ちなみに、自分の知っているスペックは、下記の通りです。
　砲身重量：約4,700kg
　弾頭重量：27kg
　初　速　：880−910m/s
　最大射程：22.4-23.6km
　最大射高：15.2-16.2km/85度

スペック的に近似している様に見える12.8cm Flak40 （砲腔全長7.49ｍ・約
59口径）と比較して、公称値の50口径では少々砲身が短い様な気がするし、
また、砲架の形式や総重量、発射速度などの値が判らないのも、何だか物足
りない感じがするので、問い合わせた次第です。


mikey

試製一式十二糎七高角砲は単装砲架ですが、俯仰速度、旋回速度が高く（１８度／秒）発射速度は１３／分とのことです。二十年七月に内令兵第三一号で兵器に採用され五式十二糎七高角砲と呼称されています。
ＢＵＮ

　連装砲塔の場合で、一基あたり４８．１ｔという数字がありますね。
tackow

　「日本海軍史」だと、
一式12,7cm単装高角砲　弾丸重量27kg、初速890m/s、射撃速度13発/分、俯仰角85〜8度、俯仰速度18度/分、動力は電動油圧、弾薬包重量48,1kg、最大射程22700m、最大射高16000m、高所設営のため単装。（連装にして重くなると運搬が大変）
　「高角砲と防空艦」だと、
５式12,7cm高角砲　弾丸重量27kg、初速890m/s、射撃速度14発/分、最大射高15800m、全備重量20t（単装）となっています。

　写真や図面はまだ見つかってなかったんじゃないかったかな。
　少し前のログ(1023)でも話題になってましたが、これって５０口径だったんですか。よろしければ、出典を教えていただけませんか。
tomo

回答の程、ありがとうございます。
試製一式十二糎七高角砲については、既に(272) で話題になってましたね。
一応チェックしたつもりでしたが、見落としていました。
申し訳ありません。

４＞出典は、「Naval Weapons of World War II」です。
より正確には、「Naval〜 」では一式のことを、
　12.7cm (5in)/50 Type 1 (1941)
と表記しているそうですが、この「/50 」から公称50口径と判断した次第です。

ちなみに、「Naval〜 」を自分が所有している訳ではありません。
＃探してはいるのですが、なかなか見つかりません(^^;

以前、「Naval〜 」を所有されている方に、各国の５吋級高射砲のデータを問
い合わせした事があり、その回答の中に一式のデータも在って、その存在を知
ったのですが、
その時聞き損ねていた項目が、最近気になりだして、調べていたところです。

ところで、(1023)はどの様にして確認したら良いのでしょうか？
mikey

教えて頂いたデータをより詳細に述べると、下記の様になります。

　12.7cm (5in)/50 Type 1 (1941)
　Bore 127mm
　Weight incl BM 4665kg
　Rifling 36 grooves, Uniform 1 in 28
　Weight projectile 27kg
　Propellant charge 9.8kg
　Weight round 48.1kg
　Muzzle velocity 880-910m/s
　Working pressure 2800kg/cm^2
　Max range 22,400-23,600m
　Ceiling 15,200-16,200m/85degrees
　
　Data from ”Naval Weapons of World War II”
mikey

＞５　いや、現段階では無理です。過去ログの更新を待ってください。私の場合、一式に興味があったので、テキストにコピー＆ペーストして保存していたんですよ。場合によってはメールで送っても良いですが、どうしますか？

＞６　おぉ、こんなデータが残ってたんですね。英語圏の人が集められたデータということは、戦略爆撃調査団の報告書かなんかにあったんですかね。ありがとうございます。
tomo

ここでの議論のごとく、データの出所を記載していただけると、私の
ような「一般人」には、非常に役立ちます。皆さんありがとうございます。
バウアー中尉

７＞　あっ、待てば良いのか。単純なことを見落としてました。
お気遣いの程、申し訳ありません。
元々、４・５年も放置していた疑問です。
過去ログが更新されるまで待てると思います、....多分(^^;。
万が一、禁断症状が出た時には、お願いするかもしれません。
その際には、宜しくお願いします。
mikey

>7,9
Ans.Qはサーバダウン等で紛失したデータ以外の過去ログは全て確認できるようになっていると思います。
内容からして1023というのは艦船関係の1023ですよね？
それでしたら「２．艦船関係」で「他ページを選択できます」のボックスから移動すれば参照できます。
現在1100を越えたところですから1023だと5ページ前（１ページ15項目なので）にあります。

PT

おお、本当だ。こんな機能があったんですか。ＰＴさんありがとうございます。
mikeyさん、すいません。よかったですね。

tomo

PTさん、ありがとうございます。
(９)で書かれている、「89式/98式/一式」の「弾頭と装薬の重量比」の比較など、興味かったです。

え〜、余計なことかもしれませんが、上記一式のDataとの対比用に、88式、89式、98式のDataも転記しておきます。
何かの参考になれば、幸いです。

　Japan 10cm (3.9in)/50 Type88 (1928)
　Bore 　　　　　　：100mm
　Weight incl BM 　：2830kg
　Length oa　　　　：5300mm
　Length bore　　　：5000mm
　Length chamber 　：625mm
　Volume chamber 　：8dm^3
　Length rifling 　：4295mm
　Grooves　　　　　：(32) 1.25mm deep x 5.565mm
　Lands　　　　　　：4.252mm
　Twist　　　　　　：Uniform 1 in 28
　Weight projectile：13kg
　Propellant charge：4.13kg 30 DC
　Muzzle velocity　：885-895m/s
　Working pressure ：2820kg/cm^2
　Approx life　　　：400-700 EFC
　Max range　　　　：16,200m
　Ceiling　　　　　：11,200m/90degrees


　Japan 10cm (3.9in)/65 Type98 (1938)
　Bore 　　　　　　：100mm
　Weight incl BM 　：3053kg
　Length oa　　　　：6730mm
　Length bore　　　：6500mm
　Length chamber 　：750mm
　Volume chamber 　：10.5cm^3
　Length rifling 　：5631mm
　Grooves　　　　　：(32) 1.25mm deep x 5.565mm
　Lands　　　　　　：4.252mm
　Twist　　　　　　：Uniform 1 in 28
　Weight projectile：13kg
　Propellant charge：6kg
　Muzzle velocity　：1010m/s
　Working pressure ：3050kg/cm^2
　Approx life　　　：350-400 EFC
　Max range　　　　：19,500m
　Ceiling　　　　　：13,000m/90degrees


　12.7cm (5in)/40 Type88, Type89 (1928, 1929)
　Bore 　　　　　　：127mm
　Weight incl BM 　：3100kg
　Length oa　　　　：5284mm
　Length bore　　　：5080mm (Type88, 5096)
　Length chamber 　：534.4mm
　Volume chamber 　：9dm^3
　Length rifling 　：4450.1mm
　Grooves　　　　　：(36) 1.52mm deep x 6.63
　Lands　　　　　　：4.45mm
　Twist　　　　　　：Uniform 1 in 28
　Weight projectile：23kg
　Propellant charge：3.98kg 21 DC
　Muzzle velocity　：720-725m/s
　Working pressure ：2500-2530kg/cm^2
　Approx life　　　：800-1500 EFC
　Max range　　　　：14,700m
　Ceiling　　　　　：9,440m/90degrees

　Data from ”Naval Weapons of World War II”

mikey