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1575 今月の軍事研究に、自衛隊の対ゲリラ用装備として、FN社製の屋内用、短銃身、操作性の高い小型火器を調達とあったのですが、具体的にはどんな物が上げられるのでしょうか?
小銃などには全然疎いので、できればわかりやすく教えてください。
お願いします。
ばりすた

  1. FN社ということであれば小銃ではないのですがP-90しか思い当たらないです。
    >http://www.remtek.com/arms/fn/p90/data/concept.htm

    詳しい説明は・・・過去ログでも幾度かされてはいるのですが、専門の方にお任せします(笑)。
    507

  2. 『軍事研究』誌の記事は提灯が多いと聞くので(あれ、P誌だったか? まぁどこの専門誌の記事も100%鵜呑みにはできないけどね)あまり本気に取るつもりはないですが、自衛隊がP90を装備するつもりなら、それはそれで面白い選択かもしれません。とりあえず本屋に行って見てみないとなぁ・・・

     屋内用で短銃身で操作性のよいFN社の小型火器となると、やはりP90しか思い浮かびません。
     過去ログでも何度か出ていますが、FN P90は元々軍隊の後方部隊の自衛用として開発されたサブマシンガン式の小型火器です。想定戦闘距離を200m以内に絞った上で、防弾ベストやケブラー・ヘルメットを貫通できる小口径高速弾である5.7mmX28弾を使用します。マガジンを銃身と並行に装着する独特なブル・パップ形式を採用して全長50cmとコンパクトに纏められ、装弾数も50発と多いのが特徴です。また、弾頭が硬い割に軽量なため、貫通力だけでなく人体等のソフトターゲットに対する破壊力もかなりあるとされています。
     最近は特殊部隊用の武器として注目されているようで、中東やアジア方面で採用してる軍隊がいくつかあります。
     なお、P90を含むFN社の銃器については、本家FN社のHPをば。

    *FN社公式HP  http://www.fnherstal.com/
    ブラック・タロン

  3. どうも、ご回答ありがとうございます。
    申し訳ありませんが、少々訂正をさせていただきます。
    軍事研究をよくよく読んでみると、導入が「予想される」と書いてありました。
    早とちりでした、すいません。

    でも、このP90という銃は、9ミリ機関拳銃とかぶらないんでしょうか?
    素人的疑問ですが。
    ばりすた

  4. >3
    9ミリ機関拳銃は指揮官の自衛用だったような。あと、PKOで拳銃と言い張って持っていくため(爆)。
    なのでP90とは被らない筈です。
    きっど

  5. ”FN P90”
    短期的に採用する事は有っても、恒久的には、考えられないでしようね。
    5.7mmX28などと言う中途半端な専用弾(ピストル用にも考慮し短くしたい気持ちで、こんな寸法に!)に代表される、
    貫通力一辺倒の弾より、列強各国は対(都市)テロ用には、特殊フランジブル弾が適するのではないかと、鋭意研究中です。
    当然、9mmPara特殊フランジブル弾が主役となるでしょう。
    でも、弾薬特性が著しく変化するので、使用する銃の選択が難しくなってしまう。−−−

    軌跡の発動機?誉

  6. >5 すいません。質問です。特殊フランジブル弾てどのようなものですか?
    ぱお

  7. >5.6.
    ある日の、議論ボードを参考にどうぞ。

     http://www.warbirds.nu/BBS/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=797;id=

    〜?誉

  8. 自衛隊が屋内での対ゲリラ用装備としてSMGを導入する場合、一番有力なのはやはりMP-5(弾も輸入)でしょう。各国での実績や信頼性の面はもあるでしょうが、SATの訓練に陸自も少なからず関与しているという面でもMP-5なら「使い勝手」が分かりますので有利でしょう(整備面でも)。

    大穴として9mm機関けん銃という選択肢もあるのですが(笑)。

    もっとも9mmでは市場に広く出回っている対拳銃弾用防弾チョッキを貫通する事ができませんので威力面で問題あるかもしれません(特殊弾頭使うなら別ですが)。

    私的には銃身長を短くしたカービンタイプの89式小銃(ストックは折り畳み式)が最適かなと思うのですが・・・。
    507

  9. >8
    何度も何度も、質問をしてすみません。
    カービンにするのって簡単なんですか?
    ばりすた

  10. 簡単に言うと銃身を短くするだけなんで難しい事ではないとは思うのですが。
    507

  11. >9.10.
    ライフル弾を短銃身で発射すると、発射薬が燃焼し切れず、銃口外で燃焼する傾向になります。
    その結果、銃口炎と音圧が共に高くなります。 弾道も、多少乱れるかも知れませんね。
    現代のアサルトライフル(特に、.223弾使用小銃)は、ガス圧利用式が主流ですが、短銃身化により、
    ガスポート位置も必然的に前進しますので、作動調整の再設計が必要でしょう。
    かといって、例えば、M16A2とM4カービンの関係にて、作動調整に関しての部品相異が有るかどうかは (実はM4は、1−9inツイスト,heavy buffer−− 等)、私は存じません!?

    〜?誉

  12. >11.ガスポート位置も必然的に前進します〜
    ”前進”て、射手から見て手前に移動という意味です。
    〜?誉

  13. >11
    M4A1や、SG551をみても技術的にそんなに難しいことではないと思うのですが、陸自的には小銃弾では屋内戦闘には向かないと考えているのでしょうか?
    というより、各国の軍隊では屋内戦闘時の装備としてのアサルトライフル(カービン)はどのような評価をされているのでしょう?
    507

  14. >13
     一昔前まで、軍隊では銃身を極端に短縮したアサルト・ライフルはあまり省みられていなかったようです。すでに誉さんが書かれていますが、銃身短縮によって発射炎や発射音が大きくなるため、それらが射手に負担(夜間に発射炎で視界が幻惑される、強烈な発射音で耳を痛める)をかける点が敬遠されていたようです。
     しかし、近年、拳銃弾を阻止可能な軍用防弾ベストが普及するようになると、多少射手に負担がかかるデメリットがあっても防弾ベスト等に対抗可能なライフル弾を使う方がよいという考えに移行したようで、各国で特に特殊部隊向けを中心にサブマシンガン並みに銃身を短縮したアサルト・ライフルが発表・採用されています。警察系の対テロ特殊部隊でも同様な傾向が見られます。これらの超短縮型アサルト・ライフルは『ミニ・アサルト・ライフル』として別に区分されることがあります。
     FN P90やH&K MP7のような特殊高速弾のサブマシンガンがなかなか普及しないのも、弾薬体系等の問題の他に、こうしたミニ・アサルト・ライフルの普及が一因としてあると思わ7ンガンがなかなか普及しないのも、弾薬体系等の問題の他に、こうしたミニ・アサルト・ライフルの普及が一因としてあると思われます。それを考えるとP90はある程度セールスに成功している方と言えます。

     ちなみに、前にもここで書いた記憶がありますが、豊和工業で89式小銃の銃身短縮型が設計されたという話は又聞きながら聞いたことがあります。ただ、今のところこの話の裏は取りようがありません(;^_^A
    ブラック・タロン

  15. >14
    お答え頂きありがとうございました。
    件の試作89式カービン(仮)、採用されるといいなあ〜(笑)。
    507


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