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1487 こんにちわ。
実はこの間蒲田で偶然モデルガン専門のお店をみかけ、この年で初めて
入ってみたのですが、なぜか出てくるときにKSC社のTMPとガスに
弾を一袋、それに黒いタイプのトカレフTT33の取り寄せ伝票を持って
いました。なぜでしょう…?…じゃなくて!

激烈な衝動買いでしたが、こんなに面白い世界が本当にあるとはしりません
でした。質問の本題は、このひとめぼれしたTMPについて、説明書以上の
事が激しく知りたくなりました。なんでもよいので、このサブ・マシンガンに
まつわるハナシをご教授ください。知ればますます愛着がわいて、大事に
できるかと思います。よろしくお願いいたします!
(今は、肩にかけるタイプのヒモみたいなオプション(なんていえばいいので
しょう?)が一番欲しいアイテムな、今日この頃です。初標的はマンガ週刊誌
の表紙にいるある取締役でしたが、2秒くらいで40発、表紙はもちろん、
70ページくらいまでバラバラになって、大変なおどろきでした。サバゲとかはやらないので、庭とか部屋でポチポチ撃つつもりです)
まるき

  1.  もしかするとほとんど取説に書いてあるかもしれませんが・・・(;^_^A

     ステアーTMPは、オーストリアのステアー・マンリッヒャー社が1992年に発表した新鋭のサブマシンガンです。独H&K社のMP5Kシリーズ等が優位に立つ警察向け小型サブマシンガン市場に切り込むべく開発されたもので、全体的なスタイルもMP5Kを意識したような感じになっています。
     TMPの特徴は、最近のトレンドに乗ってクローズド・ボルトであることと、サブマシンガンとしては珍しくフル・ロッキングの作動機構を備えている点です。サブマシンガンの作動機構はストレート・ブローバックが大多数で、MP5ですら遅延ブローバックでありフル・ロッキングではありません。一方、TMPは大型オート・ピストルのようなショート・リコイル式の作動機構を備えており、軽いボルトでも安全に射撃できるようになっています。
     TMPのショート・リコイル機構は、銃身が後退と同時に回転してボルトとのロッキングを解除するロータリー・バレル方式です。ロータリー・バレル方式は銃身が同軸上で後退するため、ショート・リコイル時に銃口が上に傾くブローニング方式(ティルティング・バレル)に比べて命中精度が低下しないとされています。ボルトは銃身後部を包み込むL型と呼ばれる構造で、全長を短く押さえるのに役立っています。なお、TMPの銃身先端は口径に比べてかなり太くなっていますが、これは内部の真の銃身を確実にショート・リコイルさせるためのバレル・スリーブで、これのおかげでサイレンサー用の低圧サブソニック弾を使っても確実に作動するようになっているのです。スリーブにはネジが切られており、SPP用のエクステンションやサイレンサー等を装着できます。
     また、TMPはハンマーとそれを保持するシアーの構造も他に類を見ないものになっています。TMPのシアーはハンマーとは逆に水平方向に回転する構造になっており、これによりレシーバーの上下幅を少なく抑えることに成功しています(SPPの場合はフル・オートへの改造防止策ともなっている模様)。KSCのガスガンはこのシアーの構造をほぼそっくり真似ているはずなので、見ればすぐにわかるでしょう。
     その他、セレクターやマガジン・キャッチの操作性はセミ・オートマチック・ピストルとほとんど変わらないものとなっています。

     TMPの『肩にかけるタイプのヒモみたいなオプション』は、アイミング・ストラップという携行用のスリング(吊り紐)です。ただし、単なるスリングではなく、肩から襷がけして照準の保持に使うことができます。ただし、現在ではプラスチック製の着脱式ストックが供給されています。

     なお、民間向けにセミ・オートのみとしたSPPも作られましたが、こちらはメイン市場として狙っていたアメリカでこの手のサブマシンガン型ピストル(アサルト・ピストル)に対する規制が強化されたため失速してしまいました。SPPも確かKSCからガスガンが出てたっけ。
    ブラック・タロン


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