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1686 太平洋戦争の日本軍で南方方面でOO隊と言う自転車で行動していた部隊があったと思いますが、あれって目的地についたら自転車どうするんですか?
仮に壊れたらその人は次の行動どうするんですか?
まさか歩くんですか?一人で?多少の事なら器用な者が治してくれる事もあるだろうが舞台は戦場ですからかなりの量が破損されたりしたら、された者達はどうするんですか?

捕虜選択男

  1. >○○隊
    当時は銀輪部隊、と呼ばれていたそうですがこれのことでしょうか?

    追加質問なのですが、戦闘が始まってしまったら自転車はどうしたのでしょうか。

    紅葉饅頭

  2.  マレー半島で作戦した近衛師団(近衛第二師団)が自転車を大量に装備して「銀輪部隊」と喧伝されていたそうですが、これについてはもっと詳しい方にお任せするとしましょう。
     ドイツ軍にオートバイやサイドカーに乗ったオートバイ化歩兵大隊があったのはご存知と思いますが、彼らはワイルドセブンでも仮面ライダーでもありませんので、乗車したまま敵陣に突っ込んだわけではありません。戦闘地域の手前で降車して、そこに駐車しておきます。だいたいこういう歩兵部隊は戦車部隊についてゆくもので、その場を確保する歩兵部隊が追いついてきたら、オートバイのところに戻ってまた前進します。オートバイの見張りはどうしたのか知りませんが、後方にある段列や中隊本部のスタッフがなるべく気をつけて、戦闘要員を減らさないよう努力していたとは思います。想像ですが。
     機材が不足すると、こうした部隊は歩兵に成り下がってしまいます。比較的機材に恵まれたアメリカ陸軍でも、歩兵師団の歩兵はやっぱりノルマンディーからドイツまで基本的に歩かされたと聞きます。貴重な自動車は補給物資を運ぶのに使われるわけです。
     騎兵部隊も同じ問題があって、生き物ですから後方に置いておく人数がかなりのもので、声を立てて位置を知られる心配もあったようです。ドイツ軍の自転車(歩兵)部隊は、こうした騎兵の代わりで、主に歩兵師団の偵察大隊に配属されていました。偵察大隊は、伝統的に騎兵を中心とする部隊です。
    マイソフ

  3. ゴミレス。当時銀輪部隊は現地で徴発した自転車も使って前進したそうですが、やはり磨り減ったりパンクしたりして深刻なタイヤ不足になったそうです。ですが当時ゴムは貴重品だったので確保には苦労したとか。で、仕方なくタイヤなし(!)で使ったそうですが、大量の銀輪がタイヤなしで走行する「騒音」が戦車のキャタピラ音に間違われ、士気の低かった英軍が音に驚いて退却した、というどう考えても嘘にしか聴こえない伝説を聞いたんですが、真実はどうだったんでしょうかね(笑)。
    k-mine

  4. いまでもスイスの山岳部隊ではMTBを制式装備して作戦移動に使用しているところがありませんか?
    Navy

  5. 過去ログの「武器、装備全般」の782に記述があります。
    ガンヘッド507

  6. >4
    マウンテンバイクって書いてください。アルプス山脈を戦車が走っている光景を思い浮かべちゃったじゃないですか(爆)。
    きっど

  7. ゴミレスです。
    岩畔豪雄という人の『シンガポール総攻撃』という本が、もろ銀輪部隊(近衛歩兵第五連隊)の本なので、読むとおもしろいと思います。
    その本には、タイヤがパンクすると、まわりにゴムの木がたくさんあるので、木から生ゴムをとって修理した、って書いてありました。
    しかし、舟でジョホール水道を渡ったあと、置いてきた自転車がどうなったかは、書いてありませんでした。  (失礼しました)
    NS


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