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初歩的な質問ですみません。 第一時大戦でドイツ軍が使った「パリ砲」は何口径砲でしょうか? Take |
人見 忍
”パリ砲” 英語では、”Paris Gun”
これって、過去ログのAnsQ武器装備.607 & 旧AnsQデーターベースの武器装備.218 で
それなりの回答がされていますので、見てみましょう!
さて、貴重な写真はここ。 写真をクリックすると拡大出来るよ。!!
http://www.secretsofwar.com/html/super_guns.html
軌跡の発動機?誉
でも、AnsQ武器装備.607では砲身長34mとなっていますね?
はて?
人見 忍
で、前者二つでは砲身長34mとなってます。後者については「口径21cm 砲身長 全長171口径」って意味不明な表現になってます。
で、ここでもやってました。間違い発見。<(_ _)> こいつはその性格上、製造数=実戦配備数だと思うのですが、「兵器と戦術の世界史」に「ラオン付近の森林中に3門を準備し」って書いてありました。
みさごさん、今更ですが、本っ当にすいません。m(_ _)m
tomo
21cm砲だと思ったのですが。どっかのサイトでは元々21cm砲だったのが、砲がもろくて2・3日撃っただけで23cm砲になってしまい、使用不能になったという話が載っていましたが・・・
すみません。サイト探してきます。
Take
http://www.hkr.ne.jp/~igyou/mai/foreign/pari/pari.htm
Take
二分割の砲身内筒のうち、ライフリングを切ってある単一口径の部分と、その先にある滑腔のテーパー付の部分と。
23センチ砲弾を21センチに絞って発射するんではないかと。
砲身命数はわずか60発だったとか。
で、口径長は砲口径で測るのでしょうか、砲弾径で測るのでしょうか?
ゲルリヒ砲の口径長って、いくつでしょう??
まなかじ
時折ライフリングを切削加工しながら発射していたのではないでしょうか?
Navy
1.仕様
口径:21cm(若干発射後、削肉拡大により24cm、後に26cm。)
砲身長:36m−−>L=171口径 (前方の6mは施綫せず)
腔綫数:64本 転度4度
弾量:120kg (弾帯は2本)
装薬量:195kg或いは、240kg(口径26cm時) 薬室長は2m
最大腔圧:6700kg/cm2
初速:1500m/s (火薬不安定の為1600m/sの場合もあり)
最大射角:55度=発射角
最大射程:120km
最大射高:40000m (放物弾道最高点)
弾丸経過時間: 3分
2.解説
設計は1916年開始、試作品製作完了1918年。早々その年の3月23日に第1弾をパリに向け発射。
砲身は、45口径の38cm海軍砲の廃品を利用し、内管を挿入、最初は21cmとし、21発発射後、
24cmに削り直し、最後に26cm迄拡削した。 その理由は、腔圧著大なる為の焼蝕による。
製作数3門。 総発射弾数303発と言われている。(3月23日〜8月09日迄の期間)
内183発がパリ市内へ着弾、120発が市外へ着弾。 死者256名 負傷者620名と伝えられるが、
実質被害より精神的脅威を感じ、パリ市外へ逃避した者は、50万人に及んだと言われている。
砲身過長の為、支柱で支持せるも、発射時には、砲口は1mも振動し静止時間は1分を要した。
それ故、初速の不安定とも重なり、射程方向の偏差は大きく2000m、左右方向偏差800mにもなり、
正確な着弾は望み得なかった。
別名 ”ベルタ砲”と呼ばれる所以は、クルップ社主の愛娘”ベルタ”の名前より付けられたと言われている。
以上、昭和18年発行 某兵器書より要約。 古い資料ですので、今の眼で見ると間違い、解釈ミス有るかも知れません。
軌跡の発動機?誉
Take