時限信管は、一般に黒色火薬を固めたものを所定の長さに組み合わせて、炸裂までの限秒を調整するようになっています。僕の手元の資料にはこの程度の簡単な説明しかありません(^^;;;
　ただ、このような導火線式の時限信管では、作動までの時間後差を何分の１秒以下にすることが難しい欠点があります。速く飛ぶ飛行機が相手の対空砲弾の場合、ほんのわずかな炸裂の誤差が命中率を左右するからです。また、時限信管をセットする人間にかかる負荷という人的な不確定要素も影響します。
　こうした時限信管の欠点を、電波反射を利用して作動させることで解決しようとした結果生まれたのが、近接信管の一種であるＶＴヒューズ（電波信管）です。
ブラック・タロン

えーと、第二次大戦中に対空射撃に用いられるような時限信管は、専ら機械式になっていたと思うのだけど。
弾頭に付いてる信管に、回転する部分があって、そこを回す角度で時間を調整すると言うのが一般的でしょう。

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