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247  いつもお世話になっております。
 優れた(本当…?)対空防衛能力で有名なイージス艦ですが、自衛隊のものとアメリカのものでは差があるように感じます。
 私が判っているのは化学戦防御の有無ぐらいで、SAMの発射速度とかレーダー性能とか対戦能力、情報処理能力なんかに違いはないんでしょうか……?
雅彩人

  1. 質問文中の項目については全てアメリカ製パーツなんで、能力には差はないかと。
    むしろ日本が機械使いこなす腕前は本家アメリカも舌を巻く位で、少なくともシミュレーションレベルでは本家を上回ってるかもしれません。
    しかしどっちかというと日本がステルスについて今イチ(3くらい?)わかってない方が問題。あの巨大かつ仰々しいラティス・マスト!先の「あさぎり」級の壁としか形容できないヘリ格納庫といい、まるで「あたるんならここにして」といわんばかりの対レーダー無配慮。何とかしてほしいですな。
    勝井

  2. あさぎり型は別設計ではあるものの「改はつゆき」型とされ基本は52年度にDD基準構成艦として計画されたはつゆき型の改型なので、そこにステルス性を求めるのはひどく見当違いです。
    次のむらさめII型からはステルス性に配慮した艦型を採用しているので、艦の交代サイクルの早い海上自衛隊では他国より比較的早くステルス性に配慮した艦が行き渡ることでしょう。(行き渡らなくったって死活問題ではない様にも思えますが)
    艦のデザインはその計画年代とタイプシップを検討しなければ本質を見誤る危険があります。その兵器が今現在どう位置づけられるかとは別の話なのです。

    BUN

  3. >ラティスマスト

    あれ樹脂製なんですけど、やっぱステルス性に問題あるんすかね(^-^;)
    それはともかく、Jイージスだけじゃなく、イージス自体けっこうなステルス性ありますぜ。
    港湾誘導用レーダで確認しようとするとすぐクラッタに隠れてしまうので、進入してくるときは
    嫌がられるんだって。何度も無線で位置確認しなきゃなんないんで。

    ま。イージスのデザイン自体ステルス性の概念を取り入れた初期のデザインやからねえ
    将来的にはアクティブステルスの機能を付与するらしいけんど
    sorya

  4. >2
    私は真実を知らないので確証がありませんが。
    あさぎり級のヘリ格納庫側壁は、どうせ当たっても中はドンガ
    ラだから「当たるなら当たれ」と対艦ミサイルの目標となるた
    め「わざ」とRCSが大きい形状にした。という説があるのです
    が、真実はどうなのでしょう?御教授頂ければ幸いです。
    takukou

  5. 単純にはつゆき型の格納庫があまりに狭く、ヘリの運用上問題があり、中でも一般体験航海の際に十分な数の売店が設置できず雑予算が稼げない不具合が多発した為に拡大されたと考えるべきでしょう。
    BUN

  6. こんごう級のイージスシステムはアレイバーグ級と同じシステムで、タイコンデロガ級のイージスにくらべて劣っています。タイコンデロガが同時処理できるのが20目標なのにたいし、こんごう級アレイバーグ級は12目標です。
    あと違いと言えば127mm砲の砲門数とか、ヘリを搭載してるとかでしょうか。
    (ヘリの搭載については自信がありません。たしかタイコンデロガ級はヘリを二機つんでたと思うんですが)
    taka

  7. ↑こんごう型のイージスはアーレイ・バークとは異なり、より対空戦闘に特化したタイプになっています。
    ミサイルの同時射撃指揮能力はタイコンデロガに劣るかもしれませんが、対空戦闘指揮に関しては
    タイコンデロガに準ずる能力を与えられています。
    大塚好古

  8. ↑かなり不勉強だったようです。すいません
    taka

  9.  「きり」級の格納庫に関して弁護すれば、有事の際にはヘリ二機を運用可能とする、という
    要求があったためなんですけどね…。
    大塚好古

  10. (ゴミ)海上保安官がこんごうを見て言うことにゃ…
    「あ、うちの年間予算が浮かんでる」

    実話です。
    Schump

  11. 平面ではその面の垂直方向からのRCSは大きくなりますが、そこから角度がずれると急激に減少しますから、大きな平面を作ってそこにミサイルを引き付けようとしても、そうはうまく行かないでしょう。
    (N)

  12. >5
    やはり、聞きかじりで質問したのは失敗でした。反省。
    かなり以前、我が街になにを考えてかDDHがしかも2隻、巡業で来
    航したのですが、そう言えばあの時も正面装備費が大きかったのか
    も知れません。
    それと、小さな歓楽街が潤ったと噂には聞きましたが。

    DDH-Xが予算化された暁には「おおすみ」も巡業に駆り出されるの
    でしょうか?

    takukou

  13. →4
    その説の大元か分かりませんが,5年位前の世界の艦船に藤木平八郎氏が「あさぎり型の格納庫はRCS対策などどこ吹く風という感じだ。いや待てよ,あれはドンガラだけの格納庫にミサイルをおびき寄せようという深謀遠慮なのかも知れません」という意味の“皮肉”を書いていました。仮に引き寄せ効果があっても,シースキマーが命中するのは格納庫ではなく,その下方の船体だと思われるので被害軽減の効果は小さいのではないでしょうか。

    ただ,仏海軍は上部構造を集中させて総RCSを減らすのに対し,英海軍は上部構造を前後分散させて反射も分散させ,命中が1箇所に集中するのを避けるという話を同誌上で読んだ記憶があります(そのため共同開発は難しいという文脈だったような)。
     スタークの被弾などを見ても,ミサイルはマスト・前檣など最も反射の強い部位の水線付近に命中するようですし,一般的にCICもその付近にありますから,反射強度の中心をそこからずらして中枢部へ命中しにくくする設計法もあるのかも知れません。
    isi


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