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764 輸出用兵器には必ずと言っていいほど「ブラックボックス」なるものがついていますが、一体どういった構造(システム)になっているのでしょうか?
ブラックボックス自体の管理、保守、交換等どういった運用がなされているのでしょうか?

ガンヘッド

  1. 国外に輸出ないしはライセンス生産される兵器で、国防上の理由により中身を開示できない部分が一般的にブラックボックスと呼ばれています。航空機のFCS、エンジンなど最新かつ高度な技術を用いた機器、プログラムの類が多く該当します。例えば、自衛隊のP3C哨戒機に装備されている各国潜水艦の音に関するデータ・メモリーなど。
    このブラックボックスに関してはライセンス生産の対象とはならず、輸出国から直接その完成品を輸入しなくてはなりません。そして、輸入国等が勝手に中身を開けて修理することも許されません。そのため故障した場合の対応としては、交換用のものを事前に買っておくか輸出国に送って修理してもらう、あるいは、その国から技術者が来て修理してもらうといった方式が取られるようです。
    アリエフ

  2. 「中身を開けてはいけないというのは」、専用工具がないと開けられない、もしくは無理に開けると自壊するというものなのでしょうか?
    それとも、輸入国側の良識に依存する(笑)のでしょうか?

    事故による行方不明(紛失)と偽って無断でバラす事はできないのかな。
    ガンヘッド

  3. ブラックボックスというのは一般に文学的表現で、特定の機構を指す言葉ではありません。
    BUN

  4. >ガンヘッド氏
    すべてがそうじゃないけど、専用工具がないとあかないのもあるです。電子機器とかは。
    後偽って云々は不可能じゃないけど、すごいカネカカルヨ。無くしたって金取られるんだから。ぺなるちーで洒落になんない額を(笑)

    ついでに言うと、このブラックボックスもエライ厄介なシロモノで、ブラックボックスが関わる修理には、情報アクセス料がドえらい掛かります。
    例えば原因不明の故障が起こったと仮定 (マニュアルでは見つけらんないって意味) した場合、まず向こうの技術者がやってくるわけですが、その原因がブ
    ラックボックスであると確定した場合、その時点で規定外情報アクセス料金が発生しやがります。(情報の国外流出ってコトで)
    ブラックボックス内故障を排除するにもどこどこの回路がナンボ、空けてナンボ、閉めてナンボと、洒落にならない契約外の金額が大発生。その額を今ここ
    で公開すると、国産不要論の人の顔が青ざめるコトでせう(苦笑)
    sorya


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