支のアウターポケットの軍服がうらやましくて仕方なかったとか。
    インナーポケットでは、柔らかいものはつぶれてしまう、耐久性が悪い(あまり厚地の布を使うわけにはいかない)うえに修理が面倒、モノを突っ込む、引っ張り出すのにアクセスが悪い、あまり軍服向きではないようです。
    クッションに関しては、硬いものは、裾のポケットに入れるか、背嚢(雑嚢)に収めておけばいいのです。
    また、アウターポケットであれば、厚い外地にポケットがついていますから、ポケットの中にある堅いものも、結局、地面にある石ころと変わりませんが、インナーポケットでは外地に圧迫されるうえに薄いポケット裏地ですから、かえって痛いかもしれませんよ。
    「外地と裏地の二重で間にポケット」ですが、ポケットの底に穴があいたときのことを想定すれば、実用性があるかどうか…疑問です。戦地でめちゃめちゃに粗い使い方をする服ですしね。
    まなかじ

  2. まなかじ様、ありがとうございました。自分で縫い物もしますので、縫製と繕いの手間はわかります。また、どたどた歩く「普通の」兵士にはアウターポケットが向いていることも。ただ、やぶの中を横切っている細く強いつる草なんかがひっかかりやすいアウターポケットだと、隠密行動を旨とする偵察任務などでは困るような気がしたもので。
    はたの


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