単に自分の情報不足だと思いますが（笑）、口径20mmを越える対戦車ライフルやアンチ・マテリアル・ライフルは聞いたことがありません。少なくとも、（曲がりなりにも）肩付けで射撃するライフル・タイプに関しては・・・
　口径20mmクラスは、既出の97式自動砲（旧日本陸軍）の他、ラティ、ゾロタン等いくつかあります。また、最近でも南アフリカ等で口径20mmのアンチ・マテリアル・ライフルが発表されています。
　個人的には口径25〜30mmクラスがあってもおかしくない気がしますが、一人で携行・操作・射撃が可能な代物になるかどうかが課題ですね。
ブラック・タロン

ドイツには 1941 年採用の 28mm-21mm 漸減口径(ゲルリッヒ)の Panzerbuchse41(PzB41) 重対戦車銃というのがありました。銃口初速 1400m/s で 500m における装甲貫通力 66mm と記録されています。これは対戦車銃とは言っても移動用の車輪を備えており、ほとんどミニチュア対戦車砲です。結局このクラスの兵器は対戦車銃の欠点(威力不足)と対戦車砲の欠点(人力で移動できない)ばかり強調されたものになってしまい、中途半端なので流行らなかった感があります。
ささき

アメリカで６０ｍｍ口径のライフルを造ったそうです。
これをうちこめば、ほとんどの戦車の装甲など軽く貫通すると言ってました＞
しかし弾薬を作るのに金がかかりすぎるそうです。
富嶽

＞3. 口径 60mm なら立派な対戦車砲ではないかと思いますが(^_^;)。それとも口径 60mm だけど歩兵が一人で携行して肩付け発射できるのでしょうか？しかし普通の薬莢式運動エネルギー弾で口径 60mm もあれば反動で歩兵の身体がポッキリ折れるか後ろに吹き飛びそうですが。ならば初速を下げて反動を抑制する構造にすれば…そして初速の低下を HEAT や HESH などの化学エネルギー弾で補えば…って、これはカールグスタフ 84mm なんかの無反動砲と同じですよね。
　そう言えば英語で無反動砲のことを「リコイルレス・ライフル」とも言うので、これも広義に見れば歩兵用対戦車ライフルのうちに入るかも？
ささき