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552 相手の兵器を鹵獲してそれを参考に対抗するために設計された兵器には、具体的にどんなものがありますか?
OR

  1. 補足。第一次世界大戦以降の例をお願いします。
    OR

  2. 函館で捕獲したMiG-25を米国へ持ち帰ってF-15の参考にした。ってのを聞いた事がありますが・・・。
    ガンヘッド

  3. T-34→パンテル とか
    バズーカ→パンツアーシュレッケ(対抗じゃないかな?) とか
    もそうでしょうか

    taka

  4. 鹵獲したかどうかは知りませんが、
    ソ連の「アトール」というAAMはサイドワインダーのコピーだそうです。

    どんべ

  5. 2>
    Mig-25は2ヶ月あまりでソ連に返却しています。(亡命が9/6、返却が11/15)
    分解調査は百里基地で行っており、アメリカには運ばれていません。
    この調査にはアメリカの関係者も加わっています。
    PT

  6. >2 この当時(76年)はF15の量産型の開発が行われていたが、Mig25のデータがどれだけF15の改良に役だったのだろうか?機体の構造はかなり違うし、あまり参考にならないような。
    >3 BUNさんが既に書かれているように、パンターはT34とはかなり異なる戦車ですよ。砲塔をT34のような位置に持ってきた机上案があったりはするけど。
    鹵獲した相手の兵器を参考にしてどころか、ほとんど模倣したものとして有名なのは、ソ連版B29のTU−4でしょう。
    アリエフ

  7. 回答3はちょっと違うようですよ。
    いい例としては英独の電探かな。
    BUN

  8. 鹵獲−研究、対抗して、それを上回った程ではないてすが 同等の物として!
     (1.以外 物真似的。 陸戦兵器って、そんなもんなんでしょうか!!)

    1.独空軍 FW190A−3−−−>英空軍 スピットファイア\
    2.独軍 MP38シュマイザSMGー−−>英軍 ステン SMG
    3.米軍 M1ガーランド小銃−−−−>独軍 Gew41&Gew43 小銃
    4.独軍 MP44(StG44)突撃銃−−>戦後 ソビエトAK−47−−>
      イスラエル ガリルARM
    5.独軍 MG42 MG−−−−−>戦後 米軍 M60 MG
    6.日本軍 擲弾筒−−−−>戦後 米軍 M79 
    奇跡の発動機?誉

  9. ↑ううむ、問題は1から6まですべて「実はあんまり関係が無い」とも言える所かな・・・。
    BUN

  10.  ツッコミばっかりで申し訳ないですが・・・・・・(;^_^A

    >2.独軍 MP38シュマイザSMGー−−>英軍 ステン SMG
     むしろ逆っつーか、ドイツがステンをコピーして使った方では?
     大戦末期、ドイツはステンをコピーしたサブマシンガンを少なくとも2系統製造しています。一つはMP38/40のマガジンを使えるよう改造したモデルで、MP3008(ゲレート・ノイミュンスター)などが知られています。もう一つはステンMkIIをそっくりコピーしたモデルで、ゲレート・ポツダムの名前があります。

    >3.米軍 M1ガーランド小銃−−−−>独軍 Gew41&Gew43 小銃
     ドイツ軍が後のGew43に繋がるGew41の開発に着手したのは1941年です。一方、米軍が後のM1ライフル(ガーランド)に繋がる自動小銃の開発をスタートさせたのは1928年です。時期的に考えるとM1の方が早いわけですが、両者にメカニズム的な共通点は見受けられません。
     ちなみに、米兵たちはGew43のことを『ヒトラー・ガーランド』と呼んでいたとか。

    >4.独軍 MP44(StG44)突撃銃−−>戦後 ソビエトAK−47−−>
    >イスラエル ガリルARM
     MP43/44が戦後のアサルト・ライフルの原型になったことは確かといえます。
     ガリルは外観からしてどう考えてもAK47のコピーです(笑)。とはいえ、随所にイスラエル独自の改良を盛り込んでいます。

    >5.独軍 MG42 MG−−−−−>戦後 米軍 M60 MG
     M60マシンガンの作動機構を開発するに当たって参考にされたのはFG42と言われています。FG42はドイツ軍が降下猟兵(空挺部隊)用に開発したオートマチック・ライフルで、実質マシンガンと呼んでも差し支えない兵器でした。
     MG42は運用方法やメカニズム、製造技術等様々な面で戦後のマシンガン開発に大きな影響を与えた存在といえます。

    >6.日本軍 擲弾筒−−−−>戦後 米軍 M79
     擲弾筒は当時の他国の軽迫撃砲(60mm迫etc.)に比べて小口径(50mm)なものの、その分軽量(4.7kg)で構造も単純(発射筒と底板のみ)だったようです。これも戦後注目されたポイントのような気がします(必死になって擁護してないか?(^^;)。

     3で書かれたドイツのパンツァーシュレックは、米軍の2.36インチロケット・ランチャーM1(バズーカ)をコピー&改良した兵器です。口径を88mmにアップしているのが特徴です。ちなみに、米軍が口径を89mmにしたロケット・ランチャーM20を採用するのは朝鮮戦争からです。
    ブラック・タロン

  11. イーグルの部隊配備が74年12月、ベレンコが亡命したのが76年9月だから解
    析データが反映されたというのはありえませんね。


  12. 自称専門家の情報はアテにならないですね。(人による?)
    ガンヘッド

  13. ソ連の120mm迫撃砲をドイツが丸ごとコピっていたですな

    ただ、火器の類って、対抗してって言うよりは
    こりゃ便利だから俺も使おうって感じですよね

    対抗して設計された物としては
    日本陸軍の高高度戦闘機は鹵獲B−17がきっかけだったとの説に一票

    SUDO

  14. >11.配備後の運用方法とか、戦術機動などの面、
    あるいは改良型の開発には参照された可能性はないでしょうか?
    勝井

  15. >13.確かこの120o迫撃砲は,コピーにコピーを重ね,現在の自衛隊が装備している120o迫撃砲の起源だったような気がします.良いものは敵味方を問わず使うんでしょうかね?
    となりの大トロ

  16. >14 いい所ついている。鹵獲ではないが、かつてアメリカが、ソ連と仲悪くなった後のエジプトからミグ21、23等の実物を貰い受け、ネバダ砂漠で実際に飛ばして性能を調べたり米軍機と模擬戦を行ったりした。その成果が、湾岸戦争において米軍機がイラクのミグに圧勝したことにもつながっている。 
    アリエフ

  17. そう言えば湾岸戦争の時ミグ29での飛行経験のあるドイツ空軍将校がアドバイサーをやった,なんて話もありましたね。
    R

  18.  1950年代のアメリカの「我が潜水艦は深度3000ft、速度40kts+が可能」の発言に対抗して
    プロジェクト705(アルファ)以下の高速かつ大潜航深度の潜水艦が設計/建造されたのも
    これに該当するのかな。
    Okhotsuka Fruskiy

  19. 皆様、回答ありがとうございました。銃砲以外では思った以上に例が少ないですね。
    OR

  20. 設計思想の横取りや、要求性能の水準決定に利用された例はかなりありそうに思います。
    勝井


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