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帝国海軍の電探に関しての質問です。 1.なぜ、大和、武蔵は射撃方位盤のところに、二一号電探が2個装備されているのか? 15m測距儀が長くて余裕有ったから、予備を装備した?1個は高角測定用?まさか!! 1個づつ表、裏で同時スイープ? 送受信機も2SET装備? 2.防空駆逐艦 ”秋月”のメインマストにも二一号電探が装備されているが、アンテナが 360゜回転スイープ出来るだけの空間があるようには思えませんが!! そんな使用の仕方だったのでしょうか? 後期の”春月”以降から二二号と一三号のみ に変更している理由は? 戦時簡易化の為? 以上の事に詳しい方、回答お願いします。 PPIスコープ |
- 1の質問に関して、兵器に限らず需要な設備の2重化は民間設備でも行っています。軍艦では電路(電気配線)や発電機も損害時を考慮し大和、武蔵では厳重に多重化されていますので同じ電探や通信機が2台以上装備されていて当然かと思います。電探のアンテナ位置の事と思いますが、高い所が良い(何とかと鶏ではないですが)ので測距儀(主砲にも有った?)と同じ位置にくるのでしょう。
2HB
- 需要→重要の間違えです・・・はずかしい
2HB
- ついでに、測距儀って回転させますから、
その辺でもレーダー搭載に都合がいいのでは?
勝井
- 大和の場合、二号一型電探はアンテナは2組ですが、受信機は1台だったよう
です。
秋月型ですが、回転出来るかどうかはきわどい所と思います(笑)、二号二型
と一号三型の併載にしたのは、そちらの方が性能が良く運用上も有利だったか
らではないでしょうか?
tackow
- 3人の方々に、早々回答頂き有り難うございます。
>2HB 氏 需要な設備の2重化---の件ですが、
大和の後楼に付いている一三号もよく見ると2重装備になっている様ですが、
他の戦艦や空母(たとえば大和型改造空母信濃でも)では2重装備が見られないんですよね。
米国海軍でさえ、アイオワ級戦艦、エセックス級空母、フレッチャー級駆逐艦にいたるまでも、同一機種レーダーの2重装備はしていない様ですが?(あくまで捜索用の物、
対空5゛砲 射撃統制用は複数有るみたい)
ん---、そこのところ どうなんでしょう?
>tackow 氏 二号二型と一号三型の併載---
戦争後期になると この組み合わせがポピュラーになってきてますね。
”松”型駆逐艦、”イ-58”潜水艦にいたるまで!!実用性はこちらの方が
良かったんでしょうね。---やはり二一号みたいな大型なんか製作していられない?!!
PPIスコープ
- >5
一号三型は二号一型の代替品、二号二型は新規装備と考えれば宜しいかと思いま
す。
大和は、3種で計5機のアンテナを装備しています。受信機の数は不明です。
tackow
- 2重化について、一般論とし重要な設備は2重化されるケースが多いと言う意味でご理解下さい。
2HB
- すんません、今頃なんですが、昭和18年に改訂された「艦船無線兵装標準」
では、電波探信機の戦艦への装備数として「1号3型3機、2号2型2機」とさ
れているので、大和型の場合もそれに準じたと考えて良いと思います。
それには「空母以上においては、受信機、送信機は2カ所あるいは4カ所に
分散配備する」との断りもあるようなので(無線機なども含まれると思います)
冗長性に関しての配慮もなされていたと思われます。
tackow