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1507 警察が新たに採用するシグ拳銃は9ミリショートを使うそうですが、この拳銃は9ミリパラベラムを使うことは出来るのでしょうか。
こおり

  1. 簡単ながら・・・
    9ミリショート(.380ACP)と言う名が示すように、これの薬莢の長さは、9mmパラベラムより短くなっています。
    よって、9mmショートを使用する拳銃には9mmパラベラムは装填できません。

    また、そもそも作動方式が違うため(普通.380ACP程度の拳銃は単純ブローバックでもOK、
    9mmパラベラムなど威力の強いカートリッジは単純ブローバックでは危険なため
    ショートリコイルなどの作動方式を使用します)
    薬室の形状をいじって無理に9mmパラベラムを装填して発射すると、とんでもないことになるのでお勧めできません。
    まぐまぐマグロ

  2. 9mmパラは9x19、380ACPは9x17です。


  3. では、逆に自衛隊のシグP220拳銃で9ミリショートを使うことは出来るのでしょうか。
    こおり

  4. 自動拳銃は、「代用品」の弾はだめだめと覚えとけば
    ええと思うよ。
    エキストラクターとエジェクターが薬莢の底をくわえて
    くれてセンターが出てれば発火することはあるかも
    知れんけど。
    ところで警察が「新たに」採用するシグってなんやろう。
    警察が「既に」採用してるSIGザウエルP230は、32ACP
    バージョンらしいけど。
    SAW

  5. おっとエジェクターは薬莢の底をかんでる訳じゃ
    なかったな。
    SAW

  6. >3
    エクストラクターにリムが引っ掛かりさえすれば撃てます。
    ただし命中精度は落ちますし、毎回必ず発火するかは疑問です。
    45のガバに9ミリパラを突っ込んで撃っても発火した事がありました。(笑)
    大魔神

  7. シグP230です。SPが既に採用しているのは知っていましたが、制服警官にはまだ支給されていないと思っていたので「新たに」と書いたのですが。
    こおり

  8. おっとエジェクターは薬莢の底をかんでる訳じゃ
    なかったな。
    SAW

  9. なぜか、ダブルチャージ。

    そういえば、ずいぶん昔の別冊GUNに「一応発火します。」
    みたいな組み合わせが載ってませんでしたっけ。
    どこに弾がいくか判らんとか、鉄砲も人もどうなるか判らん
    とかいう事例がかなりあったようですが。

    くりかえすけど自動拳銃じゃ発火しても
    上記みたいになる可能性大だと思うな。
    少なくても作動はせんと思う。
    慣れた人の撃つ火縄銃のほうが戦力になる
    なんてレベルになるかも。

    SPも警察だよ。SPが採用したら警察が採用したという
    ことだと思うけど。
    それから制服警官が携帯してるのを見たという記事がなんかの
    雑誌に載ってたような気がしたな。
    試験的なものだったという話もあるみたいだけど。


    SAW

  10. >9パラの銃に9ショート
    作動方式の違いがあるので、うまく撃発できたとしてもうまく回転しないでしょうね。

    >2の?さん
    フォローありがとうございます。
    まぐまぐマグロ

  11. >1.まぐまぐマグロさんの回答に補足。

    両者の腔圧(ガス圧)が全く違いますので、薬室を改造しても、SIG P230の細身銃身では、
    銃身膨張(最悪、破裂)して危険です。  スライド&フレームの強度も初活力の差から、しかり。

      9mmPara−−−腔圧 2600kg/cm^2   初活力 560 J   
      380ACP−−− 同  1400kg/cm^2   同 260 J

     
    >3.〜10.に補足 −−−−P220拳銃で9ミリショートを使うことは出来るのか?
     *まず、両弾薬の寸法データ―比較。  薬莢長の差の他。
      9mmPara−−−リム径 10.0mm  弾頭径 9.02mm ライフル転度 1-10 in
      380ACP−−− 同  9.5mm   同 9.04mm     同   1-12 in

    ・基本的に、自動式けん銃の場合、弾薬は薬室内奥の段差(ステップ)で保持されますので、
     380ACPを通常の装填方法で操作しても、エクストラクターがリムに引っかかる前に、弾薬は薬室内奥に入り込んで、
     雷管発火は不可能と推測します。

    ・両者のリム径がかなり近いので、エクストラクターがリムに引っかかる様に、一発毎手込めすれば、
     その場で弾薬保持は可能でしようが、中に浮いた様な物ですから、>6.大魔人さんの仰せの様に、
     常に確実な発火は、期待出来ないでしょう。
     又、仮に発火した場合であっても、初活力(反動力)が低すぎ、確実なスライドの後退を保証出来ません。
     (スライドの軽量化をすれば、作動可能)
     且つ、薬莢本体(テーパー部)がしっかり薬室壁内に密着していませんから、薬莢切れの事象も起こりえるでしよう。
     発火さえすれば、ジャムっても、命中精度は度外視で、とりあえず弾は飛んでいきます!(弾頭径差は、無視可能)

    どっちにしても、実験は簡単です!!  その内、機会が有ったら実験してみます。

    *世の中には、スペイン・アストラ M400(軍用呼称 M1921)の様に、
     9mmPara, 9mmSteyr, 9mmBrowningLong, 9mmLargo, 38Superauto の9mm各種弾薬を其のまま使用可能な銃が
     存在しますが、これは、エクストラクターを使った保持のアイディアと、比較的近似寸法の薬莢、近似腔圧、
     つまり、弾薬条件が近い物を選択して、作動を何とか実現させています。
       

    以上の事が、AnsQ.1493 9mm弾多種可能な回転式けん銃メデューサと違い、自動式けん銃の難しいところです。

    まとめ、
    SIG P230で強力な弾を使用したいのでしたら、9mmUlutra(9mmポリス)口径のタイプを購入する事がベストとなります。
    しかしながら、極東某国K察のけん銃所持は、殺傷が目的でなく、自己護身用と言えますので、現行32ACPで、
    宜しいのではないでしようか。

    軌跡の発動機?誉

  12.  設問自体に対する回答はほとんど出ているので余談がてら・・・

     えーと、4と11ですでに書かれてますが、日本警察が装備しているP230は口径.32ACP(7.65mmブローニング)です。警察の要請を受けて手動セフティ(安全装置)を追加したモデルで、主に私服警察官用とされているようです。
     ちなみに、この手動セフティ付きP230は限定数がアメリカ市場で市販されたことがあり、SIGおよびザウェル社では、民間用自動拳銃の安全装置に対する規制が厳しい国向けとしてこのP230特別仕様をプレゼンテーションする意向があるようにも見受けられます。

     警察のSPがP230を装備したという話は聞いたことがありません(試用程度ならあったかもしれないが情報不足)。以前ワルサーPPK(.32ACP)を装備したことがありますが、不具合が発生しニューナンブM60に切り替えたと聞いています。
     警察が○年前に制服を現行型に更新した際、拳銃も制服のデザインに合わせて制服の下に収められるようなものに変更しようとしたらしく、いくつかの候補が検討されたようです。が、結局選ばれたP230は前述の通り私服警察官用となり、一般の制服警察官は.38口径リボルバーのまま現在に至っています(機種がニューナンブからS&W M37に代わりつつあるだけ)。
     今のところ、一般警察官用の拳銃が全くの新規モデルに更新される等といった話は聞きませんし、無理にする必要もないと思われます。
    ブラック・タロン

  13. それと、質問889番(http://www.warbirds.nu/ansq/4/D2000889.html)で日本の警察がSIG P226を採用しているようなことが書かれていますが、本当なのでしょうか。
    こおり


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