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米軍のショットガンについてお願いします。 1、 米軍は、第二次大戦、朝鮮、ベトナムとショットガンを装備した兵士がいたようですが、現在もショットガン装備の兵士はいるのでしょうか? 2、 米軍以外でショットガンが使われている(警備部隊を除く)という話を聞きませんが、何か使わない理由があるのでしょうか?もしくは、なぜ米軍はショットガンを使っていた(いる)のでしょうか? 3、 第二次大戦中、日本軍はショットガンを使っている米兵を見つけると真っ先に狙ったと聞きましたが、どのような理由なのでしょうか? Sparrow |
2. 第一次大戦でダムダム弾(人体に当たると変形し肉を千切り取って飛散させる)が使われ、むごたらしい傷痍の戦傷者が多数出たことを反省し、軍用弾にはメタルジャケット(人体に当たっても変形せず貫通する)以外を使ってはならないという条約が締結されています(ハーグ条約だったと思います)。
米軍が対日戦やベトナム戦にショットガンを持ち込んでいたのは、いわば「公然の秘密」ですね。
3. その話は寡聞にして知りませんが、至近距離におけるショットガンの制圧能力を警戒したものではないでしょうか。夜間の銃剣突撃をお家芸とする日本軍にとって、ショットガンは厄介な相手だった筈です。
ささき
居眠り将軍
ささき様も言っておられるように基地の警備要員(MPとか海兵隊員かな)は
ショットガンを装備して居る様です、横須賀の公開で警備に立っている兵隊さ
んはベレッタにショットガンの組み合わせが多かったように記憶しています。
ooi
続く第2次大戦でも米軍はショットガンを多用しました。警備用の他、機銃手がスキート(クレー射撃)で腕前を上げるのにも使われたそうです。ジャングルでの接近戦にショットガンが有効なことは、対日戦やベトナム戦争で証明されることになります。種類はイサカ、レミントン、ウィンチェスター、サベージと多種多様でしたが、口径はすべて12Ga.に統一されていました。
現在米軍が使用しているショットガンとしては、レミントンM870Pシリーズがあります。リピーティング・ショットガンの代名詞とも言えるM870シリーズは、軍だけでなく警察用としても幅広く使用されています。
レミントン以外ではイサカM37が人気の高いモデルでした。ショットガンとしては珍しい下方排莢(装填口が排莢口を兼ねる)を採用し、また、軽合金を一切使わずに重量3kg未満という軽量さが受けて、軍や警察で広く使用されました。
ちなみに、日本の海上自衛隊の護衛艦にもショットガンが積まれています。聞いた話では豊和工業製の2連発のオートだそうです。用途は警備用かと思いますが、対サメ用という噂(笑)も聞きます。
ブラック・タロン
http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/12-gauge.htm
2.それと、回答がまずい方向に向いている。
軍用として使用してはいけない弾は、フォローポイント弾 或いは、鉛露出の弾であって、
銃として、ショットガン(散弾銃)&弾形状として、ショットシェル(散弾)を、直接禁止はしていません。
要するに、スチール散弾(鋼球)や、銅コーティングされた散弾なら使用OKなわけで、
WWI、II NAM戦 時、 極力その様な弾を使用しています。
(極力:表向きであって やはり、普通のもろ鉛弾を、見て見ぬふりで使用の感もあり)
とりあえず、レミントン社のHPにて、スチール散弾(鋼球)や、亜鉛又は、銅コーティングの散弾を紹介しますが、
これらは軍用と言うより、近年の鉛公害対策品として民生用販売されているショットシェルですのでご了解ください。
(参考まで)
http://www.remington.com/Ammo/pages/shotshell/nitrostlhv.htm
http://www.remington.com/2001/am_phvmt.htm
軌跡の発動機?誉
ささき
誉さんと同趣旨のお話をされていました。
米軍以外の軍がショットガンを多用しないの
はイメージの問題ではないでしょうか。
SAW
有鶏頭のポンプアクション。
どうもMSDFに米軍供与のやつが残ってる
らしいですね。
MSDFには、米軍供与の銃が結構残ってる
らしくて、M1ガ−ランドが退役する数年前
までは、コンバットごっこが可能な部隊が
あったようです。
その他にASDFにはバードストライク防止用
に上下二連の散弾銃が装備されています。
SAW
この点に関しては彼我の考え方は同じだったんですね。
コチッチ
記憶モードですが、映画「西部戦線異常なし」で、若い兵士が銃剣の刃に刻みを入れているのを見て、古参兵が「そんなことをすると捕虜になったときに殺されるぞ」みたいなことを言っていたと思います。
それといっしょなんじゃないですか?
つまり、その銃剣で刺された、ショットガンで撃たれた戦友を思う怒りと恐怖からではないかと。
それから、どの戦場でもそうですが、火炎放射器を装備した兵士も真っ先に狙われたそうです。
とくに、WWIIロシアでは両軍とも火炎放射器装備の兵士は捕虜にせず、その場で殺したそうです。
(かなり記憶モード。たしかパウル・カレル「バルバロッサ作戦」旧版)
Jabo
今後とも、よろしくお願いいたします。
Sparrow