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伊185潜が19年2月にラバウルに進出した際に 現地の第8艦隊司令部が試験的に航空機用のH6型なる レーダーを装備させたとの記述を読んだのですが、 このレーダーの性能、また運用実績などを ご存じの方はいませんか? そして一番の疑問。このレーダーそもそもは 航空機用な訳で防水(水防絶縁)等はされて いないはずなんですがどうやって取り付けたのか? 22号電探などは水上艦用が1.3tに対し 水防絶縁を施す潜水艦用は2.1tと相当重くなります 重さから全てを推測するのは危険ですが、相当な苦労が 伴うことだと考えてもいいと思うのです それとも簡単に転用できるものなのでしょうか? 北方不敗 |
BUN
という艦長証言あり)この実験だと最大14000m、平均5〜6000mで航空機を探知したとありますが。
ただこの時にも水防貫通が難しいという艦本からの所見が出てます(結局このため呂四十四潜は
この後電探無しで出撃しています)。
ひょっとしたら伊一八五潜も中々完成しない潜水艦用電探をなんとかするため、現地で実験したのかも
知れませんね(伊五八潜の橋本艦長によれば、対空用電探がまともに動作したのは二十年三月以降)。
大塚好古
航空機用電探を試験的とはいえ潜水艦に装備したことに
個人的に少なからず驚いていたのです
BUN様の回答によればH6はラバウルでは地上用としても
使用されたとのことで、ないよりましといった考えではなく
同地においてある程度の効果を期待された上で装備されたと
考えるのが妥当かもしれません
というのは、伊185潜はH6を装備し意外な好成績を
出したようで(その中身は不明)第8艦隊参謀長が
わざわざ採用を力説する為内地へ飛んだのだそうです。
しかし、もうすぐ潜水艦用の小型電探が開発されるとの
理由で断られたらしいとの後日談も載っているからです
断られた経緯も大塚様の回答からある程度の推測は
成り立つとは思いますが、航空隊から借りて装備した
電探の正体がハッキリしないと何ともいえませんね
仮にH6だったとすれば、H6の装備の難点を艦本が
知ってることになり、首を縦に振るはずもないですね
それこそ13号があるから、と断られるのは
当然かも知れません
最後に書き忘れていましたが疑問の出発点は
「連合艦隊潜水艦 著 木俣滋朗」という本からです
北方不敗
言われたそうですが、当の艦長は呉工廠の担当部員から「短波墻を用いるアレは当分の間装備の
見込みなし」と言われていたので、「無いよりはマシ」な航空機用電探の装備を主張したが、
結局装備できなかった、と言う話ですね。まあ艦本に言わせれば「制式に装備すれば実験時より
確実に性能が低下する」のも採用を認めなかった理由だそうですが。
大塚好古
結局、対空見張り電探をさっさと実用化できなかったから現場が苦労したという事なんでしょうね(;_;)
SUDO
みつけないと答は出そうにありませんね。
いい疑問と思いますし、探してみます
しかし・・泥縄な感じが拭えないなぁ
そこまでしてでも電探が欲しかったということは
読み取れるのですが。
5>苦労どころではなく海に消えたのです・・・
北方不敗
BUN
なかなか苦労するところですが
イメージではなく実態を掴みとっていければと思います
北方不敗