陸軍開発で、その後海軍も採用したようです。
こういうケースは割と多いようです。
吠える狂気

口径 13.2mm(13.2x99弾)ガス圧作動式、もともとはフランスのオチキス(Hotchikiss)製です。「九三式」は海軍の呼称で、陸軍で使われたタイプは「九二式車載機関砲」と呼ばれ九七式装甲車に装備されたようです。陸軍九二式と海軍九三式が「同じもの」だったのか、互換性があったかどうか判然としません。陸軍版の九二式は有名な南部麒次郎によって開発され(ということはホチキスのライセンス生産ではないかも知れない)、生産数は１００挺に満たなかったとする資料もあります。
ささき

オチキスの綴りは Hotchkiss です(^^;)
ささき

ちょっと補足です。
九二式車載機関砲を搭載したのは九二式重装甲車で、車体前方に固定装備しています。
これとは別に、やはりホチキス系で試製九二式十三粍機関砲という野戦用機関砲がありますが、同じものかどうかわかりません。
さいどわ

＞４　フォロー多謝、９２式重装甲車でしたか。海外の資料に９７式と書いてあったのでそのまま引用してしまいました(^^;)
ささき

手元の資料をそのまま書いてしまいました。
申し訳ないっす（−−；
吠える狂気

　えっと、九二式車載十三粍機関砲（陸軍）と九三式（保式）十三粍機銃（海軍）は別物みたいです。前者は国内で開発し、後者はホチキス社製ですね。
　ただ、後者はホ式として陸軍でも準制式兵器として制定されてます。
　しばしば、この両者は混同されているようです。
tomo

質問者のたかおといいます。
ご回答いただきました皆様ありがとうございます。
結論的には、陸海軍ともに同じ機関銃を採用し、陸軍は「ホ式」して方や海軍は「九三式」として名前を
つけたというこでよろしいでしょうか？
陸軍は前の年に同じクラスの九二式機関銃（砲？）を採用しながらまた同じような機関銃を採用したのですね。
使い方が違うから仕方なかったのでしょうが何かもったいない話しだと思いました。

僕のつまらない質問にもお答えいただきまして皆様ありがとうございました。またよろしくおねがいいたします。

たかお

詳しくは光人社の「拳銃・小銃・機関銃入門」（佐山二郎著）を呼んでいただければお解りになるとは思いますが、準制式兵器とは、要するに兵器の性能が制式兵器と同等以上と見なすことが出来るという兵器のことで、制式採用する目的ではないそうです。
tomo

各氏が解説していますので簡単に解説。
海軍・９３式１３ｍｍ機間銃（保式１３ｍｍ機間銃）と
陸軍・９２式１３ｍｍ機間砲（野戦型と車載型）、陸軍・保式１３ｍｍ高射機関砲
の　３アイテムは、
基本形　ホチキスＭ１９３２ 或いは　Ｍ１９２９　１３．２ｍｍ　ＨeavyＭＧのライセンス製造＆一部改良です。

陸軍・保式１３ｍｍ高射機関砲−−−
昭和４年前後の時期に、１３ｍｍクラス高射機関砲として、ホ社ヘ打診、翌年に試作品入手した物です。
それを基に、南部銃製造所で国産化し、発展した物が９２式１３ｍｍ機間砲（野戦型と車載型）と思われます。
（機関部やガスピストン廻りの写真を見れば明らか。）
　　
海軍・９３式１３ｍｍ機間銃−−−
当初、ホ社より輸入していた海軍も昭和９年前後の時期に、後の９６式２５ｍｍ機銃の事をふまえて
ライセンスした様で、国産は横須賀海軍工廠で製造されました。
こんな物まで、陸軍と海軍が別々に国産化交渉（ライセンス）した様なんです。
参考写真
http://www.warships1.com/Weapons/WNFR_13mm_aamg.htm

よって、製造所の違い、当時の日本の兵器製造実態（寸法精度）から考えて、陸・海の部品互換性は無いと考えます。

軌跡の発動機？誉

ｔｏｍｏさま 軌跡の発動機誉さま
ご回答ありがとうございました。

ｔｏｍｏさま御指定の本、購入してみます。
軌跡の発動機誉さま、やっとわかった気がします。昔みた雑誌に載っていた陸軍の高射砲部隊の
写真にも九三式１３ミリ（２連装？）があり、また海軍のボートにのせた同じような機関銃もみた覚え
がありました。（その頃から不思議でした）
やっぱり別々の兵器だったんですね。
今回初めて教えていただいた九二式重機関銃も気になりましたので少しづつ資料をあつめて勉強したい
と思います。
みなさんありがとうございました。




たかお

すいません。本の名前が間違っておりました。正しくは「小銃　拳銃　機関銃入門」です。
tomo