気化燃料爆弾の爆発は、燃料と大気中の酸素の化学反応（燃焼）によるものです。燃料は、酸素が無いと燃焼できないのです。
また、燃料には、爆発範囲（爆発限界）というものがあります。
これは、一般的に燃料と大気の混合率や、大気中にある燃料の容量％で表されるもので、この範囲内でないと、燃料は爆発しないのです。
例えば、ガソリンの常温常圧での爆発範囲は1.4〜7.6容量％、酸化エチレンは、3〜100容量％です。
ただし、この値は圧力や温度で変化しますので、注意が必要です。

気化燃料爆弾では、この爆発範囲をうまく利用して、燃料をばら撒く爆発では、引火しないように設計してあるのだと考えられます。

余談ですが、FAEでは、爆轟まで持っていかないといけないんで、混合率は、よりシビアな範囲になると推定されます。

参考WebSite：
・燃焼とは
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4801/nensyou.html
・一般的なガス燃料の爆発限界
http://www.watanabe-sanso.co.jp/property/
・気化燃料爆弾について
http://www5.justnet.ne.jp/~weapon/fae.htm
ある

えらい乱暴な話、灯油にタバコの火を落としても引火しない、という状態をご想像ください。
まぐまぐマグロ