1230 |
454カスール弾の正しい呼び名ってなんなの? あるページでは「454カーサル」と呼んでいたが検索掛けてみると圧倒的にカスールのほうが多い(つーかカーサル1件だけ) あと454カスール弾の詳細を教えて下さい。 ハンブラビ |
1957年にユタ州で開発されたもので、コルトSAA(ピースメーカー)等の弾薬として知られる.45コルト(黒色火薬使用)の薬莢を強化したうえで無煙火薬を詰めこんで初速2倍以上、初期活力4倍以上の弾薬にしたものです。ただし、.45コルト用の銃に間違って装填すると銃が弾けとんで危ないので、現在では薬莢を0.1インチ延長してあるとのこと。
(比較:標準的な弾頭重量、初速、初期活力の順)
.454カスール 16.85g、525m/s、2322J
.44マグナム 15.55g、411m/s、1313J
.38スペシャル 10.24g、261m/s、349J
Schump
スコフィールド
ちなみに、.454カスール弾を使用するリボルバーが登場したのは、弾の開発から30年近く後のこと、1983年にフリーダム・アームズ社が発表した.454カスール・リボルバーが最初です。ほとんどコルトSAAの化け物みたいなシングル・アクション・リボルバーで、シリンダーの装弾数は耐久性に配慮して5発とされました。
以来、しばらくフリーダム・アームズ社の独壇場だったこの分野ですが、90年代に入り、ブラジルのトーラス社からレイジング・ブルが登場、続いて米スターム・ルガー社のスーパー・レッドホーク・シリーズに.454カスール口径のモデルが加わっています。共にフリーダム・アームズのものと違いスイングアウト式のダブル・アクション・リボルバーですが、装弾数はトーラスが5発に対しスターム・ルガーは6発です。
リボルバー弾薬では史上最強と言われる.454カスールですが、それだけに反動は強烈で、決してシューター受けする弾ではないようです。大型獣猟のバックアップ用か、キチ○イ・パワー・アモ好きのガンナッツに最適というべきでしょうか(笑)。
余談:.45ロング・コルト(.45コルト)は現在は無煙火薬になっています。念のため・・・
ブラック・タロン
.454Casullと .44Mag(アモメーカーにもよるが!)の発射薬は、結構同じ物を使用している様です。
”Hodgdon社製 H110” 中燃焼速度の物です。 これを目一杯つめているんでしょうね!
意外にもこの火薬は .30M1カービン弾にも、現在使用されています。
軌跡の発動機?誉