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1652 鉄条網をコイル状に張り巡らすのは
単純にピンと張るのと比べて
どういう効能があるんですか?
勝井

  1. コイル状のもの(蛇腹鉄条網)は、簡単に設置・撤収ができることから応急的な障害などに用いられます。
    単純に張る物(普通の柵のイメージでしょうか?)は、軍事的障害能力が低く通常、障害として用いる場合は屋根形に張っていきます。このため設置に時間がかかりますので周到に用意される防御陣地などに使われます。
    また、鉄条網自体の材質も、単純に張る物は材質が柔かい物が多く、ペンチ等でも切れてしまいますが、コイル状のものはその形態を保つため鋼材(ばね材に近い)が使用されているのでペンチなんかじゃ切断することができません。



    はいどーも

  2. 追加質問
    最近は針金状でなく、金属テープに逆鍵状の出っ張り?が付いている(うまく説明できない)ものもあるそうですが、
    これは針金状のものと比べて防御力などは向上しているのでしょうか?
    まぐまぐマグロ

  3. あれはあまり触りたくない。
    張るのも気を付けないと怪我するからね。
    一般的な物は「刺す」のに対し、あれは「切る」ことをメインに考えていますんで対人能力は高いです。
    アメリカなんかは、ほとんどあのタイプ(ブレード型だったけかな?)になっているようですね。
    はいどーも

  4. >金属テープに逆鍵状の出っ張り?が付いているもの
    それは実は最近ではなく、私とまぐまぐマグロさんが考えている物が同じであればWW1時からあった物だと思います。

    それはドイツ軍によって使われ、威力よりも主に生産性重視故にそうなったのだと思います。(有刺鉄線は巻き付けなければなりませんが、この“レイザーワイヤー”は切るだけでよいのですから。)
    紅葉饅頭

  5.  質問の主旨とずれると思うので黙っておりましたが、カミソリ状のエッジ付テープタイプの鉄条網、セキュリティ用に海外では多用されています。カタログでは一般的なトゲトゲ付の3倍?の効果があるとか。(そう書いてある。)
     通常のフェンスの最上部、断面でY字になる腕の部分に使い、さらにその上にコイル状に乗っけるのが標準のようです。この時フェンスの内側にさらにコイルをおくと完璧だそうで。乗り越えて侵入するのは訓練されたコマンドにも困難とか。(本当かな?とっても痛そうだけれど)
     
    タンジェント

  6. 便乗質問にお答えいただきありがとうございます(勝井さんゴメン)
    >はいどーもさん
    >一般的な物は「刺す」のに対し、あれは「切る」ことをメインに
    それは痛そうです。私も触りたくなくなりました(−−;なんか攻撃的な防御壁ですね。
    アメリカ軍はベトナムの戦訓から、防御壁であっても攻撃性を持たせなければ、
    突破され易いと感じたのかもしれない、とか勝手に想像してしまいます。

    >紅葉饅頭さん
    うーむ、私が見たのは「生産性」というものにはあんまり気を配っていないようなタイプです。
    じつは「こういうの」と言う写真を示したくて検索はかけたんですけど、全然ヒットしませんでした。
    おまけに「レイザーワイヤー」も全然ヒットしない・・・英文HPだと牧畜用有刺鉄線ばっかりだし。
    (なんか有刺鉄線発明者?の博物館HPが引っかかって、それはそれで面白いものでしたが)
    正式名称何なんでしょうかね?>テープ状鉄条網。それがわかれば検索もしやすいんですけどね。

    >タンジェントさん
    >カタログでは一般的なトゲトゲ付の3倍?の効果があるとか
    どこでそういうカタログを手に入れられたのか、ちと羨ましかったりしますが、
    カタログ的には、値段とか書いてあったりしますか?
    紅葉饅頭さんのテープ状→生産性重視の話とも絡んで、ちと興味が湧きましたもので。

    ・・・なんかさらに質問だらけになってしまった(−−ヾ
    まぐまぐマグロ

  7. まぐまぐさんへ
    こっちの言った“レイザーワイヤー”の簡単な解説と絵ならマール社の「武器」という図鑑みたいな本に載ってます。
    紅葉饅頭

  8.  ブレード付テープすなわち BARBED TAPE (因みに鉄条網は BARBED WIRE )は主に「対人用」で、材質(刃物用高級ステンレス)からいっても普通の鉄条網より高価です。残念ながら現在の価格はメーカーに問い合わせないと不明ですが、10年前で普通の鉄条網の二三倍しました。

     なお RAZOR RIBBON, RAZOR WIRE は商標のようです。

     大戦時に使われたものは、現在フラット・タイプと呼ばれ、今の主流は半円またはチューブ状の断面です。ワイヤータイプと称するものも、要するに両刃のカミソリ刃に芯を通して所々にカギ状の刃を突き出させた代物です。ここら辺の説明はとても手におえません。海外のサイトで、” FENCE AND BARBED WIRE ”を探してみてください。人間不信に陥ること請け合いです。

     なおその際、BARBED WIRE は止めたほうが良いです。ラップ・ミュージックにそのテが多いらしく、わけわからなくなります。

    タンジェント

  9. >まぐまぐマグロさん

    いえいえ、お気遣いなく。
    私はこの、回答してくうちにどんどん脇道に逸れて
    色んな議論に発展したり様々な知識が得られる
    Ans.Qという場所が大好きですので、こういうの、大歓迎です。

    まあ本来の質問への回答が全くないうちから脇道に逸れたりしたら
    さすがに苦笑ものですが。
    勝井

  10. >紅葉饅頭さん
    >マール社の「武器」という図鑑みたいな本に載ってます。
    あい、ココの本屋では、まず置いてないので、いずれ暇を見て立ち読みしに行きます(ヲイ

    >タンジェントさん
    >10年前で普通の鉄条網の二三倍しました。
    なるほど・・・3倍の効果分のお値段ですね。
    と言うか値段が3倍だから効果も3倍と謳ってないと、売れなかったりして(そー言う問題かいな)

    教えていただいたキーワードで、ちと検索して見たいと思います。
    >なおその際、BARBED WIRE は止めたほうが良いです。
    ええ、前回の検索で、これを使って検索したおかげで訳のわからん世界にタップリ迷い込んで途方にくれました(−∀−;

    >勝井さん
    あい、どうもです。
    >まあ本来の質問への回答が全くないうちから脇道に逸れたりしたら
    >さすがに苦笑ものですが。
    さすがにこれはいただけないですよね。ええ。
    まぐまぐマグロ


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