QQCCMMVVGGTT
930  既にどなたか書き込まれていたら、すいません
 どこに書き込むべきか、分からないので、ここに書き込みます。ベトナム戦争
のとき、日本製の兵器が使用されたそうですが、当時は、日本は兵器の輸出が禁
止されていなかったのでしょうか。それとも、太平洋戦争の際に、ベトナム等に
残されていた日本軍の兵器が使用されたということでしょうか。自分で調べた限
り、後者だと思うのですが、具体的な資料が見当たりません。
 どうか、よろしくお願いします。
山家

  1. うろ覚えなのですが、ベトコンが日本軍の残した38式や99式歩兵銃を使っていたという話を聞いたことがあります。
    また米軍に関して「日本製」という話ではボルトアクションのスナイパー・ライフルの絶対数が足りず、沖縄のスポーツショップで狩猟用のライフルとスコープを購入し使用したという話を聞いたことがあります。ライフルはレミントン M700 でしたが、もしかするとスコープは日本製かもしれません。
    ささき

  2.  同じ『ベトナム戦争』でも、戦後の対フランス独立戦争(インドシナ戦争)では、旧日本軍の残置武器をかき集め、不足分は地下工場で密造して使っていたようです。そうしたものの一部は、後のアメリカとの戦争でも使われたことでしょう。

     ちなみに、日本からの武器輸出ですが、まったくやっていないわけではありません。
     高知にあるミロク製作所(http://www.miroku-gun.com/ 注:英語)は、ベルギーのFN社と提携してブローニング・ブランドの各種狩猟用・競技用ショットガンを販売、世界的に知られる会社です。1960年代には、アメリカ向けにリバティーと呼ばれる.38口径リボルバーも製造していました。
     ミロク製作所と並ぶ国内猟銃メーカーである新SKB工業も、昔イサカM37(下方排莢と軽量がウリのリピーティング・ショットガン)を製造していたそうです。
     64式小銃や89式小銃の製造元として知られる豊和工業が、1960年代に米アーマライト社のライセンスを得てAR-18/AR-180を製造・輸出していたのは有名な話です(輸出されたAR-180の一部が英IRAに流れたのがきっかけとなって中止)。また、豊和工業は米ウェザビー社のライフルの製造も担当しました。

     明確な武器ではありませんが、ハッコー商事など、アメリカ向けに銃器用スコープ・サイト等を輸出している日本の光学機器メーカーもあります。
    ブラック・タロン

  3. マール社の『武器』には、92式歩兵砲がベトナムで使われている(いた)という記述があります。それ以上深く書かれていないので情報としては信頼性が低いですが、やはり終戦時に日本軍が残していったのではないでしょうか。砲弾をどうしていたのかはわかりませんが、軽量で人力搬送可能なあたりがウケたのではと思われます。
    小石川

  4. >2 この日本のメーカーの作った銃又は銃の部品は民間用としてアメリカに輸出され、軍関係者がそれを購入して実戦で使用したということなのでしょうか。
    アリエフ

  5.  どうも、いろいろと親切な回答をしていただき、ありがとうございます。
    考えてみると、韓国軍はベトナムに派兵されていました。派兵部隊に99式小銃
    が、もし装備されていたら、朝鮮戦争に続いて、99式小銃同士の打ち合いがあ
    ったかもしれないのですね。実際には、既に現役兵器からは除外されていた、と
    思うのですが、それを思うと何ともいえない想いがこみあげてきてたまりません
    でした。
    山家


Back