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677 大きな対戦車砲を造るのは難しいことなのでしょうか?
47oまでで75はりゅう弾砲の改造日本軍使ってたし・・
47スケールアップした方が楽だしちゃんとした物が作れたのではないでしょうか?
紅葉饅頭

  1. 日本にも長砲身75mm対戦車砲もあれば、105mm戦車砲も存在します。大砲そのものとしては実に「ちゃんとしたもの」ですが、大量生産には至っていません。
    BUN

  2. 「雑草ノート」で宮崎氏が駐退器は剥き出しで・・・
    と三式中せんしゃをみてぼやいてましたがそれのどこがちゃんとした物なのでしょうか?
    紅葉饅頭

  3. ↑それは既存の90式野砲を改造したものです。90式野砲自体はノモンハン等で実際に対戦車戦闘に使われております。(どうやって照準したかは知らないが)また、3式中戦車以前にも1式砲戦車として、97式中戦車の車体につんでおります。BUNさんのおっしゃる75mm対戦車砲はおそらく試作終了したばかり、もしくは量産前に終戦となったもの、または量産するも遅々として生産が進まなかったもの、のではないのでしょうか?ていうか、それそろそろおしえてくださいよ師匠(笑)。どうせ5式に乗せる予定だった88式75mm高射砲改造の4式戦車砲のことではないんでしょう?
    P-kun

  4. ↑試製七糎半対戦車砲(ナト車)……かな?



  5. 五式戦車は長砲身の75mm砲です。88mmではありません。
    また、三式戦車は日本最後の戦車として応急的に75mm野砲を搭載したものです。五式よりも後に開発された戦車なんですよ。それに駐退器が突出しているのがいけないのなら四号戦車はどうなんるんでしょう。宮崎駿さんは時々御無体な発言をなさいますね(笑)。
    BUN

  6.  4式戦車の主砲は当初の予定は57mmで,急遽五式戦車用の75mm砲を搭載したいう話を聞いたことがあるんですが本当でしょうか.
     あと,五式戦車の砲塔が巨大なの88mm砲の搭載を予定していたためという話も
    聞いた事があるのですが,実際はそのような予定は無かったんですか?.
    U

  7. BUNさん、P-kunさんは88式と書いておられます。

    四式戦車の砲は、五式戦車の砲から自動装填機を取り外したものです。五式戦車の方が砲塔が大きいのは、自動装填機を取り付けた場合それくらいのスペースが必要だったのだと……ひょっとしたら、ぼくがここに来る前にやってしまった話しかもしれませんが、おさらいとして。
    試製七糎半対戦車砲は、同系の砲を四式中型装軌貨車に搭載したものです。ロシアンPak搭載のII号戦車改マルダIIIに似た外見です。


  8. 八八式と書いてあったのか・・・どうも失礼致しました。
    しかし、五式の主砲は八八式高射砲の改造砲ではないでしょう?
    戦車の主砲について突っ込んだ話は合宿の国本大砲講座で質問してください。きっと興味深い話が聞けます。
    BUN

  9.  帝国陸軍が75mmクラスの対戦車砲の導入に消極的だったのは、47mmでもなんとかなりそうだったのと、75mmクラス
    は非常に重いため(1500kg程度になるでしょう)、人力で移動させるという従来の速射砲的運用法が行えなくなるた
    めではないでしょうか。でも、ソ連軍のケースのように、榴弾砲が対戦車砲兼用(徹甲弾がふんだんに供給されてい
    れば)ならばそれに越したことはないのでは? 
    sharman

  10. 最大のネックは陸戦兵器に対しての予算の圧迫でしょう。陸軍の対戦車砲や戦車への予算配分は絶望的に少なく、完全に生産が停止することはありませんが、ほぼゼロに近い状態も一時期出来しています。また、旧来の野戦砲各種が対戦車戦闘においてどれだけ有効なのか、との実験データは既に18年末頃には完成していたようで、タ弾の使用等で新装備の不足分をカバーする構想であったようです。
    BUN

  11. やはり貧乏神には敵いませんね。帝国陸軍は野砲と高射砲には徹甲弾を支給していなかったんでしたか? 榴弾すら事欠く状況なのに何をかいわんや、という気もしますけれど。
    sharman

  12. レーダーからカレーまで無いものは無い日本軍ですが(笑)、高射砲用の徹甲弾もまた、在ったけれども支給されていないのが実情です。日本の野戦高射砲は100m近辺まで敵戦車を誘い込んだ後に対空用の榴弾で対抗する予定であったようです。加えて、不足していたのは榴弾よりも徹甲弾の方ではないかとも思われます。本土決戦用の部隊に配備された九〇式野砲搭載の各種の戦車は100%徹甲弾を装備して対戦車戦闘に専念する方針が定められていたようですが、実際に終戦時の在庫状況では半数程度が榴弾であり、戦車用の徹甲弾の生産がはかどっていない様子が見て取れます。
    BUN

  13. >47oまでで〜
     一応、試製機動五七mm砲ってのが試作されてます。貫通力は90式野砲並くらいあるようなんだけど、重量も90式機動野砲と同じくらいある。

    >47スケールアップした方が〜
     既成の砲を流用した方が図面、生産設備を用意する時に時間短縮に有利だと思います。

    >3 88式75mm高射砲改造の4式戦車砲
     これ、多分「丸」の記事辺りが出所ですよね。これって間違いだと思うけどな〜。BUNさんもほのめかしておられますが、四式、五式中戦車が積んでたのは四式七五mm高射砲を基にした五式戦車砲です。

    >4 試製七糎半対戦車砲
     個人的には、あえて速射砲と名付けられていない点が気になる。やはり車載専用って意味合いが含まれてるいるのでしょうか?

     砲兵用の三八式野砲から十五榴まで、直接照準で対戦車戦闘させてますからね。火力不足の悲しいところ。でも、それをキチンとこなしてしまう辺りがすごい。
    tomo

  14.  本土部隊の高射砲部隊では、来るべき本土決戦に備えて徹甲弾が定数の20〜
    30%程度支給される予定であった、と記憶しますが。やっぱ、足りなかったん
    でしょうか(高射戦史あたりに載ってたかな、忘年会続きで裏がとれない)?
    tackow

  15. >P-kun様。試製十糎戦車砲は試製砲戦車ホリに搭載する目的で開発されたもののようです。十加よりも、さらに高初速化したもののようで、これはたしかに凄い。弾量16キロを初速916メートル/秒で発射するテストをしている。これならスターリンもいける。
    四式/五式戦車、一部三式戦車、試製七糎半対戦車砲に積まれた、四式高射砲ベースの75ミリ砲の方は、弾量6.615キロ、初速860メートル/秒といったところです。独軍の75ミリL/48とL/70の中間くらいの値ですね。


  16. >tomo様。「試製七糎半対戦車」という名の自走砲なのです。当初から大重量を予想されたため、はなっから自走砲として開発されています。II型になって、揺架以上が五式戦車砲と同じものに変えられています。


  17. おっと、1行目「〜対戦車砲」でした。


  18. さらに追加します。
    試製機動五十七粍対戦車砲は18年6月末をもって研究中止とされ、代って開発が決定されたのが、試製十糎対戦車砲です。これも自走砲で、砲本体は基本的には十糎戦車砲と同じものと思われます。車台は四式戦車のものを使う予定だったようですが、発動機のみ完成したのみ。性能的には射距離1000メートルで200ミリ貫通を目標にされています。スターリンあたりが仮想敵だったのは間違い無さそうです。


  19. >16 あ、ナト車が試製七糎半対戦車自走砲で、その積んでいる砲が試製七糎半対戦車砲って訳じゃなかったのですね。ありがとうございます。
    tomo

  20. ↑「ナト」は車台の名称のようです。



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