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父の話。「昭和12,3年頃、海軍陸戦隊で大陸の作戦に参加していた。ベルクママンの自動小銃(と父は言う)を持って敵陣へ突撃し、敵の塹壕直前でやられた振りをして左隅へ転がり込み、おもむろに起きあがって自動小銃で猛撃し塹壕内の敵を全滅させ事が1度あった。中国兵はおっさんばかりだった。後で、上官も本当にやられたのだと思ったと言っていた。」と言います。とても勇壮な話で僕の高校生の息子も自衛隊へ入れたくなってきたのですが、それはそれとして疑問です。今日この話を聞くまでベルクマンの機関短銃は上海陸戦隊だけで使っていたものと思っていました。(父はシャン陸を救援に行ったがシャン陸ではない)どの範囲の陸戦隊がベルクマンを装備していたのでしょうか。もしかしたら、第2次大戦が始まってからも使っていたのでしょうか。 gsz |
ベルグマン機関短銃は昭和17年以降の写真では見ることがほとんどないそうです。使用弾薬が海外製(7.62mmX25。7.63mmモーゼル弾)であることや、国産の100式の登場等で次第に使用されなくなったものと推測できます。総装備数についてはデータがありません。
ブラック・タロン
gszさんは、下のAnsQ.1220で紹介しているHPを見ましたでしょうか!
http://www.hx.sakura.ne.jp/~troll/jyukahou/gun_hgsmg.html
べ式と言っても、スイスSIG社製(SIGM1920=独MP18/I)と、
オーストリアステアー社製(M1934=独MP34)の2通りが考えられます。
後者の方は、さらに珍しい物です。 前者は、1920年代 主に海軍陸戦隊、後者は1930年代後半に陸軍によって
極限定量輸入されています。
使用弾は両者とも、7.62mmX25{.30モーゼル(.32と言う場合も有り)}弾でした。
オリジナルとは異なる、日本仕様の特徴としては、前者は着剣装置(金具)を付属している事。
後者M1934のオリジナルは、9mmモーゼル又は、9mmステアー弾使用である事です。
残念ながら確実な輸入数は、両者とも不明です。
又、前者の方は、当時、中国にも輸出されておりますので(中国国内製造品も考えられます。)、
敵味方で対峙した事もあったかも知れませんし、その捕獲品を日本軍が使用した可能性も充分有ります。
軌跡の発動機?誉
(.32と言う場合も有り)の一文削除です。 これが言えるのは .30ルガー弾でした。
〜?誉
こうだったと思う)で自殺した海軍兵士を見たことがある
という戦記を見た覚えがあります。
地名の記憶は幾分あいまいですが、南方だったのはまちがい
なかったはずです。
SAW
原文に『短銃』と書かれているということは、『拳銃』ではないでしょうか?(裏が取れないから検証のしようがないが(;^_^A)
当時の日本軍の将校の拳銃は、官給品(14年式等)以外は事実上自腹でしたから、世界各国の各種拳銃が揃っていたようです。もっとも、『ベルグマン』のブランド名を持つ拳銃が発売されていたかどうかは資料不足でわかりませんが(爆)
ちなみに、SIG M1920および元モデルのMP-18/Iにはセミ・オート機能はありません。
>旧日本軍の『ベ式』
SIG M1920やステアーM1934以外にも、昭和3年にドイツからMP-28/IIを参考購入したと手元の資料にありますね。
ステアーM1934について調べようとしたのだが、手元の資料(床井先生の著書)にMP-34が載ってねえ(爆)。M1934は載ってるんですが、スイスのゾロトン社が1920年代に開発したサブマシンガン(S1-100)を原型にステアー社が生産したサブマシンガンと説明されています。ゾロトン社は元々ドイツのラインメタル社がスイスに設立した会社だそうですが・・・
まぁ、この本は量産品でも収録してない銃があるから別にいいんだけど(笑)
ブラック・タロン
基本設計はドイツで行われ、実際の製造は、最初はスイスにあるラインメタルの子会社・ソロターン社、
その後1938年にオーストリア・ステアー社に製造移行されたサブマシンガンで独軍呼称MP34となりました。
(ベルサイユ条約による規制を逃れる為。SIG=ベルグマンも同様)
どちらかというと、後方部隊や警察用で使用された様です。 実銃写真は、下記のところ!!
http://www.guns-n-babes.com/gun.tpl?id=417
http://www.auctionarms.com/search/displayitem.cfm?ItemNum=1973668
〜?誉
どんどん本題よりずれて行く!!
〜?誉
うろ覚だけど、昔、嵐山美術館にオーストラリアだか
ニュージーランド軍だかが南方で捕獲したものが、
展示されていたような気が。
こちらは、写真がC誌に出てたので、ベ式でも百式
でもないSMGだったのは間違いなし(笑)
ベ式もでてたな。
SAW
SAW
C誌の写真には、別にベルグマン短機関銃とか紹介された
同じく連合軍が帝国海軍から捕獲した銃が出てたんで。
SAW
当時、日本に輸入されていたかどうか、定かではありませんが、2〜3種存在はします。
1.PPKの亜流。 細かいところで(分解方法、安全装置)、相違させています。
http://www.marstar.ca/AssemblyBergman.htm
2.骨董品的ですね!
http://www.securityarms.com/20010315/galleryfiles/1100/1102.htm
http://www.securityarms.com/20010315/galleryfiles/1000/1022.htm
これらのピストルまで、日本の士官が個人的に購入−使用していたとは、現実的では無いですね。
〜?誉
ものだけと認知してます。当初作戦を実行すべき部隊(第一挺身隊だったでしょうか?)の装備が何かの原因で焼失
してしまい急遽第2挺身隊が海軍のベ式を譲り受け出撃したと記憶しております。(輸送船上での試射の写真が
それだったでしょうか?)
ブラックタロンさんがおっしゃるよう
に外国製の銃弾だったことからその後は海軍でもあまり使用されなかったのではないかと思います。
初期の大陸戦線での海軍側での写真(毎日新聞の日本の戦史等)には時々ベ式は見られますが陸軍側での写真
は見たことはないですね。
ゴドノフ
質問を書き込んだのに多忙のため、数日ぶりに見せてもらいました。たくさんのレスをありがとうございます。「軌跡の発動機?誉」様が示されたHPを父と見ました。どのタイプのベルグマンかは「覚えてない」そうです。しかし、コメントが一つあって、「銃剣を付けられるようになっていたかどうかは分からないが、これは拳銃の大きいヤツであって、これに銃剣を着けようというのは実戦での使い方を知らない人の考える事。着剣したサンパチで白兵戦をやった時も安全装置をかけず、目の前の敵を撃っていた。それなのに拳銃に銃剣を付けようとは思わない。」との事です。
gsz
何も日本だけに限った話ではありません。スイス製のスオミM1931(ヒスパノ・スイザMP43/44)、イギリスのランチェスターMkIやステン等は着剣機能を持っていましたし、戦後もイスラエルのUZIが着剣できるようになっていました。まぁライフルに比べれば使い物にならないのは明らかですが。
拳銃に銃剣を付けた例というのはさすがに聞きませんが、刀剣と銃を組み合わせた武器は昔からいろいろ考えられていたようです。
米のアバディーンの兵器博物館には、戦後米軍が旧日本軍から押収したとされる『ソード・ピストル』が展示されているそうです。南部式小型自動拳銃に日本刀風の刀身を繋ぎ合わせた何ともへんちくりんな代物ですが、発明者は不明(南部麒次郎とも)、本当に日本軍で使われたものかどうかも何とも言えません。
ブラック・タロン
まさしく「マシンピストル」あるいは「機関短銃」ということでしょうか。
至近距離で弾幕を張ってなんぼというのが実戦経験者の感想なのでしょうね。
たとえ着剣装置が付いていても「意味が無いから使わない。」
「使わないものは覚えていない」ということになってしまうでしょうね。
マニアとっては重要なことでも戦争している兵隊さんには文字とおり
「意味ない」ですもんね。
SAW