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554 米軍の2.36インチのバズーカはドイツ軍のMBT(特に5号・6号)を一発で仕留めら
れる能力が有ったのでしょうか?。
朝鮮戦争ではT34-85に歯が立たなかったと聞いたので質問します。
KTM250ED

  1.  ドイツ軍の戦車のことはよくわかりませんが,朝鮮戦争に使われた2.36インチバズーカの砲弾は第二次世界大戦中の在庫だったとのことです.また,宣旨大増産の製品であったことも関係あるかもしれませんが,弾頭部の炸薬がかなりれっかしていたと言われれています.更に,米軍が反撃に移ったときは確か3.5インチバズーカを携えていたこともあったと思うので,一概に比較は出来ないと思います.
    となりの大トロ

  2.  米軍の2.36インチロケット・ランチャーM1(バズーカ)の初陣は、1942年の北アフリカ戦線とのことです。最大射程550mで、直角に命中したときには13cmの装甲を貫通する威力があったそうです。撃破されたドイツ軍戦車のタイプや数等はわかりませんが、かなりの戦果を挙げたそうです。
     ちなみに、ドイツ軍は鹵獲したM1バズーカを原型にして88mmに増口径したドイツ版バズーカ、通称パンツァーシュレックを作っています。

     M1バズーカの大型版は、最初、大型化し装甲強化されたドイツ軍戦車に対抗するために計画されたものの、ドイツの降伏で中止されました。その後、朝鮮戦争で北朝鮮軍のT-34/85戦車に2.36インチバズーカが歯が立たなかったため、3.5インチに増口径したM20が開発されて大田防衛戦に送り込まれ、北朝鮮軍の戦車の3割を撃破する成果を挙げたそうです。なお、M20の最大射程は800m、貫通力は300mmほどです。
     M20は日本の陸上自衛隊にも供与され、89mmロケット発射筒M20改4型として使用されました。
    ブラック・タロン

  3. >2.M20 バズーカに関して補足します。
     全長:5ft1/4in(約153cm),運搬時 2ft6in(約76cm)
     重量: 15lb (約6.8kg)
     口径: 3.5in (89mm)
     ロケット初速: 340ft/s (102m/s)
     発射速度: 10rounds/min

     特長:1.本体チューブを含めてほとんどの部品を3.0t程のアルミニウムを使用し、
          従来の物より口径が約1.5倍増にもかかわらず、ほとんど同重量に出来ている。
       (えっ!! こんなので 戦車やっつけれるの!!と思うぐらい軽いです。)
        2.非戦闘時、本体の真中で半分づつに分解可能とし運搬時取り扱いを容易にしている。
        3.ロケット弾は電気発火であるが、バッテリー式ではなく、グリップ内に
          自家発電装置を内蔵し、引き金を引く事によって発電−−>着火の構造。
          メンテフリー。


      写真: http://www.awm.gov.au/korea/weapons/m20/m20.htm

    奇跡の発動機?誉

  4. やっぱり弾丸は成形炸薬弾なんですか?

    BOB

  5.  そうです>弾頭は成形炸薬
     成形炸薬は弾体の到達速度に関係なく効果を発揮する等の特徴があり、弾速の遅いロケット・ランチャーや無反動砲にはうってつけの武器でした。
     成形炸薬の実用化なしには、バズーカを含む対戦車兵器の発達はあり得なかったと言えるでしょう。
    ブラック・タロン

  6. 皆様、回答有難うございました。
    質問者


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