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382  大戦中、15ミリクラスの炸裂弾頭使用可能の航空機銃が目立たず、半インチから20ミリに飛んでいるように思えるのが気になります。15ミリ前後なら弾道の低進性と威力のバランスが取れそうに思えるのですが・・・。
 開発の流れや装備体系の問題、弾頭コストが破壊力の割りに高くしかも発射速度が大になるとなお高くなる、といったことは想像がつくのですが、それ以外に、メカニズムとしての問題点もあるのでしょうか。たとえば、15ミリクラスの炸裂弾頭量産は工作精度の限界で20ミリの場合よりも「格段に」困難であるとか・・・?
はたの

  1. 半インチ、つまり12.7mm級で炸裂弾頭を使った機銃は沢山存在します
    もし、そういった機銃を既に持っているなら
    15mm級を合えて新たに開発する理由は少なくなると思います

    っていうか、12.7mmと15mmじゃそれほど性能は変らないでしょう
    新たに開発して装備する必要性は、特に戦争している最中には疑問です

    また弾道の低伸性ですが、他の条件が同じなら大口径の方が良好です
    つまり、15mm機銃と20mm機銃を比較した場合
    一発の威力と命中率で20mmの方が勝ることになります>条件同じなら
    勿論、射撃速度や反動やら、他の問題も関るので一概には言えませんが

    SUDO

  2. 俺なんかは日本は何がナンでもMG151(15mm) を国産化し、完全統一すべき
    だったと思ってるクチなんだけど、現実は余りもの発射速度の早さに複座
    バネが簡単に壊れちゃったみたいなのねん。

    >本当に大口径が是なのか?
    そんなこたあない。日本のパイロットが欲しがってたブローニングなんざ
    口径の割には異常といって良いくらい弾が長い。これは一体何を意味して
    いるのかかんがえればいいんじゃなかろうか?
    sorya

  3. >2

    同一条件での話ですよ
    ブローニングと同様の空力特性の弾丸を20mmとか30mmで作って
    同様の速度で打ち出せば、それは12.7mmよりも良好な弾道になったのでは?

    SUDO

  4. MG151は弾頭部の絞り加工が当時の日本では出来ず、生産を諦めている経緯があったはず。
    また銃器の開発は時間がかかり、世界中の主要航空機銃を集めても数系統しか無いという事情も新しい15mm口径の機銃が登場しなかった背景のひとつでしょう。
    帝国海軍は零戦に20mmを搭載した後、次期戦闘機には13mm機銃を主武装にする方向へ方針変更した時期がありましたから、技術的問題が解決されれば、MG151の国産化の方向もあり得ない話でも無かったことでしょう。
    BUN

  5. >>3の人
    するとやはりなっがーい弾頭になるね。
    試しにL/D計ってみるといいかも。
    倍とまでは言わんけど、当時の水準で見ればでたらめに長いぞ。あれは。
    sorya

  6. もひとつ。
    誰も指摘してないようだけど、ブローニングは弾道の伸びの良さしか語られてないけど、貫通力も存外上だったり。
    少なくとも速度効果をノーマライズしたのち弾頭重量から威力を考えてみればそうとしか考えられん。
    sorya

  7. あとは生産設備の切替えの手間の問題があったとかいうのは穿ち過ぎでしょうか。戦時中に12.7mmをやめてしまうリスクは兵站上相当のものがあるかと。

    あとは、切替えの労力が報われるかの問題。
    例えば、炸裂弾を作るとして、薬量が1.7倍程度にしかならない12.7mm→15mmの切替えよりも、4倍以上になる12.7mm→20mmの方がインセンティヴが働くというものでは。

    12.7mm炸裂弾は、日独だけが実戦使用していたものと記憶していますが、「当時の日本にできた」ものですから、技術よりはむしろ「やる気」や「必要性」の問題ではないでしょうか。
    Schump

  8. >5,6
    ブローニングの 12.7mm 弾はドイツの対戦車ライフル弾が原形ですから、異様に長い弾頭形状は高貫通力を狙ったものだと思います。
    ささき

  9. みなさまありがとうございました。
    はたの


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