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863 「ディスカバリーチャンネル」によると絹製の防弾チョッキなるものがあるそうです。最大の売りはケプラー製に比べ値段が半分ですむ事。38口径までは耐えられて、タイ警察が正式採用したとの事です。シルク製品なので保温性と通気性は抜群ぽく良さげに見えるのですが、実際のところはどうなのでしょうか。「先行者」を見てしまったのでアジア製品に不信感を持ってしまうのですが。
k-mine

  1.  情報ソースをよく知らないので何ですが、ホンマかいな?というのが正直な感想(笑)。

     余談ですが、Gun誌1993年3月号で、ジャック氏が、北海道のアマチュア発明家が作って特許まで取ったという防弾ベストをテストしたことがあります。構造は、手漉き和紙5〜6枚にステンレス網とステンレス板(厚さ不明)、シリコン樹脂板、木綿生地等をコンニャク糊で貼り合わせたものだそうです。で、肝心の防弾効果はと言うと、5ヤード(約4.6m)から9mmX19〜.22LRまで19弾種撃ち込んで全部貫通、ナイフさえ防げない見かけ倒しの代物でした(;^_^A
    ブラック・タロン

  2. 怪しげな代物ですね。まさか本当に絹だけとも思えませんし、厚さもわかりませんのでなんとも言えないでしょうが、ほとんどしに装束のような気も…。そう言えば、昔『忍玉乱太郎』(なんちゅうソースじゃ!)で、半纏に水をたっぷり染み込ませて防弾幕にするというのがありました。チョッキのように着るのではなく、戸口に垂らしてましたが、ソースがソースだけに絹のチョッキより怪しげです。低速・大口径の球形弾が相手で、布地が丈夫で且つ垂らしてあるのなら大丈夫かなと思いたくなりますが、試してみる気にはなりません。以上、ゴミレスでした。
    小石川

  3.  ↑史実らしいっす。火縄銃はまず間違いなく滑腔銃身なので、弾丸の「貫通力」というのは速度に依存しております(表現まずいか?)。
     従って水を含んだ布なんかを戸口に立てかけて置きますと、ちょうどバットでそれを殴ったみたいに速度を殺されて仕舞うわけですね。
     あと、アレはなんだかんだ言っても結局装薬量があんまり多くないわけで。
    居眠り将軍

  4.  >3
     これはオススメできます。書き忘れ〜。
    居眠り将軍

  5. >2
     いくら何でも木綿生地+綿+水で鉛弾を防ぐってのは・・・(;^_^A 味噌玉・紙玉(室内射撃用の火縄銃用の弾)なら多少は防げるか?(笑)まぁ子供マンガなんてそんなもんでしょう。
     ちなみに、火縄銃用の防弾材として高い効果があるのは竹垣だそうです。

     与太。ドラマ等で、腹に電話帳を入れて防弾材代わりにするのを見たことがありますが、Gun誌等の実射レポートを見ている人でそんなことをやるバカはいないと信じます(笑)。
    ブラック・タロン

  6.  うあ、先越された(;^_^A

    >3
    『防弾』とまではいかなくとも、弾の威力を削ぐくらいの効果はあるってことですか(勉強)>半纏等を濡らして吊す
    ブラック・タロン

  7. 似たようなモノがアメリカで開発ちう。っていうかやるの?もう4年も時間経って
    るけど、いまだに開発成功したって聞かないぞ。
    ただし、アメリカの場合は蚕のシルクではなくて「黒後家蜘蛛」の糸。
    まさに「Bullet-Proof silk of the Black-widow」って奴やね。

    あ。当然バイオテック的に現在品種改良されとるもしくは大腸菌に遺伝子をブチ込
    ん製作させようとしとるようですが。

    一応ケブラーを代表とするアラミド系繊維よりも2倍から4倍強い単位断面積あた
    りの引っ張り強度及びヤング率を誇るそうな。

    ただし、蜘蛛の糸の場合に関して言えば乾燥してしまうと滅茶苦茶強度が落ちるも
    んで、その辺のフォローが問題になってるかもしれん。

    確か5年くらい前の話。上記のは。

    んで、実際問題どうなんだろうシルク。基本はたんぱく質だとうから熱には弱いよ
    うな気がする。実在したとしても。
    sorya

  8. かなり前になるけど「世界不思議発見」でも紹介してました
    普通の奴よりも安上がりなんだとか豪語してましたが
    詳しい性能とかは全然判らなかったけど
    一応デモンストレーションで弾丸打ち込んでいたような・・・

    SUDO

  9. ちなみにこれが中国が誇る人型ロボット「先行者」
    ご存知無い方は御覧あれ。
    ttp://www.peopledaily.co.jp/j/2000/11/29/jp20001129_44763.html
    名無し三等兵

  10.  ええとですね、「工芸品」という番組(ディスカバリーチャンネルをご存じない方はなんじゃこりゃなタイトルですが)で「絹」についてやっていたんです。絹の歴史とかなんとか。で、タイの絹製品の話になって「こんなんあります」みたいな形で紹介されてました。カメラの前でデモンストレーションをして、実際に38口径を撃ち込んでいました。感じとしてはサープラスショップにあるフェイクの防弾チョッキ風。紺色のベストの中に数センチの厚さに束ねられたシルクが入っていました。見事弾丸を止めていました(ディスカバリーチャンネルに限ってはヤラセはないと信じたい)。
     番組によると中世モンゴル兵も絹を束ねて鎧に使っていたそうです。
    k-mine

  11. 弾丸は止めれるけど、かなりめり込むような防弾ベストはいやですね(笑)。
    やっぱりタイは暑いからそこの所切実なのかも?
    ガンヘッド

  12. たまたま再放送を見られましたので。それによると98年、タイの工科大学の博士が軍と警察の求めに応じて作ったそうです。タイ北部で作られる絹糸を様々な方向から織り上げ、25層に重ね合わせて作るとの事。11口径から38口径まで耐弾性能を持ち、映像では確かに貫通はしていませんでした。
     及びお詫びと訂正です。「モンゴルでは鎧として使っていた」は間違いです。正しくは「兵士の下着として使われていた」です。絹は衝撃に強く、衛生的であり、矢を防ぐ意味で使われた、との事です。時代は漢代の物が残されています。完全な勘違いでした。お詫びして訂正します。
    k-mine

  13. ↑それは三次元織ですな。現在主流のバスケット織というのは、実を言えば(言わなくても)穴があきやすいのです。糸が切れなくても織り目が広がってしまう。それを解決するのが三次元織だったり。ただし、あれはあれで現在いろいろ問題抱えてるけどね(sorya)
    sorya


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