QQCCMMVVGGTT
463 自衛隊の89式小銃は諸外国の小銃に比べてやたらと値段が高いと思うのですがそれに似合った性能があるのですか?陸上部隊の基本兵器である小銃がそんなに高いと言うことは本来マズいことだと思うのですが・・。


はさみ

  1. この手の質問は頻繁にありますが、まず、日本の防衛費が幾らで、その内、正面装備に幾ら費やされ、その中で質問の小銃購入価格が幾らなのかを考えて欲しいところです。大雑把な話ですが、何が高いと言って、一番割高なのは隊員そのものではないでしょうか。ですから高いから問題、高いから止める、といった単純な議論からは何も見えて来ないのではないかと思います。小銃の国産の意義が果たしてあるのか、といった問題はその後で考えるべきことでしょう。
    BUN

  2. 便乗質問ですみません。
    ・弾は1発いくら位なんですか?
      89式の値段からすると高そうですが…
    ・兵1人辺りは何本のマガジンを持っていて、携行弾数何発くらいでしょうか?
    ・89式に、64式のようにスコープを装着したモデル(89式狙撃銃?)はあるのでしょうか?
    ・「89式の3連バーストユニットは機関部から簡単に取り外す事が出きる」と本で見ましたが、実際に外して使用するような事はあるのでしょうか?(寒冷地とかで外すとか?)
    名無し

  3. 師匠もおっしゃってますが、自衛隊の額面コストの事言い出すときりが無くなりますよ。
    「なぜ国内生産すべきなのか?」と言う部分について良く考えてみましょう。
    安けりゃいいのであれば、T−55(一両数十万円との事なので90式1台分で数百両買えます)やAK−47(最安値不明)
    の中古を買いつければ死ぬほど大量の装備が可能ですが、その方がいいと考えますか?(極論ですが)

    考え方の問題ですけどね。
    ダークマター

  4.  89式小銃の値段云々についてはすでに言い尽くされている議論なので書くのは避けます(笑)。
     ただ、単純に製品として見た場合、89式小銃は他国の同クラスのアサルト・ライフル(M16A2、FNC、G36等)と比較して充分世界水準に達した製品であると思います。唯一欠点があるとすれば、セレクターが相変わらず右側面配置であるという点ですが、引っ張らないと回せない64式小銃のセレクターよりは操作性は上がっているし、射手の使い方次第でどうにでもなります。
     ちなみに、89式小銃の調達量は年間大体3,000挺前後(2000年度は2,937挺。防衛白書より)。結構な数に見えますが、普通科1個大隊〜連隊を更新できる程度の数です。調達開始以来の総数はまだ数万挺程度でしょう。陸自だけでも推定15万挺ある64式をすべて更新しなければならないのですから、予算の制約内でもうちょっとがんばって調達してもらわないと・・・(^^;(苦笑)

    >名無しさん:
    1/89式小銃&ミニミ用の5.56mm弾は旭精機が製造していますが(SS109に準じた弾薬とのこと)、単価についてはデータがありません。
    2/普通科隊員1人あたりの弾薬携行数ですが、現在の陸自の戦闘装着セットでは、30発マガジンが3個入るマガジン・ポーチを2〜4個携行するようになっています。また、戦闘装着セットの防弾ベスト(普通科用)もマガジン・ポーチを4つ備えています。
    3/89式小銃の狙撃用モデルの存在は今のところ聞いていません(どっかの写真で見たような気もするが定かではない)。
     もし89式小銃で狙撃用モデルを作るとすれば、レシーバー上部に直接マウントをセットできるので、64式よりは狙撃に適したモデルとなるかもしれません(64式はレシーバー左側面にマウントをネジ止めしているが、スコープが銃身の軸線上に位置していないので、狙撃銃としては少々問題ありとのこと)。ただ、軍用狙撃銃の主流口径が7.62mmクラスであることを考えると、89式小銃の狙撃用モデルの実現性は低いでしょう。その前に、自衛隊は64式の流用でない7.62mmの専用狙撃銃を導入するべきでは?(笑)
    4/89式小銃の3バースト機構はユニット化されており、取り外してセミ/フルのみにすることも可能です。既存のセミ/フル機構に無理矢理3バースト機構を組み込んで複雑化させたH&KのG3系用現行グリップ・フレームよりは遙かに利口な選択でしょう。
     実戦で89式からバースト・ユニットを外して使用するかどうかは状況によるでしょう。とはいえ、実戦でわざわざバースト・ユニットを外さなくても、選択しなければすむわけで、バースト機構のユニット化は、どちらかというと整備上のメリットを重視したものかもしれません。
     89式に限らず、3バースト自体繊細なメカニズムなので、拘泥地等での作動の確実性については未だ評価が分かれるところです。
    ブラック・タロン

  5. BUNさんは人件費の方が高いと言いますが、それは他の一般労働者の給与ベースを考えたら仕方のないことです。
    徴兵制にでもすれば別ですが。
    89式小銃の価格は色々考えてみても高いと思います。
    BUNさんは、国防のあり方をマクロ的に論ずるべきだと考えているのだと思います。
    それはまったくもって正論ですが、個々の諸問題もなおざりにされるべきだとは思いません。
    tama

  6. 中国軍は小銃が日本円にして千円位の値段だ、という話を又聞きで聞いたことがあるが、本当にそうだとしても中国が日本にその位の値段で輸出又はライセンス生産させてくれるだろうか? まず、相当な値段に吊り上げて金持国日本に売りつけるだろうね。それでも、いくらか国産より安いとしても、信頼性や部品の供給上のリスク、日本が独自改良する場合に相手国の保有するパテントの関係で「待った」がかかったりするかもしれない。もちろん、生産国や兵器によって事情は様々であり一概には言えないが、かなり慎重に考えなくてはならない問題ではあるんだけど。
    ところで、日本の兵器は高いから外国から輸入せよというが、それなら何で日本で売られている輸入車の価格を問題にしないんだろう?。アメリカ車と言ってもメキシコからの安い労働力と世界各地から集めた安い部品で作っているから、日本車より安く売ったっていいと思うんだけどね・・どう思う?
    アリエフ

  7. 輸入車なんですが、私の知人がトヨタのディーラーに勤務してまして。米国から
    「押しつけられた」キャバリエという2400ccの乗用車を売ってます。
    値段はとても安いのですが、彼曰く「国産車と比べて何処が悪いという訳ではな
    いのに」「ぜんぜん売れない」との事でした。「営業マンがいくら頑張っても駄
    目だなぁ」と匙を投げてました。

    そういえば、名前は忘れたんですが韓国製の安いクルマも売れているというハナシ
    を聞きません(スタイルはおしゃれなんですが・・)

    やっぱ、我が国では「輸入車」はある程度値段が高くないと駄目なんでしょうか?
    tackow

  8. >2.便乗質問ですみません。・弾は1発いくら位なんですか?
    >4.1 1/89式小銃&ミニミ用の5.56mm弾は旭精機が製造していますが(SS109に準じた弾薬とのこと)、単価についてはデータがありません。

    に関して大雑把な回答をいたします。 数万発購入の場合です。
     旭○機製での単価。
     9mm拳銃弾(普通弾)−−−−おおよそ@200〜250円
     5.56mm小銃弾(同)−−−同300〜350円
     7.62mm小銃弾(同)−−−同350〜450円
     38.スペシャル弾(同)−−−同150〜200円
        こんな値が当たらずとも遠からずのはずです。
      普通弾とは:FMJフルメタルジャケット−−銅の被甲弾−−ミリタリーボールとも言う。

    ちなみに
    1,米国やドイツより .38SPや9mmを数千発(数万ではなく)輸入した場合、為替相場&輸入手数料&関税にもよりますが、双方とも@数十円(絶対@100円以下)の価格です。 
    2,K察蝶さんは、自前の工場をもっていて、ほとんどの量を自主生産しています。 確か弾頭は主に鉛弾のはず。と思う?? 交番のおまわりさんに聞いて!!
       以上 参考まで!!    
     

    奇跡の発動機?誉

  9. >8の警察の弾について
     警察官のハンドガンに装填されている弾薬(執行実包)は、ラウンド・ノーズ(丸頭)のFMJと聞きます。鉛弾はリロード弾で、学校等での訓練用として使われているとか。
     弾薬納入は自前、旭精機製、輸入等いくつかあるみたいです。
    ブラック・タロン


Back