JAM[名詞].雑踏,混雑,ぎゅう詰め;[動詞]押し潰す,塞ぐ,(電波で)妨害する;(機械などを)動かなくする, という意味からの派生で、何らかの機械的故障で銃が作動しなくなる事を指します。自動拳銃はスライドないしボルトが前後往復して装填＝発射サイクルを繰り返すのですが、スライドにゴミが挟まって止まったり(不完全閉鎖)、排莢口が薬莢を噛み込んでしまったり(ストーブパイプ)、あるいはマガジンから薬室に入る途中で弾が引っかかってしまったり(突っ込み)、といった現象全体を「ジャム」と呼びます。泥や砂塵の侵入、清掃不良で火薬カスが溜まって銃が汚れていたり、薬莢や弾頭の形が歪んでいたり、火薬量が多すぎたり少なすぎたりするとジャムりやすくなります。
ささき

JAM〔名詞〕…………………・。
何等かの故障で（内部に紙が詰まって）複写機・プリンターが作動しなくなる事を指します。複写機・プリンターはコロ・ローラー類だけで給紙、狭い隙間を紙を搬送し、曲げ、作像し、加熱し、排出するサイクルを繰り返すので、ローラーにごみが溜まって紙がひっかかったり、ガイド爪類の角度が悪くてローラーにを噛み込んでしまったり、あるいは給紙カセットから紙が機械本体の中に入らない、といった現象全体を「ジャム」と呼びます。紙の取り扱い不良で静電気をおびさせてしまったり、紙の切り口から出る粉（紙粉）やインク（トナー）が機械内部に溜まって、ローラーや爪が汚れたり、紙が丸まっていたり、厚すぎたり、薄すぎたりするとジャムりやすくなります。

自動拳銃と違う所は複写機が連続コピーモードの時は引き金を引きっぱなしの機関銃状態なのでジャム検出センサーを機械内部に張り巡らして、ジャムるとただちに機械を停止させ、ついでに紙のジャム位置を表示するようになっている所です。さもないと続けて入ってくる紙で機械内部が紙でぐしゃぐしゃになってしまいます。重機関砲とも言うべき大型枚葉印刷機では強制給排紙といってチェーンやベルトで駆動するクランプで紙を挟んで搬送してジャムを防止しています。


SHI

＞強制排紙
航空機関砲には油圧や圧搾空気の再装填装置が付いている場合がありますね。外部動力のチェーンガンやバルカンもこの類でしょうか。面白いのはロシアの機関砲で、火薬カートリッジを使って不発弾を強制発火させジャムを解決しています。薬莢側面から穴をぶち空けて装薬に直接引火させるという、いかにもロシア的？なメカなのだそうです。
ささき

今一つ思い付いた！弾倉への給弾が不揃いだとジャムが起きやすくなるため、弾倉をヘルメットに２、３回叩き付け弾を揃えてから装着するのがベテラン兵士のＴＩＰＳなのだそうです。「プライベート・ライアン」のオマハビーチ上陸シーン、ＢＡＲ射手が弾倉をヘルメットに叩き付けてから装着していたシーンには感動しました(^^;)
ささき