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1409 お久しぶりの質問です
銃身交換式の機関銃でフロントサイトが銃身に付いてる奴(ブレンやM60など)というのは銃身交換の際どのようにして照準規正を行うのでしょうか?
本では替え銃身はあらかじめ照準規正を行っていて云々となっているのですが
具体的にはどうなのでしょう?
1. フロントサイトは可動式である
2. フロントサイトを叩いて曲げる
3. リアサイトを何クリック分という具合に銃身に刻んでいる
等が考えられるのですが
また、MG−34,42のようにフロントサイトがバレルジャケットに付いてる物についてはどうなっているのでしょうか?
HUSH

  1. なぜだか誰も回答しないので、僭越ながら私が(想像交じりで)書き込みます。

    交換銃身は普通、ロック機構が付いていて(付いてるはず)、照星が指定の位置以外で状態でロックされることはありません。
    で、照星は普通のライフルのように調整可能のものが多いです。
    つまり、一度照星を調整しておけば、次に交換したときも大体照準があっている状態になります。
    大体とはいい加減な、と思われるかもしれませんが、
    多少照準が狂っていても、面制圧兵器である機関銃であれば、
    そんなにシビアなものは要求されないと思います。
    極端な話「その辺に弾が飛んでくれりゃあ良い」と言うことで。
    曵光弾を使って、着弾を確認しながら撃つという方法もありますし。と言うことで、私は1〜3の方法をとっている機関銃と言うのは聞いたことがありません。
    まぐまぐマグロ

  2. MG42に関しては、銃左側面の銃身交換レバーをがっこんと引くことでワンタッチで銃身を引き出すことができます。
    バレルジャケットをいじくる必要はありません。
    換え銃身は鉄パイプの後端に固定用の金具をつけたようなもので、これをバレルジャケット内に差込み、銃身交換レバーをばっちんと元に戻せばOK。
    慣れた射手なら10秒ほどで銃身交換を終えます。
    毎分1200発レートの発射速度ですから銃身は完全に消耗品と捉え、戦闘中の銃身交換前提で容易に交換できるように設計してあるんですね。
    まなかじ

  3. 上訂正
    MG42の銃身交換レバーは銃の右側面にあります

    続き

    MG34では外見上の銃身付け根の部分の左側に蝶番があり、そこから折って銃身をジャケットから引っぱり出します
    銃身をはめ込み、蝶番を元に戻して金具を固定すれば銃身交換完了
    こちらも20秒とはかかりませんが、MG42に比べて動きが大きく、戦闘中の交換という点ではやや劣ります

    というか、MG34もMG42もリアサイトもバレルジャケット上にあるような・・・

    BRENの場合、銃身をはめ込んだところでの照準距離は200ヤードとなっています。
    きっちり固定位置まで差し込んで固定すれば、概ね照準は合うようになっています。
    上下左右の固有偏差(固癖)は、機関銃では許容誤差の範囲内に収まるのではないでしょうか。
    連射すれば三脚に据えたとしても銃は反動で「踊る」わけですし、小銃のようにうるさくは規正しないでしょう。
    「替え銃身はあらかじめ照準規正を行っていて」というのはその程度の意味合いだと思います。
    まなかじ

  4. 質問者です
    ご回答ありがとうございます。
    つまりフロントサイトに調整機構が付いている。ということですね。
    で、着弾見ながら修正射するので照準規正もそれほどシビアではないと。

    実際500や2000mでアイアンサイトはそれほど正確に狙えないだろうしその距離になれば風や気温に因る誤差が大きくなるので最初の連射で目標を捕らえるのは現実的とは言えないのでしょうか?

    HUSH

  5. 調整はリアサイト(照門)でするんだと思いますよ
    まなかじ

  6. 私も一言、二言。
    1.戦闘時に機銃の銃身交換するという事は、敵が眼前に居るわけで、しっかりとした”ZEROING”なんか
      やっている場合では有りません。 弾着を見ながら、適時、照準調整します。
      一般に機銃の ”Point Of Inpact(弾着点)”は、縦方向のズレが大きく、水平方向は、
      それほどのズレは生じません。(発射時の反動→跳起角UPが主因。)
      よって縦方向(射距離)調整用エレべーションのツマミで、弾着調整すれば大抵は済みます。
      左右ビィンテージ調整は、不要又は眼検討。
      {WWII時代、米軍以外の国の小火器は、照準器に左右ビィンテージ機能が付属していない物がほとんどです。
      左右ビィンテージ機能が多く備わる米軍小火器が贅沢。よくフロントサイト(ピストルならリアサイト)に見られる、
      蟻溝式の左右ビィンテージは、後方の整備部隊のレベルで、専用工具により実施し、一般兵の取り扱い範囲外です。}

    2.戦闘の休止中にては、距離が既知(200〜300m)の木立 等の目標へ試射して、より正確な”ZEROING”
      を実施する事も有るでしょう。 下記参考。

    3.以前紹介した事が有りますが、米軍 MINIMIの マニュアルより、”フィールドでのZEROING” の項目を
      参考に紹介します。  距離300mでのZEROINGを推薦している様です。

       項目 5-22. FIELD ZEROING のところ。 
      http://www.adtdl.army.mil/cgi-bin/atdl.dll/fm/23-14/fm231_6.htm#REF54h4

    軌跡の発動機?誉

  7. >6.1 眼検討
    誤字でした。  目見当が正。 他にもあったら、ゴメンです。
    〜?誉

  8. ゴミ
    某国J隊の国産機関銃は、数回銃身交換をすると、銃身取り付け部にガタが来てしまい弾着がガタガタになってしまうという噂があるそうです。

    SAW

  9.  ゴミ2。機関銃の照準器について。
     機関銃にもスコープを付けて使用する場合があります(汎用機関銃に三脚架を付けて重機関銃的に使用する時等)。旧日本陸軍の92式重機関銃や96式/99式軽機関銃辺りが知られていますが、現代でもミニミ等にはスコープが用意されています。
     機関銃の場合、スコープ照準といっても遠距離や夜間射撃で金属照準器よりは正確な照準を行うためのものと考えていいでしょう。
    ブラック・タロン


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