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597 前どっかで警察がニューナンブに代わる拳銃を採用するという話をどっかで
見た気がしたんですがオートマチックでした。ホントに代わるんですか?


ラプター

  1.  とりあえず新型ハンドガンは採用されています。
     一般警察官はリボルバーであることは変わりませんが、ニューナンブM60に代わってS&W M37(M36チーフズ・スペシャルのアルミ合金版)の調達が増えつつあります。
     オートの方は、機動捜査隊等の私服警察官用に、SIG/ザウェルP230(口径.32ACP)が調達されています。このP230は、デコッキング・レバーの他に手動セフティを追加した日本警察仕様で、最近Gun誌で写真が公表されました。
     あと、一部の特殊な部署(捜査4課等)向けとして、S&W M3913(口径9mmX19)が調達されています。
     これらの新型ハンドガンの導入に伴い、従来使用されていたブローニングM1910等のハンドガンは、老朽化品から逐次廃棄されているようです。
    ブラック・タロン

  2. ちょ、ちょっと待ってください。ブラックタロンさん。ブローニングのM1910?そんな古い銃を使ってたんですか?この国の警察は!
    矮鶏

  3. >ちょ、ちょっと待ってください。ブラックタロンさん。ブローニングのM1910?そんな古い銃を使ってたんですか?この国の警察は!
    僕が答えるもなんですが私服警官は結構愛用していたみたいですよ
    アメリカ陸軍も85年まで正式拳銃として使っていましたが今でも一部の部隊で使われるみたいですね(映画ザ・ロックでエドハリスが持ってたと思います)
    日本の刑事としてはルパン三世の銭型警部が有名かな

    けん

  4. >3
    >アメリカ陸軍も85年まで正式拳銃として使っていましたが
    それは「コルトガバメント」では?
    ガバメントは確かに銭形警部も使っていましたし。
    ブローニングM1910は不二子の愛銃でも有りましたね。
    ケンスケ

  5.  Gun誌等の資料を基に、これまで日本警察が使った&使っている(と思われる)オート&リボルバーを列挙してみます。

    *リボルバー
    ・S&W M1917  ・コルトM1917  ・S&W M36、M37  ・ニューナンブM60
    ・コルト・ディテクティブ  ・コルト・ポリス・ポジティブ
    ・コルト・コマンド(コルト・オフィシャル・ポリス) 他

     これらのうち、S&W/コルトM1917は.45ACP、それ以外は.38Sp.です。
     国産のニューナンブM60以外は、すべてアメリカから貸与されたor購入したものです。コルト・オフィシャル・ポリスは、旧国鉄の鉄道公安官が装備していたものを、JRの発足に伴い警察が引き継いだものです。

    *オートマチック
    ・ブローニングM1910  ・ブローニング・ベスト・ポケットM1906  
    ・コルト・ポケットM1903
    ・M1911A1(コルト・ガバメント)  ・ワルサーPPK  ・SIG/ザウェルP230  ・S&W M3913

     これらのうち、ブローニング・ベスト・ポケットは.25ACP、M1911A1は.45ACP、M3913は9mmX19で、それ以外はすべて.32ACPです。この辺は戦前を引きずってるみたいですね。
     ブローニングM1910やベスト・ポケット、コルト・ポケットは、戦前警察や民間で使っていたものです。M1911A1はアメリカからの貸与、ワルサーPPKはSP用に購入されたものです。

     戦前の警察は、.32口径または7.65mmのハンドガンが警察用として適当と判断して装備していたようで、中でも、軍民双方で多用されていたブローニングM1910やコルト・ポケットM1903が多かったようです。
     戦後、日本警察の組織の立て直しが行われた際、アメリカから警察用にM1917等のハンドガンの貸与が行われ、進駐軍に引き渡されていたブローニング等も一緒に貸与されました。また、民間から押収したハンドガンを警察用として装備することもあったようです。昭和30年代後半からは、増員分&老朽化更新分を輸入し、その後国産のニューナンブM60の調達を開始して現在に至っています。

     ブローニングM1910は私服警察官が主に使用しているようで、.25口径のブローニング・ベスト・ポケットも、一部の警察本部では女性警察官に支給しているとか。とはいえ、老朽化しているのは事実なので、S&W M37やP230等の新銃の導入により、逐次破棄されていくものと思います。
    ブラック・タロン

  6. 補足させて下さい。
    1.海上保安庁さんの使用銃。
      基本的に警察庁さんのリボルバーとほほ゛同じですが、戦後まもない頃(創設頭初)は
      旧軍のお下がり 南部十四年式を使用していた時期が有ったと思います。
      又、一部ではブローニングHPを使用しております。−−ました。?
      極少数ですが、現在 SIG P228(9mmParaX13連発)も
      使用しております。

    2.空港に居る出入国管理官て言いましたっけ。
      彼らもブローニング1910やブローニング1922を使用していたんでは
      ないかと思います。

    3.厚生省、麻薬取締捜査官。
      基本的には警察庁さんのリボルバーとほほ゛同じですが、何か小型オートを使用
      していたんでは?

    *確証ないですが、警察庁さんの使用銃に S&W M10 ミリタリポリスは
     どうだったでしょうか?

    *「アメリカから貸与されたリボルバーのかなりの量、照星(フロントサイト)がひん曲がっていた。
     まるで機械でわざと曲げた如く、どれも同じ様に!!」 
     という うわさを聞いた事が有ります。 邪推ですけれどもし本当なら、理由
     想像つきますね。

    軌跡の発動機?誉

  7.  さらに補足します(笑)。

    >海上保安庁:
     海上保安庁では、初期に14年式拳銃を使っていたみたいですね。あと、FN HPのほか、グロック17もあるとか。特殊部隊SSTはP226かP228を使用していると聞きます。

     ちなみに、戦後の警察でも、アメリカからハンドガンの貸与を受けるまでは、ブローニング等と一緒に14年式や96式等の旧軍拳銃を使用していたようです。ただ、アメリカが旧軍の武器を使わせるのを嫌がったのか、これらはアメリカ製リボルバーの貸与と平行してアメリカ側に引き渡されたそうです。

    >麻薬取締官:
     以前日テレの『スーパーテレビ情報最前線』で麻薬取締官の特集を組んだとき、麻薬取締官の射撃練習の模様が紹介されていました。
     オートとリボルバーの2種で、オートには何の理由があるのかモザイクがかかってましたが、オートはベレッタM85F(M84Fの単列マガジン版。口径.380ACP)、リボルバーはコルト・ディテクティブでした。
    ブラック・タロン

  8. >麻薬取締官
    えびちゅなところ(防衛研究所図書館あるとこ)の裏に研修所が。
    じつわわしの知り合いが事務官から麻薬取締官に転職(笑)
    遊びに来たときはナンブ持ってたなあ。ウチに銃下げたままやってくんなよ(苦笑)
    sorya

  9. この前のサミットの時に、ブローニングM1910か
    コルト・ポケットM1903らしい拳銃を携帯した
    某県警の制服警官を見かけました。
    (フルフラップのホルスターなので
    グリップしか見えなかった。)
    どうも私服組か、内勤組の応援のようでしたね。
    普通の警官は、年間に30発ほどしか撃たない
    そうなので、手入れをしてればかなり長持ち
    するのでしょう。

    一頃、日本警察の拳銃の70%はニューナンブ
    などどという資料を見ましたが、新拳銃の
    採用でこの比率が少しづつ下がっていく
    のでしょう。

    RM


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