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282 ジーニAAMについて教えてください

かつひこ

  1. それはAIR-2「ジニー」のことですか?それなら答えます。
    AIR-2「ジニー」は、Mk25原爆(爆発力1.5キロトン)を弾頭とした空対空ロケット弾です。
    搭載機はF−89J「スコーピオン」、F−101B「ブードゥー」、F−106「デルタダート」だったと思います。

    秋水改

  2. ↑F102デルタダガーも
    アリエフ

  3. ロケットですか?ミサイルって聞いた事有りますけれど。
    なぜ核弾頭なのかというと、命中精度の悪さを核の
    爆発力でカバーしようと言う事だそうです。
    猫又本舗

  4. これが開発されていた頃は、アメリカ人がいつ何時ソ連の核重爆編隊が北極を超えてアメリカ本土爆撃しに来るかと戦々恐々していた時代で、ジニーはもしそんな重爆を編隊ごと消滅させる究極の対空防衛兵器として開発されたものでした。
    ささき

  5. でも、1機で街1個消せるくらいの攻撃力を持ったヒコーキが大編隊で飛んでくるはずありませんね。自分たちだって観測機や電子妨害機と組んだ2〜3機の編隊とはいえないくらいのゆるい構成で三々五々いくつもりだったんだから。
    …てなわけでアホらしくなってやめた、んでしたよね?
    Schump

  6. そういえば、当時のアメリカ本土防空用のナイキSAMも核弾頭だったんですよね?。これも編隊まるごと撃墜のつもりだったんでしょうか?
    TUBO

  7. 暴論すれば、敵重爆一機に対して核弾頭一発使っても惜しくないくらいのつもりじゃなかったんでしょうか?一機でも侵入を許して一発でも落とされたら…。
    ささき

  8. どっちにしても、ハタ迷惑なミサイル。
    猫又本舗

  9.  新紀元社発行、 渓 由葵夫著の「奇想天外兵器 3 −冷戦の悪夢−」の
    中の、「第8章 ミサイル神話の時代」の中で、「F101B ブードォー」に付いて書かれている項で、AIR-2「ジニー」について触れています。
      それによると、
      AIR-2「ジニー」 核弾頭付き大型ロケット
      全長:約3m     直径:44cm 
      発射重量:376kg(約100kgがMk.25核弾頭)
      速度:マッハ3    射程:2400〜9600mほど
      威力:半径750m以内の機体は跡形もなく吹っ飛ぶ
      生産:1956〜62年までに数千発
        内、核弾頭付き実弾は約3150発、後は発射・搭載用訓練弾ATR−2
      退役:1984年
      となっています。
      
      また、核弾頭付き実弾の発射テストも行われているそうです。
      日時:1957年7/19 
      場所:ネバダ州ユッカ平地にあるネバダ・テスト・サイト
      発射母機:F−89J 6時55分インディアン・スプリングス基地から発進

      高度約7000mから発射。4.39秒後に地上サイトのコントロール電波
      によって爆発。
      爆発高度は4200m。
      ネバダの空中にノウ゛ァが光り、巨大なキノコ雲が出現。キノコ雲はやがてド
      ーナッツ状の雲に変化し、やがて崩れて消えていった。
      この時、爆破ポイントの真下(グラウンド・ゼロ点)に5名の士官とカメラ
      マン1名が待機。
      1時間その場所にいる事を命じられ、全員被爆。
      彼らは、「北米大陸上空で核爆発が起きても人体には無害」ということを
      証明するための、「デモンストレーション」の人柱として使われた。
      その後の精密検査によって、「彼らに異常は無かった」とされているが、
      精密検査後の消息は明らかにされていない。
      
    岩下 光


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