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976 今日、荻野真「拳銃神」を買ってきて読んでみたのですが、それによると日本の警察のニューナンブM60はS$Wチーフのコピーで、小型軽量化を優先させたために命中精度は最悪、38SPLラウンドノーズ弾なので威力不足な上に人体を貫通してしまい、跳弾による周囲への危険性が高く、おまけに装弾数はたったの5発、警察用としては最悪の拳銃だとありました。ニューナンブM60へのガンマニアの客観的な評価とはどのようなものなのでしょうか。
NX

  1. 銃自体の性能についてのコメントは偉大なる先輩方に解説していただくとして(笑)今までの日本の警察で使用する拳銃としてはそんなもので十分だったと考えています。アメリカ等と違って治安もよく、実際威嚇レベルの射撃ができればそれでよかったからではないでしょうか?どうせめったに使う事もないし。すごい制約もあるし(^^;
    ただ、これから先に日本の治安が悪くなってくるとすると、この性能では不安が残るかもしれないですが・・
    YAS

  2. うーん日本警察の拳銃は、所詮「飾り物」なので、性能はどうでもいいということなのでしょうか・・・
    NX

  3. まあ、ここに書かれた欠点は、めったに使わない拳銃は軽量し疲労軽減、ラウンドノーズ弾は犯人に与える傷が比較的少ないので人道的であり、
    跳弾することにより威力を減衰させた弾で犯人を倒す芸当も可能、犯人に拳銃を奪われても5発しか弾がないので被害を限定できる、とまあ、なんとでも言いようはあります。
    (さすがに跳弾で倒すのはツライいいわけですが、跳弾する可能性はホローポイントでも大して変わらんとは思います)
    昔はアメリカでもリボルバーで十分対応できたわけですし、現在のアメリカの様な重武装の犯罪者が少ない現状では別に問題ないとは思います。

    と言うより、部外者の使用はまず考えられない銃なので、他の銃との使用感の違いなんかがわからない「謎の銃」であることは確かです。
    まぐまぐマグロ

  4. しかし、飾り物としての性能という意味でなら小型軽量というのはそれなりのアドバンテージはあると思います。ただ持ち歩くだけの拳銃(絶対使わないわけではないが・・)が重いのはナンセンスです。
    YAS

  5. >S$Wチーフのコピーで、
    「S&W」ですね。

    >小型軽量化を優先させたために命中精度は最悪、
    もとのチーフも命中精度の悪さでは定評があります。2インチ銃身で精度を云々したって仕方ありません。

    >38SPLラウンドノーズ弾なので威力不足な上に人体を貫通してしまい、
    重武装したり麻薬でヘロヘロな凶悪犯を警官が射殺すれば喝采を受ける何処かの国と、威嚇射撃だけでも新聞ネタにされる日本の事情をごちゃ混ぜにしていないでしょうか。

    >おまけに装弾数はたったの5発、
    5発で足りなくて困ったという事例がそれほど多くあるのでしょうか。

    ただ日本の犯罪事情もM60制定当初とは大きく変わり、トカレフ拳銃の流入や麻薬の蔓延など悪い意味で某国に近づきつつあり、5連発リボルバーでは力不足になっている感は否めません。
    しかし本当は警官に多弾数オートで重武装させるより、拳銃なぞ携帯させずとも済む安全な社会を作るのが本筋だと思うのですけどね。
    ささき

  6. 私はその本や著者の事は全く知りませんが−−−
    1.ニューナンブに関しては 過去のAnsQ 634にて、少し触れてますので見てください。
    2.NX氏(本当はその本ね!)の指摘する事項は確かに、1つ1つ当たらずととも遠からずでしょうが、
    それらが全てクリアされていたら、日本はK察官全員に、コンバットシューティングやFBIなみの
    シューティングスタイルでもやらせる気? という解釈になりますよ! 米国とは市民生活中の銃環境や
      事件に於ける銃の係わり度合いが全く違いますからね。 ささき氏に賛成!!

    私見
    ニューナンブの評判とかは、本件質問及び 専門誌?ガンフリーク?等にあまり良くは言われてませんよね!
    かといって、まともに性能、その他のレポートを見た事も有りません。

    *しかし 見方を変えて見ますと−−−
    大雑把ですが、日本のK察官の総人員数は22〜23万人だそうで、1説には、この約半数がニューナンブを
    支給−装備していると言われています。(残りは、S&Wやオートマチック?)
    そうすると、約10万丁以上が1960年(昭和35年)正式採用以来 約4O年間製造−使用されているわけで、
    評判の様な、「それほど低性能、低品質、もろS&Wコピー」な品物なのでしょうか?
    良くない(そんなにひどい)物でしたら、いくらでも輸入、或いは、自衛隊P220 9mm拳銃の様な
    ライセンス国産をする(させる!)方向になってておかしくないですよね。 仮に短所、欠点が有ったとしても、
    40年間でそれなりの改良、改善され、案外まともな、しっかりした銃になっているのではないでしょうか!!
     (ちなみに、かの38式歩兵銃でさえ、製造期間は 1907年〜1944年の37年間です。)
     (K察庁は数年前より、軽量目的でS&WのチーフズM37を輸入する様になりました。)
     以上 勝手な私見、長文 失礼しました。!!
    軌跡の発動機?誉

  7. >6.に補足、注意
    ・日本のK察官の総人員数は22〜23万人<−−−数年前のK察白書よりデーター引用。
    ・私見、40年間製造−使用しているから案外良いんでは?! の件。 
     この屁理屈は、極東某国次A隊の 62式機銃、64式小銃、60式自走106mm無反動砲も
    ”案外まともな、しっかりした物” と言う事になりますからね!! ワッハッハッ!!
    〜?誉

  8.  警察用拳銃としてのニューナンブM60の性能は、とりあえず可も不可もないレベルというのが私見です。今の日本の治安情勢下では、という但し書き付きで。
     輸出や市販が行われない以上、ニューナンブM60を海外の同クラスの製品と比較評価するというのは無理でしょうな。
     ちなみに現場の声としては、軽すぎて当たらないS&W M37よりはニューナンブM60の方がよく当たるとの評価があるようです。
     なお、ニューナンブM60は、採用以降何度かマイナーチェンジ(エジェクター・ロッドの形状等)が加えられているようです。

    > FBIなみのシューティングスタイルでもやらせる気?
     とりあえず、日本警察では、これまで採ってきた『片手射撃』を基本とする射撃姿勢を『両手射撃』基本に改めたようです。

     余談。こないだの岐阜の産婦人科医射殺事件に使われた拳銃はマカロフだそうです。一頃トカレフ(中国製54式)がヤ○ザ屋さんの拳銃の代名詞みたいに言われてましたが、時代は変わったんかいなぁ・・・(違)
    ブラック・タロン

  9. 私も、日本の現状から見て、可もなく不可もない
    拳銃と思っています。
    欧州でも、重武装過激派ゲリラが出現する前は、
    32ACPが主流だったそうですし、
    日本では自動拳銃でさえ5発装填で運用してきた
    そうですからね。
    もっとも最近では、暴力団担当等の刑事には、フル
    装填の自動拳銃が装備されたり、ブラックタロン
    さんが言われるように、ある程度、実戦的な射撃
    訓練をするようになってきてるそうですが。

    ただ、M60で気になるのは80年頃以前生産のものには、
    材質に問題があるものがあり、銃身が破裂した
    ことがあることです。
    その後の生産分は材質の改善を行い、実包も
    ライトロード化したそうですが、以前の
    ロッドは回収したのか気になります。

    ところでニューナンブM60はまだ生産されているの
    でしょうか、警視庁では、S&WM37に変更が進んで
    いるようですが。

    旧制服時代の警官の装備は4キロもあったそうで、
    あまり撃つ機会の拳銃が重すぎるというのも
    現場の警官には実用的でないようですね。
    M37もそのあたりにメリットがあったようです。
    軽すぎて当たらないという話もあったそうですが、
    大型ラバーグリップを付けて対処しているそうです。

    日本の現状だったら一般警官はニューナンブ程度、
    対銃器犯罪用に、各県警ごとにミニSATを1個作る
    位が実用的ではないでしょうか。

    SAW

  10. 撃つ機会の少ない
    ですね。

    SAW

  11. 私も、日本の現状から見て、可もなく不可もない
    拳銃と思っています。
    欧州でも、重武装過激派ゲリラが出現する前は、
    32ACPが主流だったそうですし、
    日本では自動拳銃でさえ5発装填で運用してきた
    そうですからね。
    もっとも最近では、暴力団担当等の刑事には、フル
    装填の自動拳銃が装備されたり、ブラックタロン
    さんが言われるように、ある程度、実戦的な射撃
    訓練をするようになってきてるそうですが。

    ただ、M60で気になるのは80年頃以前生産のものには、
    材質に問題があるものがあり、銃身が破裂した
    ことがあることです。
    その後の生産分は材質の改善を行い、実包も
    ライトロード化したそうですが、以前の
    ロッドは回収したのか気になります。

    ところでニューナンブM60はまだ生産されているの
    でしょうか、警視庁では、S&WM37に変更が進んで
    いるようですが。

    旧制服時代の警官の装備は4キロもあったそうで、
    あまり撃つ機会の拳銃が重すぎるというのも
    現場の警官には実用的でないようですね。
    M37もそのあたりにメリットがあったようです。
    軽すぎて当たらないという話もあったそうですが、
    大型ラバーグリップを付けて対処しているそうです。

    日本の現状だったら一般警官はニューナンブ程度、
    対銃器犯罪用に、各県警ごとにミニSATを1個作る
    位が実用的ではないでしょうか。

    SAW

  12.  個人的にはあれでいいと思いますよ。
     命中精度ってったって、日本の警察官が使用する距離っていうのは大抵10m前後くらいだと思います(初めから銃撃戦を企んでいなければ、ですけど)。その程度なら少々命中精度が悪くても、よほどでなければはずれないと思います。

     ゴミ:TV版「踊る大捜査線」の最終話ちかくで、青島刑事は人のいっぱいいるフーゾク店で威嚇射撃もナシにニューナンブをぶっ放すという暴挙にでました。ドラマとはいえ見ていて驚きました。
    居眠り将軍

  13. 全然質問への回答で無くて申し訳ないですが、精度に関しては逃げる車のタイヤをパンクさせたりしてますから、全然駄目ということは無いと思います。
    威力等の不評に関してはむしろ日本の治安が悪くなって行った場合、現場が必要な時に然るべき性能の武器が導入されるかどうか、という事でしょう。私は、現在としては最適ではないかと思います。
    kabukou

  14. 米国警察がリボルバーを多用していたころに、GUN誌に載っていた数字では、警官の1回あたりの発砲数は、2・2か2・7発、平均対戦距離は数メートルだったように記憶しています。

    最近の米国では、警官が多弾数オートで不審者1人に、何十発も撃ちこんで射殺して問題になったそうです。
    警官は相手が銃を出そうとした思ったそうですが、射殺された人が手に持っていたのは本人の財布だったそうです。

    ある町ではSWATが、麻薬犯アジトの捜索中に容疑者の父親である老人を射殺。
    SWATは、老人がナイフで抵抗しようとしたと主張したそうですが、肝心のナイフは現場から見つからずに、SWATの発砲正当性は裁判所から認められなかったそうです。
    現在、その町にはSWATは存在しない(つまり解散してしまった。)そうです。

    この事件を紹介した米国TV番組に登場した心理学者は、「過剰な装備は、心理的に
    警官の過剰な攻撃心を煽る危険がある。」と解説していました。
    高度な装備には、テクニック及びメンタルの両面に対して高度な訓練がないと、単なる凶器になる危険があるということでしょう。

    そういう私も、上のカキコでは暴発してダブルタップになってしまいました。
    すいません。

    SAW

  15. とりあえず、しばらくはニュ−ナンブを使い続けるんじゃないでしょうか。日本の警察にアメリカのように多弾数オ−トを持たせても使いこなせるとは思いませんが…。
    げるぐぐ

  16. 公安関係の友人から聞いたところでは,ニューナンブはへぼが撃つと隣のターゲットに当たるそうです。
    ってゆーことは・・・憶測でものを言うのはやめておきます。

    となりの大トロ

  17. >16
    ダブルアクションで撃った場合の話じゃないでしょうか?一発ごとにハンマー起こして撃つシングル・アクションなら、私がチーフを撃っても 25ft(15m) 先の的は外しませんけど(的のどこかに入る程度ですけどね)。

    もとの設問に戻って…
    >ニューナンブM60へのガンマニアの客観的な評価
    「ごく普通の 38spl 口径 2 インチ銃身 5 連発リボルバー」でしょうね。グリップ形状やスイングアウトラッチが工夫されているとか、ハンマースプリングがコイルなので耐久性に優れるとか枝葉末節はありますけど。
    闇ルートの銃火器に溢れるアメリカの大都会が舞台であれば、この手の銃は公安用としての価値をほぼ失っていると言えます。5連発と6連発の違いだとか、HP弾とRN弾の違いなんてあんまり意味がありません。15連発オートを何挺も抱えた麻薬密売人相手にリボルバーのシングルアクション片手射撃で立ち向かうなんて自殺するようなものです。
    ですが、日本で警ら任務に付く警官が携帯する拳銃としては適当な性能と言えるのではないでしょうか。理由は上で皆さんが述べられている通りです。
    小さく軽くそれなりの威力という事であれば 380ACP 級の自動拳銃(ワルサー PPK とか)も悪くない選択ですが、ただでさえ実弾訓練の少ない日本の警官には操作の単純なリボルバーの方が向いていると思います。
    ささき

  18. ↑間違い、50ft(15m) です。射撃場の 25ft(8.2m) は手が届きそうな距離に感じます。75ft(22m) だと的の中心さえ見えにくく、何処に当たってるのかも定かではありません。
    ささき


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