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1648 H&K MC51の分類はサブマシンガンとアサルトカービンのどちらでしょうか?
モーグ

  1. 弾丸の種類から言って、アサルトライフルのショーティータイプでしょう。
    YF−23A

  2. おっと文字化け(^^; e丸→弾丸
    YF−23A

  3.  えーその前に訂正ツッコミを1つ。MC51は厳密にはH&K社の製品ではありません。
     MC51は、アメリカのフレミング・ファイアアームズというメーカーが独H&K社のG3ライフルをベースに製造しているカスタム・カービンです。全長をMP5やHK53並みに縮めて取り回しやすくしていますが、口径はオリジナルそのままの7.62mmX51です。
     製造メーカーであるフレミング社では、MC51を『世界最強のサブマシンガン』というキャッチフレーズで売り出したそうですが、オリジナルのG3ですらフル・オートでは扱いにくいと言われる7.62mm弾をMP5サイズでまともに扱えるはずがなく、あまり実用的な製品とは言えないようです。

     で、本題。本来のサブマシンガンの定義は『拳銃用弾薬をセミ/フル・オートで射撃できる小型の自動式カービン』であり、ライフル弾を使用するものは含まれません。というわけで、MC51は製品名こそサブマシンガンとなっていますが、厳密にはいわゆるアサルト・カービン(あるいはミニ・アサルト・ライフル)に分類されるべきものです。

     この手のアサルト・カービン(あるいはミニ・アサルト・ライフル)は軍隊等において拳銃弾使用のサブマシンガンの後継として使用されることが多いため、メーカー側でもその辺を考慮してか自社製のアサルト・カービンをサブマシンガンと呼称するケースが少なからずあります。つまりサブマシンガンの定義を大雑把(サブマシンガン=短銃身カービン)にしているわけです。
     例えば、MC51の元であるG3を製造しているH&K社。同社のG3シリーズは、口径7.62mmX51のG3を基本とするグループ1、口径5.56mmX45のHK33を基本とするグループ2、口径7.62mmX39(AK系の弾)のHK32を基本とするグループ3の3系統で構成されるウェポン・システムであり、各グループごとにカービン型、サブマシンガン型、機関銃型等の派生モデルが設定されています。
     かのMP5系はグループ1のサブマシンガン型として位置付けられているものですが、これに対してグループ2では、HK33を口径5.56mmX45のままMP5並みのサイズに短縮したHK53がサブマシンガン型として設定されています。つまり、本来サブマシンガンと呼ぶべき拳銃弾仕様はグループ1ですでに作ってしまったので、グループ2ではライフル弾仕様のまま全長を短くして名前だけサブマシンガンにしているわけです。
     なお、グループ3は基本モデルであるHK32自体の販売が振るわなかったため、サブマシンガン型に相当する製品は作られていません。
    ブラック・タロン

  4. アサルトなんとかでなく、サブマシンガンとかマシンピストルとか呼称するのには、「予算獲得」とか「人道的な方々」とかへの配慮があるんでしょうか。
    SAW

  5. ライアット(ライオット?)ショットガンをコンバットショットガンと呼ぶのはそういう配慮でしょうが、この銃については単に高威力の小型銃というセールスポイントをアピールしたいだけではないでしょうか。
    strafe

  6. ”アサルトライフル”の呼称定義の内の1つは、短小ライフル弾を使用する事です。
    ”7.62mmX51 NATO”というフルロード弾を使用する銃は、米国では あえて”バトルライフル”と言っていますね。
    しかるに、本件の”MC51”は、アサルトではなく、バトルカーピンとなるのが屁理屈であります。

    だいたい、元々のG3にしても、常にフルオート(連射)使用としての銃身耐久性は、考慮されていません。
    ヘビーバレルにするでも無く、単に短銃身化しただけの銃に、サブ+マシンガンの呼称は、誇大広告と考えて良いでしょう。
    フルロード弾を短銃身で連射するという事は、”非実用的な銃であろう!”
     と ここの常連さんなら見当つきますよね。

    軌跡の発動機?誉

  7. 取り回しやすい短銃身がほしい→でも大パワーは欲しい→だけどフルオートにすると危なくてやってられないよ→しょうがない、フルオートは緊急用だ。
    って感じですかね、実際は。G3も、フルオートは緊急用で、普段はセミオンリーだとか聞きますもんね。
    まぐまぐマグロ


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