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1521 ブローニングM1919系機関銃はベルト給弾ですが、布製ベルトと金属製ベルト(メタル・リンクを含む)のどちらを使用しているのでしょうか?(手持ちの本を見る限り布製ベルトですが)
↓ではM1919A6はリンク・ベルトとなっており気になって質問させていただきました。
ttp://user.icx.net/~jonesgil/TM9-1205/T1205S1.HTM
yuji

  1. Cal.30 の取り扱い説明書 TM9-1205 巻末のスペック表によると、

    M1917A1 布ベルト(Fabric belt)
    M1919A4 布ベルト(Fabric belt)
    M1919A5 布ベルト(Fabric belt)
    M1919A5 リンクまたはベルト(Link and belt)
    Cal.30 M2 リンク(Metallic link belt)

    となっています。

    ささき

  2. 最後の「A5」は「A6」のタイプミス。って、示されてるURLと同じ資料じゃん(^^;)。何の参考にもなりませんでしたね、ごめんなさい。
    ささき

  3. 私の、回答は相異します。
    極初期、或いは限定生産品以外は、M1917&M1919シリーズは全て、”Fabric Belt or Disintegrating Link”
    (布製保弾帯 又は 分解式リンク) つまり両刀使いだと思います。
     
    yujiさん 御紹介のTM9−1205の解説が、現実に追いついていないのではないでしようか!?
    当方所有のTM9−2200 米軍小火器全般解説マニュアル,1949年発行。 他、別の洋書を探っても、
    ↑の表記で表されています。
    もっとも、”M1919A6”は最後のタイプですから、事実上 リンクの方でしか運用されていないでしょう。

    そして大事な事は、M1917&M1919やM2.50HMG の ベルトorリンクよりの抜弾方式は、
    エジェクターを利用した後方引き抜き方式である事です。
    よってフィーディングカバーを開けて、第一弾をの装填時に、薬莢リムとエジェクタの爪を合致させて閉じます。
    さもなければ、コッキング動作として、レバーを2回前後させる必要が有ったはず。 
    この話題は、古参次A官 さんが詳しいでしょうね。

    参考HP−−−
      http://1919a4.com/manuals/linkid.asp

    軌跡の発動機?誉

  4. 自分たちが使っていたM1919A4/A5/A6は、布ベルト及び金属リンク使用とありました。
    実際には金属リンクしか使わなかったし、布ベルトなんて見たことありません。
    はいどーも

  5. >3.訂正   M1917&M1919シリーズは全て〜

    ちょっと暴走しました。 航空機用M2(AN−M2)は、>1.ささきさん 解説の通り、
    ”Fabric Belt” は使用せず、”Disintegrating Link” 専用でした。
    布製は、湿っていたら上空で凍ってしまうからでしょうかね?!

    〜?誉

  6. おお、こんなにレスが!
    布製ベルトとメタル・リンク・ベルトの両方が使用できたのですね。
    皆様回答ありがとうございました。
    yuji

  7. >布製は、湿っていたら上空で凍ってしまうからでしょうかね?!

    それより布製弾帯は撃った後も分離せずそのままなので、機上では邪魔だからです。

    特に吹きさらしの旋回機銃では、射撃後の布製弾帯がパタパタして吹流し状態になってしまいます(笑)。固定機銃であったとしても長いままでは、やはり邪魔になります。第一時大戦では布製弾帯の機関銃を機上で使わざるえなかったので、射撃後の布製弾帯巻き取り装置をつけたのはご存知かと思います。

    金属製弾帯なら分離式に出来るので、空薬莢とともに排出すれば済みます。航空機用M2(AN−M2)が分離式金属弾帯を使うのはそのためでしょう。でも、航空機用と言っても発射速度を上げただけで基本的には同じだと思うので、布製弾帯も使おうとすれ使えるのではないでしょうか。
    通行人

  8. >7.通行人さん の御指摘。

    総論賛成ですが、
    ・航空機銃用ベルトの一般的要求事項は、 軽量や、ご指摘の他に、 高G環境中で、
     バタツキが無い事(少ない事)& 弾薬保持力が強い事です。(高G中、勝手に抜け落ちない事)
     よって、地上用よりも、ベルトの高剛性が必要になります。

    ・また、高発射速度機銃用ベルトとしての一般的要求事項も、フィーディング振動による、
     バタツキが無い事(少ない事)ですので、ベルトの高剛性が必要になります。

    よって、航空機銃用に布製のベルトでは、苦しくなります。
    現代航空機銃では当たり前の、リンクガイドが考案されて来た理由も、この辺でしょう。
    M2(AN−M2)で”Fabric Belt ”を運用するには、「使える、使えない」 というより、「適す、適さない」、
    当然 後者の「適さない」という回答が良いのではないでしようか!

    WWII時代、独軍は、MG34&MG42で非分離式メタルリンクを採用しており、空軍・航空機用小・中口径に於いては、
    分離式、非分離式 両方式を考えている事は面白い事です。

    〜?誉

  9. 航空機銃の給弾についてのご指摘は、全くその通りです。

    >M2(AN−M2)で”Fabric Belt ”を運用するには、「使える、
    >使えない」 というより、「適す、適さない」、当然 後者の
    >「適さない」という回答が良いのではないでしようか!

    「適さない」ということは前の投稿に書いたとおりです。第一次大戦で遭遇した、最初の「適さない」事例が「パタパタ」問題だったようです(笑)。

    M1919シリーズは、補給上の観点から先行モデルのM1917(朝鮮戦争まで共用されていたはず)の布製弾帯を使えるように設計されたものと思われます。だから航空機銃バージョンのM2(AN−M2)でも、地上で作動するだけなら作動するのではないかと。

    私が「使おうとすれ使えるのではないでしょうか」と書いたのは、そういう意味です。ちょっと説明不足でしたね。
    通行人

  10. 米国のM1919(AN−M2) 同好会のHP・ディスカッションより、
      http://www.biggerhammer.net/anm2/wwwboard/

    AN−M2での、布ベルト・フィーデングに関するディスカッションを抜き出してみました。

     http://www.biggerhammer.net/anm2/wwwboard/index.cgi?read=570
     http://www.biggerhammer.net/anm2/wwwboard/index.cgi?read=466
     http://www.biggerhammer.net/anm2/wwwboard/index.cgi?read=449

    皆さん .308NATO弾にコンバートしている事もあるでしようが、なかなか調整が大変そうです。


    〜?誉


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