QQCCMMVVGGTT
1443 ロシアのAA-11「アーチャー」はヘリコプターでも運用できるといいますが、その際の射程は幾つでなのでしょうか?
また、射程が30キロで変化しないとしたら、地上発射にしたときもかなり有用ではないでしょうか?重量100キロということは、81式短SAMの後継になりませんか?
こおり

  1.  大抵の対空ミサイルは、発射母機の速度やロケットブースターで初速を与えられ、ミサイルのモーターで加速して、モーターの燃焼終了後は惰性で飛行します。発射母機と対象の高度差も考えに入れないと(そして双方の移動方向等も)射程距離というのは出てきません。
     恐らくAA-11のそれは、高高度で適度な速度の母機が自分に向かって高速で接近する敵機を狙った場合の理想的な射程と見るべきではないかと想像します。(一般的なイメージの空中戦では半分ぐらいの射程になることもあるでしょう)
     ヘリ運用ですと初速が相当低く、発射高度も低い(低空では空気抵抗の問題で射程が延びない)ので半分も飛ばすのがやっとではないでしょうか。
     また地上発射ですと、もっと射程は落ちると思います(更に初速が無い上に上昇させないといけない)。長射程を与えるためにはロケットブースター等の補助が必須になるでしょう。そしてその場合は100Kgでは収まらないことになるでしょう。
     また外国から兵器を導入して更に改造するのは結構大変な事ですから、一から自分で作っても良いような気もします(作れるなら)

    SUDO


Back