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911  旧陸軍の38式歩兵銃は、外国でも人気があり、大量に輸出されたというのは、
本当ですか。私の聞いたところでは、英国陸軍やロシア陸軍でも、制式採用され
たそうなのですが、本当なのでしょうか。私にその話をした友人が、嘘と本当を
織り交ぜて巧みに話を作る名人なので、信用しかねています。どうか、よろしく
お願いします。
山家

  1.  英軍・露軍の話しは知りませんが、ソ・フィン戦争の際にフィンランドに大量に輸出されたというのはきいたことがあります。
    居眠り将軍

  2. 英でいえば第一次大戦時、キッチナーが300万人も志願兵を集めてしまった時
    38式を購入しています。訓練用に使われたそうですけど・・・
    購入数?・・・
    アホウドリ

  3. 手がかり→http://www.epsnet.co.jp/~f4u/ansq/4/D2000250.html
    人気の秘密→http://www.epsnet.co.jp/~f4u/ansq/4/D2000243.html

    うーむ…いいかげんな回答だ(爆)

    ごるぴゐ

  4.  38式歩兵銃の輸出と関係あるかどうかは判然としませんが、1916年にロシアで開発されたフェデロフM1916自動小銃(口径6.5mm、全長99cm、重量4.4kg、装弾数25発)は、38式歩兵銃の弾である6.5mmX50SR弾を使用するものでした。帝政ロシア軍とソ連軍に数千挺が納入されたそうです。
    ブラック・タロン

  5. 補足、下記のHPの解説では、−−−
    (WWII後)韓国軍では、米軍30−06弾用に、中共軍ではモーゼル7.92mm用に改造使用していた様です。
    (基の口径6.5mmをだよ!!)

     http://www.probertencyclopaedia.com/F1.HTM#38TH_YEAR
      で、”38TH YEAR”のところ。
    *同時期、陸自も99式を米軍30−06弾用に改造したハチャメチャな物を使用してました。
    軌跡の発動機?誉

  6.  いろいろとご親切な回答をありがとうございます。5の回答で紹介して下さっ
    たHPにも、早速伺ってみました。ただ、私の勘違いで無ければ、韓国軍が採用
    したのは99式小銃(元の38式歩兵銃の口径を7・7mmに改正し、更にマイナ
    ーチェンジを加えた小銃だったと思います[記憶で書いているので、違っていた
    らもうしわけありません])では無かったか、とHPの文章を読んで思ったので
    すが、私の勘違いでしょうか。口径の点からも、そう思えるのですが。
     特に私が気になっているのは、ロシア陸軍の制式採用の件です。過去ログで、
    日露戦争で38式歩兵銃が捕獲されたことが発端となり、世界初の自動小銃の口
    径が、6・5mmになったと書いてあったのがあったと思うのですが、私の聞い
    た話では、ロシア陸軍が制式採用していた各種の小銃を比較検討した末、38式
    歩兵銃の使用弾薬の口径が、自動小銃に一番向く(自動小銃は、大量に弾薬が必要
    になる等の理由と覚えています)ということで決まったと覚えています。
     どうか、重ね重ねの不躾な質問ですが、どうかよろしくお願いします。
     

    山家

  7. 制式採用年からもわかるように、日露戦争ではまだ三八式は登場してないです。
    日露戦争では現役・予備役が三○式、後備役はまだ村田銃だったかと。
    ロシア陸軍が三八式を採用するのは、第一次大戦中のことでしょう。

    まなかじ

  8. >6&7
     日露戦争当時の日本陸軍は、歩兵・工兵が30年式歩兵銃(38式歩兵銃の原型)、騎兵が30年式騎銃(30年式の短縮型)で統一されていました。ただし、後備部隊の歩兵は22年式村田連発銃を装備し、本来30年式歩兵銃か騎銃を持つべき輜重兵(輸送部隊)は18年式村田歩兵銃を持たされていました。
     38式歩兵銃の採用後、30年式歩兵銃は民間商社に払い下げられて中国等に輸出されました。

     38式歩兵銃が制式化されたのは1906年、本格的な実戦投入は1918年のシベリア出兵からとのことです。これを見る限り、ロシアのフェデロフM1916小銃と38式歩兵銃は時期的には符合しませんが、フェデロフ小銃が使用する6.5mm弾は38式実包(1912年に開発された38式歩兵銃用の尖頭弾薬。その前の30年式6.5mm実包は卵形弾薬)だったそうです。
     まぁ、日本軍の6.5mmX50SR弾が、自動小銃用に適した短小弾薬(当時としては)であったことは確かでしょう。日本軍ではこの点はあまり注目されなかったようですが・・・(とは言っても自動小銃の試作はしている)

     余談ですが5の後半。戦後、自衛隊がM1ライフル等の補充用として採用した99式小銃(改)は、7.7mmX58弾を使用する同銃を.30-06に改造したものでした。改造といっても薬室を広げた程度のため、銃身内径に対して.30-06の弾頭径は小さすぎ、また銃自体が戦争末期の粗製品だったことも重なって、満足な性能は発揮できなかったようです。
    ブラック・タロン

  9. >8 ロシアの歩兵銃弾は強力なパワー、長くテーパーのかかった薬莢、おまけにリム付きという自動火器に不向きな要素を兼ね備えた 7.62x54R でしたからね。
    ささき

  10.  たびたびの親切な回答をありがとうございます。
     世界初の自動小銃は、38式歩兵銃の銃弾が、そのまま流用可能だったのです
    か。ということは、いっそ、それを日本陸軍がそのまま自動小銃として採用して
    いたら(実際は、いろいろ無理があるので、妄想の世界に過ぎませんが)、太平洋
    戦争で、陸軍は歩兵火力の不足に少しは悩まずにすんだかもしれませんね。
    山家


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