QQCCMMVVGGTT
875 フリント・ロック式の拳銃は単発だと記憶しているのですが、連発式もあるのでしょうか?
さる小説を読んでいて、〜そして彼は立て続け(連射)に銃を撃った。(※その小説の時代は帆船と馬車時代でしたので、16世紀から19世紀だと思います)
と記述があったもので気になってしまいました。手許にある資料だと多銃身なら可能らしき事は書いてあったのですが、それでも2発が限度のような気もします。
タートル

  1.  フリント・ロック〜パーカッション・ロック時代の連発拳銃(シリンダー式リボルバー登場前)のアイデアとして、以下のようなものがあります。

    *ダックス・フット・ピストル
     複数の銃身を扇状に並べた連発拳銃。外観がアヒルの足のように見えることからこう呼ばれる。フリント・ロック式で4連銃身のものが多い。18世紀後半に、艦船の将校の自衛用武器(水兵等が反乱を起こしたときの対抗策)として考案されたと言われる。
     似たようなアイデアのものとして『ハーモニカ・ピストル』(複数の銃身を水平に並べてハーモニカのようにずらしながら撃つ連発拳銃)がある。

    *ペッパー・ボックス
     複数の銃身(4〜8本程度)を円筒状に並べ、一発ごとに手で回しながら撃つ連発拳銃。使い方が胡椒擂り器を思わせることからこう呼ばれる。パーカッション・ロックが主流。手動連発式ではあるが、ある意味リボルバーに通じる形式と言えなくもないか。19世紀に製造された。
    ブラック・タロン

  2. やはり…ぱっと頭に浮かぶようなカタチでは連発はムリですよね。納得しました。ありがとうございます。
    タートル


Back